株式会社日本レストランエンタプライズ(にっぽんレストランエンタプライズ、英称:Nippon Restaurant Enterprise Co., Ltd.、略称:NRE)は、東京都に本社を置く、東日本旅客鉄道(JR東日本)の飲食事業子会社である。前身は日本食堂株式会社で、旧国鉄の食堂車の営業を行っていた業者の共同出資により事業統合して発足した企業である。特急列車等の車内販売も手がけていた。国鉄分割民営化に伴い全国一元での運営を続ける意義が薄らいだため、各旅客鉄道会社の営業エリアに沿う形で分社化・資本分離され、本体の日本食堂はJR東日本の営業エリアを受け持つこととなった。現在はJR東日本の新幹線(北陸新幹線はJR西日本管轄区間及び北海道新幹線も乗務)や特急列車での車内販売のほか、首都圏の多くの駅で構内営業権を持つ会社と合弁する形で各駅の駅構内での駅弁の販売や駅そば店(あじさい茶屋・らーめん粋家など)の営業などを手がけている。首都圏では構内営業権を持つ会社の多くがこの形で合弁会社に営業権を譲渡している。現在も営業権を保持している業者は品川駅の常盤軒や横浜駅他の崎陽軒などが残るが、少数派となっている。一部の普通列車グリーン車で車内改札業務を委託されており、JR東日本の本社・支社や関連施設等の社内食堂も担当するほか、NEWDAYSで販売している日配品も製造している。新幹線・特急列車内での車内販売のアナウンスの際にはNippon Restaurant Enterprise Co., Ltd.の略称NREを名乗る。またNREの名称を用いる関連会社も多い。最近では、弁当の取り置きや指定席へのお届けサービス、宴会用の料理と弁当の宅配等も行っている。また学校や公共施設への委託給食サービスも行なっている。2014年10月1日現在※車内販売では、電子マネー「Suica」・「PASMO」・「Kitaca」・「TOICA」・「manaca」・「ICOCA」・「SUGOCA」・「nimoca」・「はやかけん」が使用可能。以下すべてグリーン車のみ(グリーンアテンダントが兼任、電子マネー使用不可)。ここでの「快速」は、特別快速・通勤快速や愛称のついている快速(エアポート成田など)を含む。NREの米国子会社NRE World Bento, Inc(略称NREWB、本社・米国カリフォルニア州)が、米国農務省の認証を受け、米国オーガニック米、ナチュラル食材の調達と弁当の製造、販売、輸出をおこなう米国現地法人で、1999年11月設立された。同社で製造された「冷凍弁当O-bento」は、ジェイアール東日本商事を通じてNREが輸入し、2001年7月から大600円、小330円の2価格帯で、JR東日本駅構内売店その他で販売された。販売時は冷凍ではなく、予め解凍した商品を店頭に並べていた。通販品に限り、保存性を考慮して冷凍のまま販売していた。NREは2005年7月から買い求めやすさなどを打ち出した「500円O-bento」にリニューアルした。その後も新作弁当開発などに取り組んだが、2003年のBSE問題を機に売れ筋商品の牛肉関連弁当の製造、輸入中止に追い込まれるなど、NREWBを取り巻く経営環境は厳しかった。米輸入には高関税がかけられるが、調理済みにすることで、低関税で輸入できることから(小)1個330円で販売が可能になった。しかし、2003年のピーク時に年間200万個だった販売個数が、2006年は55万個まで落ち込んでいた。在庫数を考慮し、2007年10月を目処に販売を終了した。NREは2007年2月22日の取締役会でNREWB株式のWatari-Wong Companies, Inc(WWC、本社・米国カリフォルニア州)への譲渡を代表取締役に一任した。3月16日、NRE、ジェイアール東日本商事、WWCの3者で株式譲渡契約が締結され、29日のNRE取締役会で承認された。なお、ジェイアール東日本商事も4月5日付けでNREWBの株式400株をWWCに譲渡した。
出典:wikipedia
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