相鉄バス株式会社(そうてつバス)は、神奈川県東部及び中央部で路線バスなどを運行する、相鉄グループのバス会社である。本社は神奈川県横浜市北幸二丁目9番14号。本記事では、相模鉄道のバス部門、相鉄ホールディングスのバス部門など、相鉄バスの起源となった事業・組織についても記述する。相模鉄道(現:相鉄ホールディングス)のバス部門を子会社化することにより、収益改善を図るために設立された。神奈川県東部・県央部を基盤としており、路線バスでは以下の市町村を営業エリアとしている。現在のJR相模線に当たる路線を開通させた相模鉄道は、相模原地区にて路線バス事業も行っていたが、戦時中に東海道乗合自動車(現:神奈川中央交通)にこれを譲渡し撤退した。同時期に相模鉄道は神中鉄道(現在の相鉄本線に当たる路線を開業させた会社)を吸収合併したものの、逆に自らが開通させた相模線部分を国に買収されるなど紆余曲折を経て、鉄道路線は神中鉄道由来の部分だけが残った。こうした中、1949年(昭和24年)12月27日に免許の再交付を受けて、翌1950年(昭和25年)6月20日から相鉄本線沿線の横浜市内を中心にゼロからスタートした。なお、創立時の経緯については神奈川中央交通の項に詳しい。その後、相模鉄道のバス部門として半世紀余り存在したが、経営効率化のために貸切バス業を1997年(平成9年)に、相模鉄道(当時)の子会社である相鉄自動車へ譲渡した(2009年3月に貸切バス事業から撤退)。2001年(平成13年)に相模鉄道の子会社として相鉄バス株式会社が設立され、一部路線が譲渡された。残りの路線は相模鉄道の社内カンパニー、「自動車カンパニー」の管轄として残り、後年相模鉄道が持株会社、相鉄ホールディングスになった際にも変化がなかったが、2010年(平成22年)に残る全ての路線がホールディングスから相鉄バスに譲渡された。2012年(平成24年)7月以降は以下の3つの営業所を持つ。このうち高速バスを横浜と綾瀬が、深夜急行バスを綾瀬が、特定輸送を旭が担当している。路線バスの運賃の支払いは綾瀬営業所担当路線の一部が後払い、それ以外の路線は先払いとなっている。なお全ての営業所で行先によって運賃が異なる路線があり、該当路線では先払いの時に乗務員に行先を告げる必要がある。支払いは現金のほかに交通系ICカード乗車券(PASMO・Suica・ICOCA等)・回数券が利用できる。一般路線はPASMO・Suicaのバス特の対象である。他の事業者と同様に交通系ICカード乗車券と現金・回数券とでは運賃が異なり、前者での支払いは1円単位で差し引かれる。一日乗車券の類は発売されていないが、以下のような定期券や割引制度がある。また、相鉄ホールディングス(旧:相模鉄道)の株主である場合は株主優待で乗車できる場合がある。交通系ICカード乗車券では高速バス(羽田空港線を除く)・コミュニティバスを、株主優待乗車券では高速バス・深夜急行バスを利用することは出来ない。2014年4月1日から発売を開始した金額式定期券。大人トクトクていき(大人通勤)、学生トクトクていき(大人通学)、こどもトクトクていき(小児)の3種類があり、有効期間は1ヶ月と3ヶ月の2種類。大人トクトクていきでは、記名式の他に持参人式の選択が可能。大人トクトクていき、学生トクトクていきは片道運賃額180円から360円まで設定があり、券面に記載の片道運賃額以内であればどの区間でも乗車でき、片道運賃額を超える区間を利用の場合はその差額の精算のみで利用できる。片道運賃額360円のトクトクていきを購入した場合、相鉄バス全線定期券として全ての一般路線で利用可能となる。こどもトクトクていきは片道運賃に関わらず一律料金での発売で、同じく一般路線全線で利用可能。なお深夜バスは本券を提示の上、深夜運賃の半額が別途必要(この場合もICカードと現金とでは支払額が異なる)。ただし、電車線(相鉄線)、横浜駅 → 海老名駅間の深夜急行バスと各高速バス、海老名市・綾瀬市コミュニティバス、初詣輸送などの特別便には適用されない。また、従来通り紙式のみの発売で、IC定期券としての発売は行っていない。発売は相鉄バス営業所、案内所及び相鉄線の主要駅(横浜駅、二俣川駅、三ツ境駅、大和駅、海老名駅)で行っており、大人トクトクていきの持参人式は、営業所及び案内所のみ発売。相鉄バス及び神奈中バスが共同運行する、116系統(三ツ境駅~若葉台中央)で利用可能な定期券。発行会社に関わらず、両社のバスに乗車出来る。通用範囲が本系統に限定されるため、トクトクていきとは異なり、他系統では利用出来ない。深夜バスでの取り扱いや発売箇所はトクトクていきと同様。なお、それ以外の系統の区間式定期券は2014年3月31日をもって発売を終了し、今後はトクトクていきでの発売となる。横浜駅、星川駅、和田町駅、上星川駅、鶴ヶ峰駅、二俣川駅、保土ヶ谷駅から概ね2kmのバス停まで、相鉄バス全路線で有効の定期券。いずれも片道運賃は横浜市内均一運賃220円(IC216円)だが、トクトクていきの220円区間券と比べて割安となっている。深夜バスでの取り扱いや発売箇所はトクトクていきと同様。65歳以上の人が相鉄バスの路線バスを使うときに1乗車100円で乗車できる会員証。3000円券と5000円券の2種類があり、後者の方が有効期間が長い。ただし、電車線(相鉄線)、横浜駅 → 海老名駅間の深夜急行バスと各高速バス、海老名市・綾瀬市コミュニティバスには適用されない。相鉄バスの通勤定期券を持つ利用者を対象とし、土日祝日、お盆休みと年末年始にその家族・親族が同伴でバスを利用する場合に同伴者の運賃を1乗車100円(子供は50円)とする制度。また、通勤定期券所持者が定期券の額面表示以外の区間を乗車する場合にも適用される。なお、深夜バスは2倍の運賃(大人200円、子供100円)で利用できる。ただし、大人トクトクていきの本人分(区間外乗車・差額での対応)、電車線(相鉄線)の定期券、通学定期券やほほえみ会員証は対象外で、横浜→海老名間の深夜急行バス、各高速バスと海老名市・綾瀬市コミュニティバス、初詣輸送などの特別便にも適用されない。2013年4月15日より路線変更した浜4系統と旭4系統桜木町駅方面間をまたぐ利用に関し新設された制度。横浜駅西口方面から乗車時に運転士に申し出ると車内で乗継券が発行され、保土ケ谷駅東口まで乗車した後、旭4系統の桜木町駅行きに乗車する際に運賃箱に乗継券を入れるようになっている。また、桜木町駅→横浜駅西口間の逆ルートでも乗継券は発行される。ただし乗継券は浜4・旭4系統両方を利用する場合に限られるうえ旭4系統の美立橋 - 保土ケ谷駅東口 - 横浜駅西口間は乗継券の利用が不可能となっている。担当営業所毎に系統番号順、方面別で記述する。各路線とも、担当営業所の略号+数字の組み合わせによる系統番号を付与(一部例外あり)。横浜車庫に入る路線は2つ存在し、1つは峰沢団地前方面は13系統(横浜車庫方面)・20系統(新桜方面)で、2つは片倉町入口方面は浜7系統(三ツ沢方面)・11系統(横浜車庫方面)である。それ以外の路線は横浜車庫を通過する。なお、峰沢団地前のバス停は横浜駅西口方面より離れた場所に設置している。(横浜車庫方面専用バス停留所で本数は比較的少ない)浜1系統は横浜駅西口から三ツ沢総合グランド入口、羽沢団地前、西菅田団地を経由して小机駅へ向かう路線。(三ツ沢総合グランド入口 - 三枚町までの区間は浜13系統と同じルート)東泉寺前までは横浜市営バス(44系統・83系統)との共通定期券取り扱い区間。(LED行先表示機には『共通定期券取扱車』と表示)西菅田団地停留所は横浜市営バスの同名停留所とは別位置の菅田小学校近くにあり、折返し場がある。両バス停間の距離は徒歩で約10分程度ある。平日と土曜日ダイヤのみ横浜駅西口 - 東泉寺前 - 西菅田団地 - 小机駅間の便が運行される。2014年7月7日ダイヤ改正から横浜駅西口 - 小机駅から延伸され新横浜駅まで運行開始。横浜駅から三ツ沢グランド、羽沢団地前、西菅田団地、小机駅を経由して新横浜駅へ向かう路線となった。小机駅では新横浜駅行きのみ駅ロータリーには入らない(横浜駅西口 - 小机駅の路線は駅ロータリーに入る)。新横浜駅では2番乗り場から発車し折り返し運行をする。横浜駅西口第2のりばから発車し、狭隘道路を走行してサンモール西横浜、元久保町地区を経由する。2013年4月15日のダイヤ改正および路線変更で元久保町から岩井町、岩井町坂上、保土ケ谷橋を経由して保土ケ谷駅東口に向かうルートに変更。乗継券については前述の乗継券の項目を参照。狭隘区間を走行するため中型車を使用。横浜駅西口から三ツ沢西町まで北上した後、岡沢町から交通裁判所を経由し、宮田町まで狭隘道路を走行、楠町経由で横浜駅西口に戻る循環路線。鶴屋町三丁目停留所は平日のみ経由し、土曜と休日は同停留所を経由せずに横浜駅西口第2バスターミナルに到着する。三ツ沢西町始発便や夜間には洪福寺止まり便が運行されている。狭隘区間を走行するため中型車を使用。平日のみ横浜駅西口 → 交通裁判所 → 洪福寺の経路で深夜バスが運行されている。横浜駅西口発着路線の出入庫路線。大型車、中型車ともに充当。ニッパツ三ツ沢球技場での試合開催日は開催時間に合わせて臨時便を増発する。横浜駅西口 - 三ツ沢総合グランド入口- 片倉町入口間は浜1・13系統と同じルートで運行している。片倉町入口のバス停を出てすぐに左折し横浜車庫へと向かう(峰沢団地前は通らない)。横浜市営バス201・329系統とともに横浜国立大学の敷地内に入る路線で、平日のみ運行。一方循環路線にあたり大学構内では往復通過経路もある。オープンキャンパスなど横浜国立大学でイベントが開催される際に、臨時の直行バスを運行する場合がある。その際には、通常使用される浜10系統の行先表示ではなく、専用の行先表示が使用される(LED行先表示機装備車のみ)。横浜駅西口から三ツ沢総合グランド入口を経由して釜台住宅第3、上星川駅に至る路線で、上星川駅発着便は「釜台経由」と案内される。日中時間帯は1時間に3 - 4本の運行で、うち2本が釜台住宅第3で折り返す。運行本数は浜5系統と同じく比較的多い平日最終便は横浜駅西口 - 釜台住宅第3 - 常盤園入口 - 上星川駅の深夜バスもある。一部便は横浜車庫 - 釜台住宅第1 - 上星川駅の運行となっている。横浜駅西口から三ツ沢総合グランド入口を経由して三枚町まで北上してから羽沢、七里堰、川島住宅を経由して上星川駅に至る路線(三ツ沢総合グランド入口 - 三枚町までの区間は浜1系統と同じルート)。横浜駅西口と上星川駅を結ぶ系統は浜13系統以外に、浜11系統があるが、前者は「三ツ沢グラウンド・羽沢経由」、後者は「釜台経由」と案内される。横浜駅西口 - 三ツ沢総合グランド入口 - 片倉町入口間は浜7系統と同じ経路を運行する。一部便は横浜車庫 - 羽沢 - 上星川駅の運行となっている。浜16・浜19系統は、和田町駅方面から西谷浄水場、市沢町を経て、西原住宅・鶴ヶ峰駅・新桜ケ丘団地へ至る路線。一時期は二俣川営業所が担当していたが、同営業所の廃止により再び横浜営業所に移管された路線である(系統番号の頭文字は二俣川営業所時代も「浜」だった)。浜16系統は、横浜駅西口第2バスターミナルを起点に、鶴屋町三丁目、洪福寺、和田町駅、市沢町を経て西原住宅に至る路線。坂本町(上星川駅付近)までは相鉄線とほぼ並走している。主力となるのは和田町駅 - 西原住宅間で、日中を中心に毎時1本の横浜駅西口発着便が加わる。また平日日中は、旭区役所アクセス路線として和田町駅から鶴ヶ峰駅南口及び鶴ヶ峰駅バスターミナルへも運行しており、市沢町~鶴ヶ峰駅は旭1系統と平行して運行している。浜19系統は、全便和田町駅発着で、市沢町まで浜16系統と同じルートで運行した後、新桜ケ丘団地に至る路線。平日と土曜は深夜バスも運行している。2012年11月26日ダイヤ改正で新設された。毎日1往復のみの運行であるが、川島住宅 - 環2市沢下町間は新規に路線免許を取得した区間で、この系統が唯一の路線バスである。浜17・18系統は、東戸塚駅西口と保土ヶ谷区中西部(藤塚町、新桜ヶ丘団地、星川周辺)を結ぶ系統群。他系統同様に大型路線車での運行だが、途中有料道路の横浜新道を走行しするのが特徴的である。なお道路運送車両法の保安基準第55条に基づき、制限時速70キロメートルに対して時速60キロメートル以下で走行する為、立席でも乗車可能である。浜18系統は「川上IC~藤塚IC・星川入口」間を、浜17系統は「今井IC~藤塚IC・星川入口」間を新道で走行する。従って、品濃町と横浜ゴルフ場下は新道上と一般側道上の2箇所があり、前者は浜18系統、後者は旭6・浜17系統が通る。浜18系統は、藤塚町発星川ランプ経由の東戸塚駅西口行きと東戸塚駅西口発星川ランプ止まりの2つがある。前者は朝の始発便1本のみの運行、後者は夜間に数本(平日最終便は深夜バス)の運行である。元々は、後の旭17系統となる東戸塚駅循環便として開設され、かつて藤塚インターチェンジ付近にあったソニー横浜中央研究所にちなんで、「ソニー研究所前」(現:「藤塚町」)経由として運行されていた(方向幕は「ソニー経由」)。2016年2月8日より新道の経路を「川上IC~藤塚IC・星川入口」から「今井IC~藤塚IC・星川入口」に、「横浜ゴルフ場下」「品濃町」各停留所が新道上から側道上にそれぞれ変更する形で、大半が旭17系統へ置き換えられた。旭17系統は、2016年2月8日より旭16系統の経路を一部変更する形で開設された。運行本数は1時間に3本程度で、朝には藤塚町始発便(星川ランプ経由)が運行される。東戸塚駅西口~横浜ゴルフ場下間は旭6系統と、富士見橋~星川ランプ間は旭4系統の星川駅経由便と平行している。2016年7月4日より、ダイヤはそのままに、担当営業所が旭営業所から横浜営業所へと変更となったため、系統番号も旭16→浜18、旭17→浜17にそれぞれ変更された。二俣川駅から左近山方面に向かう系統群である。運行本数は旭1系統が大半を占め、旭1系統の二俣川駅南口 - 万騎が原大池 - 左近山第5・6便、旭6系統の二俣川駅南口 - 左近山団地 - 市沢町 - 東戸塚駅西口便および左近山第5 - 新桜ケ丘保育園 - 東戸塚駅西口便を主体としている。原則大型車での運行だが、運用の都合上、中型車で運行する場合もある。旭1系統は、二俣川駅南口から万騎が原大池を経由して左近山団地・鶴ヶ峰駅に至る路線。大半は左近山第6で折り返し運行している。一つ手前の左近山第5発着も朝夜を中心に存在する。平日日中は、旭区役所アクセス路線として、概ね毎時1本がそこから市沢町、くぬぎ台団地入口、鶴ヶ峰駅南口を経由して鶴ヶ峰駅バスターミナルまで運行している。なお、市沢町~鶴ヶ峰駅は浜16系統と、くぬぎ台団地入口~鶴ヶ峰駅南口は横浜市営バス75系統とそれぞれ平行して運行している。旭2系統は平日朝夜と土曜の深夜バスのみ運行。二俣川駅北口を発着とし、保土ヶ谷バイパスを走行して左近山団地へ直行する路線。旭1系統と異なり、万騎が原や南本宿交差点は経由しない。旭6系統は、二俣川駅南口から左近山団地、市沢町を経由して東戸塚駅西口へ至る路線。二俣川駅南口から市沢町の間は旭1系統と同じルートで、そこから市道環状2号線を走行する。また、市沢町非経由の左近山第5~東戸塚駅西口の便(車内放送では「環状2号線直通」と案内)や、夜間・深夜バスでは東戸塚駅西口発市沢町経由左近山第1止まりの便も運行している。さらに平日朝では、二俣川駅南口・左近山第1発の便は全て市沢町非経由となり、その補完として市沢小学校発着便も運行しており、本系統群中最も複雑な運行形態を成している。東戸塚駅西口~市沢小学校の便は平日のみ運行。前述の目的が強く、朝ラッシュ時が大半を占めるが、沿線の県立保土ヶ谷高校や日産横浜自動車大学校、県立商工高校、横浜栄養専門学校の通学ラッシュに対応するため、平日日中や夕方にも数本運行している。旭4・旭5系統は美立橋を発着または経由する系統群で、特に旭4系統は相鉄バスの中で最も複雑な路線を持つ系統となっている。ただし、二俣川駅北口 - 桜木町駅・横浜駅西口・保土ケ谷駅西口の通し運行便は設定されておらず、最遠で桜木町駅・横浜駅西口・保土ケ谷駅西口・星川駅からの便は美立橋まで、二俣川駅北口からの便は保土ケ谷駅東口までの運行である。旭4系統の二俣川駅北口発着便は、日中時間帯は寺下経由、朝夕は保土ヶ谷バイパスを経由して相鉄線の踏切を避けて運行する。1時間に2本程度運行される二俣川駅北口 - 保土ケ谷駅東口間を主軸とし、日中を中心に桜木町駅 - 美立橋便と横浜駅西口 - 美立橋便がそれぞれ1時間に1本程度運行される。なお桜木町駅発着便には乗継券が桜木町駅 - 保土ケ谷駅東口間に限り利用できる。乗継券については前述の乗継券の項目を参照。2016年2月8日より、桜木町駅発着の平日日中便が「南区総合庁舎前」(同日より移転開設)及び「市大センター病院前」経由に変更。「浦舟町」「白妙町」の各停留所も新設された。美立橋 - 星川駅 - 保土ケ谷駅西口間の路線も旭4系統を名乗り、こちらは新桜ケ丘、星川ランプを経由する。平日は保土ケ谷駅西口発着便の割合が高く、土曜休日は星川駅発着便の割合が高い(土曜休日は13時台以降の全便が星川駅で折り返す)。旭5系統は平日に2本のみ運行。二俣川駅北口~保土ケ谷町(保土ケ谷町2丁目)は旭4系統と同一経路で、そこから岩崎町、星川町、大門通を経て、保土ケ谷駅西口へ至る路線。星川町~保土ケ谷駅西口は、旭4系統の星川駅経由便と同一経路でもある。旭4・旭5系統共に、日中時間帯の寺下経由の便は全便、二俣川駅北口‐美立橋間で誘導員が乗務する。これは、相鉄線踏切の誘導のためと、高地‐南本宿インター前間の道路が狭隘なためである。鶴ヶ峰駅(旭10系統の一部は横浜駅西口)からよこはま動物園・ひかりが丘団地・中山駅・旭台方面と、中山駅からひかりが丘団地・よこはま動物園方面の路線で構成される。よこはま動物園を発着する系統は、よこはま動物園ズーラシアの多客時や「ナイトズーラシア」による閉園時間延長日などには臨時便を増発して運行する場合がある。いずれの系統も220円(IC216円)均一運賃である。鶴ヶ峰駅~中山駅間は経由地が異なるが、神奈川中央交通横52系統・中53系統と競合している。旭9系統は、都岡辻まで途中無停車の後、横浜旭陵高校前を経由してよこはま動物園に至る。神奈川中央交通5系統の鶴ヶ峰駅 - よこはま動物園便と同じルートで国道16号線を走行。よこはま動物園ズーラシアの開園時間前の運行であり、横浜旭陵高校への通学輸送が主な役割である。旭10系統は、横浜駅西口・鶴ヶ峰駅から白根小学校前を経由してよこはま動物園に至る。こちらが相鉄バスの鶴ヶ峰駅からよこはま動物園ズーラシアへのアクセスのメイン系統であり、開園時間帯を中心に運行する。一部に横浜駅西口発着便(横浜駅西口発は第2バスのりばから発車)の運行があり、楠町から鶴ヶ峰駅まで神奈川中央交通横04・5・横52系統と同じルートを走行。所要時間は長くなるが横浜駅西口とよこはま動物園の間を乗り換えなしで利用できる唯一の路線バスとなる。なお始発からの横浜行往路3本と終発までの横浜発復路3本は、旭12系統の経路である白根小学校前 - 旭台を往復して経由する。旭11系統は、鶴ヶ峰駅から市営集会場前を経由して中山駅に至る路線と、途中の公団集会場で分岐して西ひかりが丘で折り返す路線がある。西ひかりが丘発着便の割合が高く、中山駅発着便は毎時平均1 - 2本程度で、60分程度間隔が開く時間帯がある。ただし、鶴ヶ峰駅 - 中山駅間を通し利用の場合、神奈川中央交通横52・中53系統(横浜駅西口・鶴ヶ峰駅 - 今宿 - 中山駅)より運賃が安く、所要時間も短いことが多い。旭12系統は、旭10・旭11系統の支線という位置付けにある路線で、白根小学校前から旭台に向かう。旭13系統は、中山駅からひかりが丘団地とよこはま動物園ズーラシアへの輸送を担う。旭11系統中山駅発着便の運行間隔が大きく開く時間帯に旭13系統を運行することによって中山駅側の運行本数を確保している。旭14系統は、横浜市営バス136系統と同一経路。通常は朝のみの運行であるが、ひかりが丘団地を経由せずに最短ルートでよこはま動物園に到着できるため、朝以外の時間帯に臨時便を運行する場合もある。旭15系統は、旭11系統の延長にあたる位置付けの路線で、西ひかりが丘から森の台地区を経由して中山駅まで運行する。中山駅~公団集会場をショートカットする形になるため中山駅から公団集会場~鶴ヶ峰駅の所要時間は旭11系統よりこちらの方が短くなる。他の鶴ヶ峰駅発着路線とは異なり中型車での運行。旭18系統は希望ヶ丘駅・二俣川駅南口から南希望ヶ丘・善部・さちが丘地区への輸送を主とする路線、旭19系統は二俣川駅南口から万騎が原地区を循環する路線で、いずれも日中は毎時2本運行。旭18・旭19系統ともに平日と土曜の朝のみ緑園都市駅発着便が各1本存在する。2016年7月4日より、隼人中学・高校にバス停と転回場が整備されたことと、さちが丘陸橋付近の渋滞回避とを目的として系統の新設と時間帯に応じて経由地が異なる系統が走る形態に変更された。運行形態をまとめると次の通りになる。二俣川駅~希望が丘駅の通しの系統は、全て南万騎が原駅経由となり、旭19万騎が原循環の機能も持つとともに、さちが丘方面は運行が無くなる。隼人中学・高校へは旭80が希望が丘駅からの折返し便で入る他、二俣川発の旭99が立ち寄る。この時間帯は、7月4日以前と運行形態は変わらず、南万騎が原駅や隼人中学・高校を経由する便は無い。二俣川駅~希望が丘駅の通しの系統は、全てさちが丘経由となるが、二俣川発の便は旭88として隼人中学・高校へ立ち寄る。この他に隼人中学・高校へは旭80が希望が丘駅からの折返し便で入る。なお旭19万騎が原循環は、7月4日以前の運行形態で変わらず、旭18・旭19の平日各1往復ずつ走る緑園都市駅発着便もこの時間帯に走る。旭21系統は中沢地区にあるニュータウンを経由して旭高校入口に向かう路線。運行本数、乗客ともに多い路線で、旭高校入口行きの大半はニュータウン第1を経由するが、旭23系統の運行時間終了後の二俣川駅北口発の便は運転試験場を経由する。旭23系統は神奈川県運転免許試験場や神奈川県立がんセンターへのアクセス路線で、運転試験場での試験開始時間に合わせて運行本数を多く設定しているのが特徴である。比較的短距離の一方循環路線で、平日は21時台、土曜休日は19時台までの運行であるが、運転試験場への来場者を中心に乗客が多い。旭36系統は二俣川駅北口と旭高校入口の間を、保土ヶ谷バイパス経由で途中無停車で運行する路線で、出入庫路線という位置付けである。三ツ境駅から旭高校入口を経由してよこはま動物園に至る路線で、案内上は旭24系統が「岸本経由」、旭25系統が「中丸経由」とされている。三ツ境駅からのよこはま動物園ズーラシアへの来園アクセスを担うが、鶴ヶ峰駅・中山駅便と異なり北門までの延長運転は行われない。両系統合わせて1時間に3本程度運行され、基本的に旭24系統と旭25系統が交互に運行されるが、夕方は旭24が1時間に1 - 2本程度の運行になり、よこはま動物園発は19時台、三ツ境駅発は20時台で終車となる。三ツ境駅から中原街道を南西に向けて運行する系統群である。旭27系統は南瀬谷小学校に向かう短距離路線であるが、これらの中では最も多く運行されており、朝夕は毎時5 - 9本、日中時間帯でも毎時4本が確保されている。旭28・旭29系統は南台出張所から、さらに南下してニュータウン南瀬谷に向かい、旭28系統はニュータウン南瀬谷で折り返す往復運行、旭29系統は境橋を経由して三ツ境駅に戻る循環運行の形態をとる。こちらは両系統合わせて1時間に1本程度となり、そのためどちらかしか運行しない停留所は2時間程度間隔が開く時間帯がある。116系統は、三ツ境駅から矢指町入口、亀甲山を経由して若葉台中央に至る頻繁運行路線で、神奈川中央交通大和営業所と共同運行。1時間当たりの運行本数は神奈中運行便と合わせて6 - 9本程度(神奈中が運行する十日市場駅発着の境21系統を含む)。本数の多い若葉台近隣公園前経由と本数の少ない地区公園前経由が設定されている。2007年11月30日までは横浜市営バスとも運行していた。その名残で相鉄バスとしては唯一、横浜市営バスと同じ数字のみの系統番号が使用されている。相鉄バス担当便は全体の約3割で、特に地区公園前経由便の運行は1日数本のみとなっている。若葉台中央では神奈川中央交通や横浜市営バス・東急バスによる十日市場駅・青葉台駅方面行きのバスに乗り継ぎができる。相鉄バスナビでは神奈川中央交通の便は対象外となっている。相鉄バスでストライキが発生した場合、神奈川中央交通便のみの運行となるので本数が減少する。綾1系統は大和駅とニュータウン南瀬谷を結ぶ路線で、ニュータウン南瀬谷を発着するバスとしてはこちらの方が本数が多い。相鉄バスとしては横浜市瀬谷区と大和市を跨ぐ唯一の路線で、綾瀬営業所としては唯一横浜市内に乗り入れている。海老名駅から国分寺台方面、農大前方面に至る路線群である。綾11・綾12は「国分寺台経由」と案内され、国分寺台第12まで同じルートで運行し、ここまでは1時間あたり6本以上が運行されている。国分寺台第12で両系統は分岐し、綾11系統は吉岡芝原へ、綾12系統は綾瀬市役所に向かう。また、綾11系統の一部は、国分寺台第12が終点となる。吉岡芝原バス停は神奈川中央交通の綾瀬車庫バス停に近接し乗継が可能である。綾22・綾23は「下浜田経由」と案内される。海老名中学校・大谷小学校・下浜田を経由し、国分寺台第8で綾11・綾12系統と合流する。綾22系統は国分寺台第10まで両系統と同じルートをたどった後、分岐してハマキョウレックスへ向かう。一方綾23系統は国分寺台第8ですぐに分岐し、杉久保住宅を経て農大前に至る。綾22系統は平日朝に運行が集中し、日中は1時間に1本程度で、土休日は運行本数が減少する。綾23系統は1時間に3本程度運行される。綾31は厚木ナイロンを経て、海老名市南部の杉久保を経て農大前に至る。鉄道から離れた地域を走行していることもあり、こちらも1時間に3本程度の運行となっている。2016年3月14日より綾22・綾23を新設、同時に従来の綾13(海老名駅東口 - 国分寺台・杉久保住宅経由 - 農大前)・綾21(海老名駅東口 - 郵便局前・下浜田経由 - 国分寺台第12)は廃止された。海老名駅から小園方面に向かう路線で、綾41系統は綾瀬車庫、城山公園を経て綾瀬市役所に向かう。途中の東名綾瀬バス停で、東名高速バスへの乗り継ぎが可能。綾瀬市内は鉄道駅が無いため、市外の鉄道駅へのアクセスにはバス路線が必要不可欠であり、当路線も1時間に3本運行され、朝夕はさらに本数が増える。1日数本綾瀬車庫発着の折返し系統もある。綾43系統は綾41系統の経路違いで、早川を経由して綾瀬市役所に向かう。平日、土曜は終日運行するが休日は運休する路線。綾45系統は綾瀬市役所から城山公園を経て、早川城山4丁目から綾瀬車庫まで途中無停車の路線である。休日の14時台に1本のみが運行される。海老名駅から富士塚まで同一ルートを走行し、綾51系統は綾瀬市役所(「釜田経由」と案内される)、綾52系統は相模大塚駅南口、綾53系統は綾瀬車庫に向かう。これらの系統を合わせて1時間に3 - 6本程度運行。綾53系統は出入庫を兼ねており、時間帯により運行本数が異なる。また、平日夕方に限り日立相模発の海老名駅行きがあり、日立相模構内に専用の停留所が設けられている。綾61系統は海老名駅と工場の多い地域である早川中央地区を結び、海老名駅 - 早川中央第1間は途中無停車となる平日のみ運行の急行路線。一般客が利用できるのは早川中央第2までであるが、そこから早川中央第3までは至近距離の位置にある。平日は昼間でも1時間おきに運行される一方、土曜休日は運休する。2013年3月27日の改定で新設された。綾62系純は海老名駅 - 早川中央第3区間の各停として2014年1月20日始発より運行開始し、新設として綾瀬上原が追加となる。2016年3月14日の改定で土休日にも運行が開始されたが、平日とはルートが異なり、県道42号線を経由し、早川中央第2…第1の順に停車する。綾72系統は大和駅、相模大塚駅南口から厚木飛行場のすぐ近くを通って綾瀬車庫に至る路線。大和駅発着便は1日数本のみで、綾1系統の出入庫として設定されているが、大和駅から相模大塚駅南口までは途中停留所が無いために停留所間の距離も長い。平日1本のみ、途中無停車で相模大塚駅南口を出るとさがみ野駅近くを通過して綾瀬車庫に直行する綾73系統が運行される。綾75系統は相模大塚駅北口、さがみ野駅から県公社東原団地前を経由して小田急江ノ島線の南林間駅を結ぶ路線。相模大塚駅南口発着路線を除いて他の相鉄バスの一般路線とは孤立している。1時間に2本程度の運行で、大多数はさがみ野駅 - 南林間駅間の区間便であるほか、平日と土曜朝には県公社東原団地前始発のさがみ野駅行きが設定されている。毎年大晦日から正月三が日に運行される。この路線が運行される時に限り、寒川町に相鉄バスの車両が乗り入れる。綾瀬営業所が運行を担当し、一般路線用バスのほかにロマンスバスも使用される。綾瀬市コミュニティバス、海老名市コミュニティバスともに運行は綾瀬営業所が担当。相鉄バスナビでは2号・3号は他社運行のため対象外となっている。海老名市コミュニティバス本郷ルート及び寒川町コミュニティバス北ルートの代替として、2014年10月1日から実証運行が開始された路線である。神奈川中央交通平塚営業所との共同運行で、相鉄バス運行便は海老名市コミュニティバスで使用されていた日野・ポンチョ、神奈中運行便は寒川町コミュニティバスで使用されていた三菱ふそう・エアロミディMEをそれぞれ使用する。両社を合わせて平日10往復、土休日6往復の運行。運行期間は当初は2015年3月31日までの予定であったが、その後2016年3月31日まで延長された。更に2016年3月に当分の間運行されることが発表され、同時に海老名市・寒川町の協力の下、運行車両を一般路線バスと同一のカラーリングへと変更している。横浜駅西口→上星川→西谷駅→白根町→二俣川駅北口→希望ヶ丘→三ツ境駅→南台派出所→バザール前→大和駅→相模大塚駅→さがみ野駅入口→富士塚→望地→海老名駅夜行路線については全て撤退した。他の路線が横浜経由となってカバーしたり他社が引き受けたものもある。バス車両はいすゞ自動車、三菱ふそうトラック・バス、日産ディーゼル(現:UDトラックス)製を中心に導入されており、日野自動車製はごく少数に留まる。営業所によってメーカー別の割合に差があり、綾瀬営業所はいすゞとUDトラックス、横浜は三菱、旭はいすゞと三菱が多く、高速バスは三菱製が多い。車体架装は三菱ふそうトラック・バス、三菱ふそうバス製造(旧;呉羽自動車工業)、いすゞバス製造など。現在はバス車体製造から撤退している富士重工業、西日本車体工業製の車両も存在している。特に、いすゞ車と日産ディーゼル車は富士重工がバス車体架装事業から撤退するまで原則として富士重工製車体を採用していた。乗り合い路線バスは基本的に前中2つの扉があり、運賃支払い方法は横浜市内が先払い、綾瀬地区があと払いと異なっているが、車体の仕様は統一されている。このため、前乗り前降りあと払い方式の綾瀬地区でも、中扉は構造上引き戸を採用しているノンステップバスなど一部車両を除き、基本的に4枚折戸となっている。大型車の配置が多いが、路線によっては中型車の配置もある。また、いわゆる「ワンロマ車」と呼ばれる、座席が2人掛けロマンスシートで中扉も引き戸となっているロマンスバスが横浜営業所と綾瀬営業所を中心に配置されている。路線バスにおいては90年代末より積極的にワンステップ・ノンステップ車両を導入して低床化を図っており、10年程度で置き換えが終了した。乗降時にばねの空気を抜いて車高を下げるニーリング機能の付いた車両も多くなってきている。当初のワンステップバスは車椅子乗降用スロープが装備されなかったが、交通バリアフリー法の施行を機に標準装備となり、現在ではワンステップ・ノンステップを問わずほとんどの車両が装備されている。扉開閉時のブザーは基本的に車両の製造メーカーに関わらず、ノンステップバスとワンステップバスで異なるものを採用している。相鉄グループカラー(新塗装)が採用された2009年以降は、窓ガラスを紫外線をカットできる緑色の着色ガラスに変更する、吊革の持ち手を丸型から三角型に変更してつかみやすくするなどの改良が加えられている。このほか、ウィンカー点滅時に連動して「キンコン」という音を繰り返し鳴らすウィンカーチャイム(右左折警報音)を各車両に装備しており、停留所の着発時や右左折時、徐行時などに使用している。安全運行の一環として、運転席には営業所との交信用に無線機が設置され、営業所から全車両への一斉連絡、車両個別からの営業所への連絡にも対応している。1992年(平成4年)以降、神奈川県を含めた首都圏が使用車種規制の対象区域に指定されたことなどから、おおむね12年程度で車両を更新している。そのため、同社で役目を終えた旧車両は中古車事業者等に譲渡され、その後は地方のバス事業者、個人、またはミャンマーやインドネシアなどの海外へ買い取られている(一部は直接海外へ譲渡されている車両もある)。車両側面に記載される番号で用いられる1966年より採用された現行の社番(それ以前は3桁)は、4ケタの数字には決まりがあり、千の位はメーカーおよび用途の記号、百の位が購入年の西暦下1桁、下2桁が通し番号となっている。千の位の数字の意味は以下の通り。例: 車両番号8960 → UDトラックス製、2009年購入、10番目の車両。近年は自動車登録番号標の希望ナンバーを導入したため、車両番号と自動車登録番号標(ナンバープレート)の数字が一致しており、上記の例を用いると自動車登録番号標の表記は「相模230 あ 89-60」のようになる。写真はすべて相模鉄道、相鉄ホールディングス時代。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。