やきそば弁当(やきそばべんとう)とは、マルちゃんブランドを展開する東洋水産が北海道エリアで販売するカップ焼きそばである。なお、「やきそば弁当」は東洋水産の商標登録である。本項では東北、信越地方限定販売の「焼そばバゴォーン」についても記述する。1975年(昭和50年)「やきそば弁当」発売開始。北海道は、従来から東洋水産のインスタント製品のシェアが高い地域であり、東洋水産の「やきそば弁当」が北海道のカップ焼きそばのトップブランドとして定着している。その高い人気から充実した様々な商品展開を行っている。2010年(平成22年)2月以降の出荷分より、「やきそば弁当」シリーズの全てがJASマーク認定となった。この関係で北海道では「昔ながらのソース焼そば」が販売されていなかった時期もあったが、2007年(平成19年)2月以降、東北、信越地方と共に販売が再開された。北海道内の空港やJR北海道の駅などの売店では、お土産品として「リボンナポリン」、「コアップガラナ」、「サッポロクラシック」などと共に販売されている。その他の地域では一部のコンビニエンスストアやスーパーマーケットで常時または不定期に販売が行われている。また、各地にある北海道のアンテナショップでも販売しているところがある。その他、不定期に行われる「北海道フェア」などの催事において販売されることもある。青森県内の一部店舗(コンビニ含む)では、2016年3月26日の北海道新幹線開業に関連して、当商品を扱っている店舗がある。名前の由来として「スープを入れているため、厚みのある大きなカップの形状から、『弁当箱に似ている』」との説明がある。東洋水産において当商品と同様に全国展開しない地域限定商品として「ダブルラーメン」、「やきっぺ」、「屋台十八番(袋入りフライ麺)」等がある。当初はプラスチック製の二重構造の入れ物で下の蓋がスープ用、上の蓋が麺用及び湯切り用であったが、近年製造形は通常のカップラーメン同様紙製に切り替わっており湯切り用の穴が設けられた紙製蓋により湯切りされるようになった。社名が示すように東洋水産では元々、鯨、鮭、カニ、サンマ、イワシなどの魚類の加工や缶詰の製造が盛んで、水産業の流通経路と物流網が北海道の隅々に確立されていた。そこへ、東洋水産製品の食品を導入したのがきっかけで他のメーカーよりも早くシェアの拡大に成功した。他のメーカーが参入する時には、広大な土地柄もあり販売網の確立が困難(まるか食品など撤退したメーカーもある)で、後に対抗するようになった日清食品を例外とすると既に販売網を整えていた東洋水産に対抗できなかった。野菜と肉が入ったかやく袋・青海苔と紅生姜の粉末と一緒の別袋で粉末の中華スープが付属する。一般的なカップ焼きそばの調理方法では、熱湯を注いで麺を茹で上げた後、通常、湯は捨てるが、この製品は、湯を別の器に注ぎ、粉末スープを溶かすことで、中華スープが出来上がる。このことが他社のカップ焼きそばとは、一線を画す。CMには、古くはブラザートムや明石家さんま、今田耕司、柳沢慎吾などが登場していた。2004年には山田孝之、2005年に波田陽区、2006年には石原良純が起用された。2007年以降は北海道出身のタカアンドトシが起用されている。東北地方及び信越地方では、具材や麺が「やきそば弁当」に類似した「焼そばバゴォーン(焼そばBAGOOOON)」(やきそばバゴォーン)が販売されている。名前とパッケージ(容器を含む)、およびわかめスープ付きでパッケージには「三陸産わかめスープ付」と表記されている点が異なる。「焼そばバゴォーン」は1979年(昭和54年)3月に販売開始。1981年(昭和56年)3月には中華スープが添付されるようになり、1985年(昭和60年)3月には前述したとおりわかめスープに変更され、現在に至る。当初は全国展開で販売していたが、営業力が弱くブランドが定着しなかった地域から順に販売を終了し、結果的に営業力が強くブランドが定着した東北と信越のみの地域限定販売商品となった。バゴォーンが定着しなかった地域向けに代替商品として「昔ながらのソース焼そば」が開発され、1996年2月に販売開始された。ただし、地域外でも一部店舗では定期・不定期で販売が行なわれている。「焼そば弁当」シリーズ、および「昔ながらのソース焼そば」シリーズ、「焼そば名人」シリーズ同様、2010年(平成22年)2月以降の出荷分より、「焼そばバゴォーン」シリーズの全てがJASマーク認定となった。ソースの味は、「やきそば弁当」の方が若干こってりとしていて甘さを伴い、ソースの量がやや多く「バゴォーン」の約1.3倍がある。一方「バゴォーン」の方はソースの量が比較的少なめで少々薄口で若干塩辛い。「バゴォーン」シリーズはソース焼そばに限らず、後発の「バゴォーン 凄太」とその後継商品に当たる「焼そばバゴォーン 濃厚甘口」を除く「焼うどんバゴォーン」や「バゴォーン はま塩」(現・「バゴォーン 海鮮うま塩味」)、「バゴォーン ちょい辛」もソースの味がいずれも薄口気味である。「バゴォーン ちょい辛」を除く「バゴォーン」シリーズには、好みに応じて別途ふりかけるスパイスは添付されていない。やきそば弁当と異なり、大盛りサイズ(後述する「過去にあった商品」参照)や超大盛りサイズが存在しない。シリーズ基本形となる「バゴォーン」のオリジナル版(ソース味)の味自体は、1985年3月以降の仕様からほとんど変わっていない。CMは2007年度を除き、上記の「焼きそば弁当」と同じタレントが出演している。なお、2007年度のCMに限り「昔ながらのソース焼そば」シリーズと「バゴォーン」シリーズは眞鍋かをりを起用している。2008年度以降はタカアンドトシで、同社の「昔ながらのソース焼そば」、「焼そばバゴォーン」と共通の作りである。
出典:wikipedia
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