全国高等学校野球選手権大会（夏の甲子園）における愛媛県勢の成績について記す。中等学校野球時代は四国四県による四国大会優勝校が四国代表として全国大会に出場していた。愛媛県勢として初の全国大会出場切符を得たのは第4回大会の今治中（現：今治西）であったが、米騒動で中止になったため試合はしていない。第21回大会で松山商が県勢初優勝を達成。第30回大会（1948年）からは香川と愛媛の両県による北四国大会優勝校が北四国代表として全国大会に出場した。第32回大会では松山商と統合していた松山東が県勢として戦後初の優勝。第51回大会では松山商が決勝戦で北奥羽代表の三沢高校（青森）との延長18回引き分け再試合を戦い優勝。選手権大会に強いことから「夏将軍」の異名が定着していく。第58回大会より愛媛県単独で代表校を全国大会に送ることができるようになった。第68回大会の準決勝で松山商は11連続安打（大会最多記録）を記録。第78回大会決勝戦で松山商は熊本工と戦い、延長10回裏のサヨナラ負けの危機をライトから捕手へのダイレクト返球で阻止し、優勝を果たした（奇跡のバックホーム）。

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