三原駅(みはらえき)は、広島県三原市城町一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。三原城本丸跡を横切るように建てられている。三原港まで当駅から300mと近く、かつてはそこを起点に四国(今治)、生口島(瀬戸田)、大三島(井口)へ向かう船が多数運航されていたが、しまなみ海道の開通後、その多くが廃止または休止された。山陽新幹線と、在来線における当駅の所属線である山陽本線、および当駅を起点とする呉線が乗り入れており、後者は竹原・呉方面を回り、海田市駅で山陽本線に合流して広島駅に至る。在来線はICOCAの利用エリアに含まれている。四国旅客鉄道(JR四国)の香川ICOCAエリア(予讃線 高松駅~多度津駅間)からICOCAで入場した場合に乗車できるのは当駅までであるため、当駅以東(以西)に乗り越す場合はいったん降車して改札を出場する必要がある。当駅開業前は隣駅の糸崎駅が「三原駅」を名乗っていた。山陽新幹線の建設に当たって、福山 - 広島間の中間駅は尾道に設置する案と三原に設置する案があったが、いずれか1つを選択する予定になっていた。三原駅には線形的には乗り入れ可能でも市街地の用地買収が困難であり、一方で尾道駅には地形的に新幹線を乗り入れできないが、約2.5 km北に建設予定のバイパス道路沿いに新駅を建設する構想があってこちらが有力とされていた。ところが当時の三原市長の長尾正三が巻き返しにかかり、新幹線ルート上の地権者や住民3,828人の新幹線誘致同意の署名を取り付けて、1969年(昭和44年)1月に国鉄本社に持参した。これにより用地買収に問題が無いとわかり、在来線駅に新幹線駅を併設できる方が望ましいこと、福山 - 広島間の中間に近くなることなどから、国鉄の判断は逆転して三原駅が選択されることになり、新幹線開通と同時に新幹線三原駅が実現することになった。新尾道駅が実現するのはそれから13年後の1988年(昭和63年)のことであり、工事費62億円は地元負担となっている。在来線は島式ホーム2面4線、新幹線は16両編成対応(ホーム長410m)の相対式ホーム2面2線を持つ高架駅である。新幹線保線区が設置されており、当駅の下り寄りに保線区への分岐が設置されている。改札口は1階にある在来線改札口1か所のみで、新幹線専用の改札口は設置されていない。新幹線を利用する際は乗換改札口を通る必要があり、そのためには在来線コンコースに入ることになる。直営駅であり、駅構内には当駅から山陽本線入野駅及び呉線仁方駅までの各駅を管轄する三原地域鉄道部の事務所がある。1番線は駅舎に面した単式ホームで、広島側には切欠きホームの0番のりばがあり、3・4番のりばは島式ホーム、5番のりばは単式ホームであった。1番のりばと3番のりばの間には通過線が、5番のりばの北側尾道寄りには保線車両用の引込み線が存在した。1975年3月10日に山陽新幹線が全線開通した当時は、東京駅 - 博多駅(一部広島駅)間運転の『ひかり』が設定されていた。1980年10月1日改正以降、停車本数が毎時2本となる時間帯が徐々に増やされた。これは、従来の『ひかり』に加えて、新大阪駅 - 博多駅間運転の『こだま』のどちらかが運行されることになったためである。1986年11月1日改正以降は山陽新幹線区間の『こだま』を増発し、『ひかり』の停車本数が順次削減された。その後1997年11月29日改正をもって、岡山駅での『のぞみ』と『こだま』の接続改善により、『ひかり』の停車はいったん廃止された。それ以降、基本的に『こだま』が1時間あたり1 - 2本停車するのみだが、2006年3月18日ダイヤ改正から『ひかり』の停車が復活した。当駅始発の東京行き『ひかり』、ひかりレールスター(2便)。また2013年3月16日ダイヤ改正より『ひかり441号』博多行きは当駅に停車し、次の東広島駅を通過する。当該列車は改正前日の15日までは広島行きであった。また従来の『ひかり』停車駅に加え、新岩国駅に停車する。2012年3月17日現在、1時間あたり下り西条方面は2本、上り岡山方面は4本あるが、2011年3月12日以降上り列車は岡山行きだったものも含めて多くが次の糸崎行きに見直され、岡山行きの列車は実質、早朝と昼間、夕方の各1 - 2本のみとなった。また、姫路発当駅止まりの普通列車は朝晩に1本ずつあるが、当駅からの姫路行き普通列車は晩の1本のみである。主な駅弁は下記の通り。駅構内で浜吉が駅弁・うどんを販売している。以前、うどんは在来線1番線 - 4番線すべてに店舗があったが、のちに3、4番線の店舗は閉鎖され、1番線・2番線の店舗のみとなった。1日の平均乗車人員は以下の通りである。1番のりば2番のりば3番のりば4番のりば5番のりば6番のりば7番のりば駅の南にある「三原港フェリーターミナル」から、佐木島、小佐木島、因島、生口島、生名島に向かう旅客船・フェリーが運航している。※新幹線の隣の停車駅は『ひかり』『こだま』の項目を参照。
出典:wikipedia
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