『スパカン!』は、文化放送で毎週金曜日22:00 - 24:00(JST)に放送されていた音楽ラジオ番組。なお、前身の番組である『TOYOTA SUPER COUNTDOWN 50』(トヨタ スーパーカウントダウン・フィフティ)・『FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50』(フライデースーパーカウントダウン・フィフティ)も、本項で述べる。現在の番組タイトルはこれらの愛称「スパカン」からとったものである。2012年4月6日の放送から番組が大きくリニューアルし、番組タイトルが「スパカン!」に改められた。パーソナリティは舞台俳優のムロツヨシ。『FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50』時代は、内容はチャート発表のみだったが、リニューアル後は、音楽バラエティ番組として、番組オリジナルの音楽チャートのカウントダウンを中心に、様々なコーナーで構成されている。また、リスナーからのメッセージを募集している他、新たにゲストコーナーが設けられた。2013年4月5日からはラジオ福島でも放送されている。2013年10月4日からは文化放送で20 - 21時台のベルト番組『オトナカレッジ』が編成された関係で、21時台の関東ローカル枠は撤廃。文化放送も22時開始となる。2014年4月4日放送分からは、2012年4月からの「総合音楽チャートバラエティプログラム」というコンセプトを守りつつ、その週の音楽のカウントダウンや、ゲストなど、音楽のみならず、いろんなエンターテインメントの情報を取り入れ、また、トーク番組として楽しめるコーナーも取り入れ、「週末の夜にふさわしい、総合エンタテインメントバラエティプログラム」へと進化。2015年3月13日の放送にて、同月27日をもって、番組が終了すると発表され、1990年10月から始まった前身の『TOYOTA SUPER COUNTDOWN 50』から数えて、25年の歴史に終止符を打つことになった。そして2015年3月27日の最終回は、最終パーソナリティにあたるムロツヨシの「俳優仲間」たちがゲスト出演して、25年にわたって続いてきた本シリーズのフィナーレを飾った。プロ野球ナイター中継が延長された場合は、タイムテーブルが変更になる場合がある。1990年10月14日、番組の前身のひとつである『TOYOTA SUPER COUNTDOWN 50』が、『トヨタ・サンデースペシャル 決定!全日本歌謡選抜』の後継番組として放送開始。当時の放送時間は毎週日曜日 13:00 - 16:30。出演者は上記の竹内アナと井上のコンビに加え、集計ルームから声優の森功至(1992年10月以降は同じく声優の遠藤武)がレポートを担当していた。番組構成は前番組をほぼ踏襲していた(トヨタ自動車が冠スポンサーで一社提供だった点も同じ)が、ベスト50の発表開始時刻がやや早まり、11位以下の注目曲は1コーラス程度流れるようになった。またベスト10発表時のオペレーターの拍手は開始当初廃止されていたが、その後復活した。それから電話回線が強化されたためか、電話リクエストの番号末尾制限が前番組の「番号順」から1992年に「奇数・偶数」に緩和され、1994年1月に末尾制限は廃止された。さらに前番組で行われていた、紅白(男女別)での得点による勝敗制度も廃止された。『決定!全日本歌謡選抜』を放送していた地方局もパーソナリティや放送時間を継承して、『TOYOTA SUPER COUNTDOWN 50』を放送したが、東海ラジオは後に自社制作のワイド番組編成開始で11:00 - 13:00の2時間番組となり、企画ネット局での時間統一が崩れている。1994年4月15日から、当時の帯番組であった『斉藤一美のとんカツワイド』の金曜版の位置づけとして『斉藤一美のとんカツワイド FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50』(さいとうかずみのとんカツワイド フライデースーパーカウントダウン・フィフティ)となった。この時、企画ネット各局では『TOYOTA SUPER COUNTDOWN 50』が終了している(これに伴いラジオ大阪は前述の通り『決定!オールジャパン・ザ・ベストヒット』に企画移行した)。日曜放送時と比較して1時間縮小されたこともあり、ゲストトークなどのコーナーは撤廃され、純粋にカウントダウンのみの番組となった。いわゆるスペシャルウィーク(聴取率調査週間)の実施週でも、プレゼントが通常より増強される程度で、番組内容には変更がない。また、『とんカツワイド』と同様に直前の『文化放送ライオンズナイター』が放送時間延長となった場合、試合終了まで放送する関係で当番組は時間短縮となった。1997年4月改編で『とんカツワイド』の終了に伴い、番組名から『とんカツ』の文字が外れて単に『FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50』となった。斉藤アナもスポーツ部へ配置転換のため降板し、田中雄望(現:田中雄介)と吉田涙子アナがパーソナリティを担当。なお2人は2006年3月まで9年間という長きに渡り当番組を担当した。番組中に通算放送回数がアナウンスされていたが、これは『TOYOTA SUPER COUNTDOWN 50』時代からの回数であり、第183回放送分から『FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50』となっている(ただし年間ランキング発表もしくは番組内容変更の場合はカウントしない)。また、番組テーマ曲も『TOYOTA SUPER COUNTDOWN 50』から変更されていない(第500回より若干アレンジされた)。2010年4月30日には放送回数1000回を迎えた。これを記念して、同年5月4日・5日に『文化放送ライオンズナイター センパツ! SUPER COUNTDOWN 50 1000回スペシャル』が放送され、1000回分のベスト50を発表した(年間ランキング1位獲得曲においての順位・ポイントは下記表を参照)。1996年から1999年にはニッポン放送、TOKYO FM、FM-FUJIがそれぞれ金曜の同じ時間帯にカウントダウン番組をスタートさせ、一時期はNHK-FMを含めた5番組が鼎立した。2000年のBSQR489の開局時はBSQR489でも時差ネットされた。2008年4月から『レコメン!』のパーソナリティであるK太郎(砂山アナ)が当番組のメインパーソナリティも担当したが、斉藤担当時代と違って『レコメン!』の冠は付かず、従来通り『FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50』のままだった。また、『レコメン!』番組内では、報道系以外の速報(気象・交通情報)はK太郎自身が伝えるが、当番組では石田アナが担当した。2008年8月15日放送分は電話リクエストの受付を行ったものの、番組自体は金曜日移動となってから初めて休止となった。これは、直前に放送していた北京オリンピック野球予選・日本対オランダ戦の実況中継(20時〜)に引き続いて、なでしこジャパンが出場した、北京オリンピックサッカー女子準々決勝・日本対中国戦を中継することが、急遽決まったためである。スペシャルウィーク実施週であった2009年4月24日の放送は、新譜紹介コーナーを中断して、前日に公然わいせつの現行犯で逮捕され、放送当日に釈放された、SMAPの草彅剛の記者会見の模様をニュースの扱いで6分間放送した(担当は扇一平アナ)。同会見の模様は、直前番組『文化放送ライオンズナイター』でも、試合が早く終了したため放送していたが、当番組内でも再度取り上げられた。コーナーを中断して速報以外のニュースを取り上げるのは、当番組では異例のことである。2010年9月24日の放送で番組開始当初から長年行われていた電話リクエストが翌週(10月1日)の放送分で終了し、同年10月8日の放送からはEメールと携帯電話サイト・文化放送モバイルからのリクエストになると発表された。これにより、関東のラジオ局の夜間・深夜帯のリクエスト番組からの電話リクエストが完全に無くなったことになる(日中の番組まで含めれば現在も『みのもんたのウィークエンドをつかまえろ』(文化放送)、『三宅裕司のサンデーヒットパラダイス』(ニッポン放送)などが電リクを行っている)。2011年3月11日は同日に発生した東日本大震災の緊急報道特番のため、放送休止となった。翌週3月18日もランキング発表を休止し番組内容を変更した(なお、同日はK太郎1人で担当したほか震災関連のニュースも挿入した)。急遽放送休止となったのは、『決定!全日本歌謡選抜』時代の1989年1月8日(前日に昭和天皇崩御)以来となった。同年4月8日からは、秋田放送へもネットされている(22:00 - 24:00のみ放送。同局は月 - 木曜の『レコメン!』も完全ネットしている)。リスナーから募集したEメールによるリクエストを中心に、オリコンランキングを交え、最新J-POPチャートを50位から1位までランキング形式で紹介する。2008年5月以降、東京のAMラジオ局に於いて、時間を割いて(ベスト10も全曲フラッシュ形式では無い)J-POPチャートを紹介している、唯一の番組である。CD発売(もしくは配信での発売)前でも、曲が放送できる状況にあればランキング入りの対象となる。なお、金曜日移行後の1994年4月から2004年6月までは、電話・ハガキでのリクエストもランキング集計の対象となっており、また2008年3月までは火曜会ネットワーク34社の総合ランキングも対象となっていた。この番組のランキングはリクエスト中心であるため、リクエストの集票能力が高いジャニーズ事務所所属の歌手が圧倒的に強くなる傾向にあり、ジャニーズの曲を中心にCD発売前にもかかわらず1位を取ったり、セールスが不振だった曲にもかかわらず数週間1位になったり、ミリオンセラーになった曲が1ヶ月超に渡り1位をキープする事も頻出するなどしていた。また、ジャニーズに限らず、同局出演者(アイドル、声優など)の曲が上位、長期間ランク入りする傾向があった。番組放送日の20時からEメールリクエストを受け付け、リクエストしたすべてのリスナーの中から抽選で10名に3000円分の音楽ギフトカード(スペシャルウィーク期間中は抽選で10名に現金1万円、20名に3000円分の音楽ギフトカード)がプレゼントされる。現在は現金1万円が3名へ、さらにリクエストしたアーティストのノベルティグッズが5名へのプレゼントに変わった(また、スペシャルウィーク期間中は抽選で10名に現金1万円、20名にリクエストしたアーティストのノベルティグッズをプレゼント)。また、毎週リクエストを紹介されたリスナー全員に、番組特製のステッカーと、その週のトップ50を掲載したチャート表がプレゼントされる。なお、年間ベスト50(後述)の発表週はEメールリクエストを受付けない。月〜木曜の同時間帯ワイド番組『レコメン!』と比較して、CM回数・本数は最小限にとどめられており、23時の時報CMや時報音も流れずに進行された(いわゆる、時報(定時)またぎ状態)。秋田放送が22時に飛び乗るため22時にオープニングが追加された。以前は、月〜金曜でのスポンサーも多く存在したが、末期は2社程度となっていた。1999年1月から2001年12月には日本マクドナルド提供の「マクドナルドベスト10」のコーナーも放送されていた。番組内では触れられていないが、同局のポッドキャストサービス「Podcast QR」にて、当番組の毎週のベスト10とランダムで選ばれた過去のヒットチャートベスト10を紹介していた。4〜10月のナイター延長に伴う、遅れスタートの場合でも、終了時刻は変更されないため、この限りではない。※年の最終週(元日が金曜日に当たる場合も同様)には「年間ベスト50」として、年間で上位にランクされた50曲を、番組開始後すぐにカウントダウンする。そのためこの週のみEメールリクエストは行われない。2011年は秋田放送の開始時間に連動して、22時過ぎからの発表となった。年間ランキングは、レギュラーチャート(週間ランキング)の順位を1位が50p、2位が49p、3位が48p…50位が1pと換算し、年間通算で獲得したポイント数(同点の場合は同順位となる)により決定される(後述する1000回分のベスト50でも同じ決定方式である)。なお、1994年は12月23日に、1999年・2004年は12月24日に、2003年は2004年1月2日に発表した。
出典:wikipedia
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