大隈軌道(おおくまきどう)は、かつて福岡県嘉穂郡大隈町(現・嘉麻市)にあった鉄道省筑豊本線(後の上山田線、現・廃止)の大隈駅から市街地を結んだ馬車軌道およびその運営会社である。自動車の発達により廃止された。大隈町内で地元有志の発起により大隈軌道を設立。筑豊本線大隈駅と大隈町の市街地を結ぶための馬車軌道を開通させた。町と駅を結ぶ唯一の交通機関だった。ところが大正末期になると乗合バスが登場した。また昭和初期には大隈タクシーも開業し、住人の足となっていった。こうした状況に馬車軌道は乗客の急減をまねき、ついに廃止となりバス会社となった。その後は大隈駅から大隈町よりさきの桑野までの乗合バスにより運行した。バスは1日あたり桑野まで6往復、大隈町まで11往復した。この乗合バス会社もやがて西日本鉄道に吸収合併されたという。客車は16人乗り1頭引きで2両所有。貨物の取扱いはなかった。大隈町から先へは乗合馬車に乗り継いでいったという。
出典:wikipedia
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