『烈火の炎』(れっかのほのお)は、安西信行による日本の少年漫画作品。および、それを原作としたテレビアニメ作品。『週刊少年サンデー』(小学館)で1995年の16号から2002年の9号までの7年間連載されていた。単行本は小学館:少年サンデーコミックスより全33巻、少年サンデーコミックスワイド版より全17巻、小学館文庫より全17巻のほか、コンビニコミック版が全12巻。なお、原作の第1話は週刊少年サンデーのホームページの中のサンデー名作ミュージアムに掲載されている。ヒロイン・佐古下柳の持つ特殊能力を巡って、主人公・花菱烈火とその仲間たちが彼女を守るために戦う、いわゆる「能力バトル」漫画。本作の連載が始まった当時の『サンデー』はラブコメ漫画やスポーツ漫画のイメージが強く、「バトルもの」がほとんど皆無の中での異色作だったが、結果的に「バトルもの」のヒット作となった。安西信行の出世作であり、単行本の累計発行部数は2500万部を超えている。1997年のアニメ化がきっかけで知名度を上げ、それからは原作が完結するまで最新巻が出る度にコミックス売り上げランキングの上位に食い込むなど高い人気があった。コミックス7巻、ワイド版4巻には、「外伝・風一夜」が掲載されている。主人公は風子で、彼女の中学生時代のエピソードが描かれている。忍者にあこがれる主人公・花菱烈火は、炎を生みだす不思議な力を持っていた。烈火はある日、治癒の力を持つ少女・佐古下柳と出会い、お互いの力を打ち明けたことで友人となる。烈火は柳を守ることを誓う。謎の女性、影法師の出現により、烈火達は魔力を持つ道具、“魔導具”の存在を知ることとなる。ある日、何者かにさらわれてしまった柳を取り戻すため、烈火は友人の霧沢風子や石島土門と共に、影法師から教えられた館に向かう。館では魔導具を持つ敵達が待ち構えていたものの、仲間達や、以前烈火と戦った水鏡凍季也の協力により最後の部屋へとたどり着き、烈火と同じ炎を生みだす力を持つ紅麗と対決する。しかし、紅麗の炎、“紅”の力の前に烈火達は歯が立たない。窮地に陥った烈火は、影法師の助言により自身の炎を抑える手甲を外す賭けにでる。手甲を外した事により、烈火の中に眠る炎、“八竜”が目覚めた。烈火は八竜の力によりなんとか紅麗を退け、柳を救い出すことに成功する。その後、烈火は影法師から自分と紅麗の過去を知り、決着をつけるため、仲間達と“裏武闘殺陣”へ出場する。裏武闘殺陣で紅麗との死闘を終え、平穏な暮らしを送っていた烈火たちだったが何者かに襲撃される。彼らは、森光蘭率いる、“裏麗”だった。森光蘭の狙いが、危険な魔導具・“天堂地獄”にあることを知った烈火達は天堂地獄の破壊に向かうのだった。裂神と同じく死者を炎にする。この力で紅麗は「紅」と「磁生」、そしてSODOMで死んだ「南尾」を始めとした「空のメンバー」を自らの炎とした。ただし、魂を炎とするためにはその魂との契約が必要で、強制的に魂を炎に変えることはできない。(紅、磁生、空のメンバーは全員自らの意志で紅麗の炎となる道を選んでいるが、空のメンバーだけは門都戦以降使っていない。)裂神の元となった本人なので、“裂神”の死者の魂を炎として召喚する炎。ただし彼自身もその力を危惧しており、彼が生きている間はその力を使うことはなかった。400年前、火影忍軍の一員であった虚空と海魔の二人が作り出した魔力を持つ道具。非常に多くの種類が存在しており、1種類につき1つのもあれば複数量産されたものもある。大抵文字の書いてある「核」が存在し、「核」が破壊されない限りは再生できる(例:磁生の“磁双刀”は再生したが、音遠の“不協和音”は核が破壊された以降二度と現れていない)。無論、魔導具の形状・能力によっては核が無い場合(魔導具自体に文字が書いてある)や核のみといった場合がある。また、アニメのみに登場した原作に登場しないものもある。虚空と海魔の道具には顕著な違いが見られ、虚空は人を「生かす・守る魔導具」を、海魔は人を「殺す・殺戮のための魔導具」を作り続けた。なお、登場した魔導具の中で“風神”・“閻水”・“土星の輪”・“鋼金暗器”・“鉄丸”は虚空の作品、“石冑”・“雷神”・“氷魔閻”・“天堂地獄”は海魔の作品であることが分かっている。どの魔導具も同様に「魔力」を力の源とし、柳や桜姫の「治癒の力」とは対極のものであるため、その力に晒されると壊れてしまう。故に天堂地獄が治癒能力者である柳を吸収する際には、彼女の精神力を弱らせる必要があった。天堂地獄が破壊された際、全ての魔導具は役目を終え消滅した。天堂地獄(てんどうじごく)とは、海魔の最後の作品で死ぬ間際に海魔が自身の意思を注入した最凶の魔導具。自ら意思を持ち使用者を選ぶ。素質を持たぬものが触れると不死の呪いを受ける。所有者に選ばれた人物は森光蘭。海魔と森光蘭が融合し、史上最強の生物、全ての魔導具の頂点の存在となるほどの怪物となる。この他にも名称は不明だが、大黒の棍棒や藤丸の鎌が魔導具とされていた。分身をいくつも作り出す技。幻獣朗の技だが、紅麗、蛭湖も会得している。水や氷を操る剣術で、継承者は「巡狂座」の名を名乗る。使用者は巡狂座、水鏡凍季也、水鏡美冬、戒。1997年7月19日から1998年7月10日までフジテレビで放送。全42話。基本的にセル画で制作されているが、一部のシーンのみデジタル制作となっている。元々ローカルネットでの放送だったが、1998年4月から枠移動により完全に関東ローカルとなり、この時打ち切り・遅れネットとなった局もある。また、後番組がアニメでなくなったため、1975年10月の「タイムボカン」以来22年半続いた土曜夜6時半のアニメ枠は一度途切れることとなった。過去にカートゥーンネットワークでも放送されたことがある。2005年4月22日、6月24日にデジタルサイトよりDVDBOX全2巻が発売された。OP映像において、当初はパカパカを使用したシーンがあったが、ポケモンショックの影響により、スローモーションを使用した映像に差し替えられている。
出典:wikipedia
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