『超次元ゲイム ネプテューヌmk2』(ちょうじげんゲイム ネプテューヌマークツー)は、2011年8月18日にコンパイルハートから発売されたPlayStation 3用ロールプレイングゲーム。2010年8月19日に発売された『超次元ゲイム ネプテューヌ』の続編にあたる。前作同様キャラクターデザインおよび原画はイラストレイターのつなこが担当している。なお、本作のリメイク版であるPlayStation VitaおよびMicrosoft Windows用ソフト『超次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth2 SISTERS GENERATION』(ちょうじじげんゲイム ネプテューヌリバースツー シスターズジェネレーション)も本記事で扱う。Re;Birth2は2014年3月20日にPlayStation Vita版が発売され、2015年5月29日にMicrosoft Windows版が海外版で、2016年9月29日が日本語版に発売した。Microsoft Windows版の詳細については後述する。"以下、本項内では、企業等の実在する名称とゲーム内の固有名詞で同一のものが登場した場合、特に断りがない限りゲーム内での固有名詞を示す。"前作のキャラクターを引き継ぎながらも、世界観や設定を一新した正統続編である。メインキャラクターも前作のネプテューヌを始めとする四人の女神達から、彼女たちの妹である女神候補生達へと変更された。本作の舞台となるゲイムギョウ界は前作のパラレルワールドにあたり、前作では大陸が4つに分かれていたのに対し本作では一つの大陸に統一されている、ギョウカイ墓場と呼ばれる地帯がある、マジェコンヌが先代の女神ではなく犯罪組織の名称であるなどといった点で異なる。また、アイエフやコンパといった会社擬人化キャラクターたちの設定も変更され、新たに各国家の教祖やマジェコンヌ四天王などが新キャラクターとして登場している。他にも、生まれと違うエリアの女神を信仰してもあまり問題はないようであり、ギルドも非公式信仰組織ではなく依頼斡旋所となった。戦闘面でも前作とは異なり、パーティーメンバーが4人へと増えただけでなく、前作のスタンダードなコマンド式戦闘から、移動などのシミュレーション的な要素が加わった戦闘システムへと変更されている。また、新たに前衛・後衛を自由に選びカップリングすることができるリリィシステムが追加されている。なお、各キャラクターには固有アビリティが4つとサポート効果が2つ設定されており、固有アビリティは常時発動する自分に対する特殊効果、サポートは後衛にいるときに前衛に与える特殊効果となっている。シナリオは『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の岩崎夏海が監修として参加。前作のコラボに加え新たに株式会社コンセプトおよび株式会社インターセプト代表取締役稲船敬二個人がみんつぶキャラ&スキル時に出現する剣として、ケイブおよびファルコムがパーティキャラとしてコラボ参加。なお前作DLCで登場したREDは登場しない(後に『Re;Birth2』で再登場)。また、前作以上に2ちゃんねるのハード・業界板で使われている用語(GK、痴漢、妊娠)などがネタとして使用されている。他にも、会話時のキャラクターは3DCGで表示され、振り返るなどの動きを行うようになっているが、一部イベントでは立ち絵となっている。なお、シリーズの3作目『神次元ゲイム ネプテューヌV』は2012年8月30日に発売された。20XX年。ゲイムギョウ界は犯罪組織マジェコンヌによって混沌の最中にあった。政府の対応は追いつかず、むしろ人々の中には背信行為とわかっていて崇拝を始める人間が続出するなど、世界は荒廃しつつあった。イストワールの作戦を実行していた4人の守護女神と、パープルハートの妹・女神候補生ネプギアもまた、圧倒的な力量差の前に屈し、ギョウカイ墓場に封じ込められてしまう。女神達の戦いから3年後、コンパとアイエフの手によって辛うじて救助されたネプギアは、他国の女神候補生らと共同で姉達を救助し、マジェコンヌを打倒するための旅に出る。本作は、拠点間移動やシナリオの進行、ミッションの受領等を行うための街・ワールドマップ画面と、実際の探索を行うダンジョンパートに大別されている。ワールドマップでは、各国の都市やその時点で探索できるダンジョンが表示されており、これをカーソル選択することで街やダンジョンに移行する。選択可能な都市やダンジョンは物語の進行によって増加するが、拠点として入れるのは各国の首都であるプラネテューヌ、ラステイション、ルウィー、リーンボックス+αだけである。街内では、ショップ(「Amazoo.nep」と表示されている)の利用、ギルドによるミッションの受領と達成報告、「企画書」アイテムを使用してのアイテム開発を行うことができる。開発に必要な素材はドロップ率が低めなため作りにくいものも存在するが、開発したアイテムは全てショップに売り出されるようになる。また、背景ではマイクロブログ「みんつぶ」の発言状況が表示されている。「みんつぶ」メニューからタイムラインを呼び出し、発言詳細を見ることもでき、この時詳細を見ることでサブイベントが発生することがある。本作においては、各国や各都市における各女神(や、マジェコンヌ)への信仰率が「シェア」という概念で取り扱われている。「シェア」は全世界における各都市で個別に設定されており、各女神及びマジェコンヌで合計100%となる。拠点として入ることが出来ない都市についても、ワールドマップでカーソルを合わせている間は、その街における各国のシェア情報が円グラフで表示される。また、それとは別に全世界総合での各国シェア情報が常時表示されている(その時点で開放されている都市の平均値であるため、新しく都市が開放されると大きく変動することがある)。前作との違いは、シェアの変動が数値として分かるようになっており、また上下させやすくなっている。ただし、シェアは変動することが前提となっており、一方のシェアが0%になる場合は超過分はないものとされる。シェアの状態は対応する女神・女神候補生らの能力に影響する他、サブイベントの発生条件となっていることがある。ダンジョンパートでは、3DCGにて描かれるダンジョン内の探索を行う。操作はフィールド探索タイプのロールプレイングゲームである。本作ではダンジョンクリアという概念は撤廃され、イベントを進行させるか、任意にダンジョンから脱出を行うまで探索を続行できるようになった。また、探索時のキャラクター固有のアクションは撤廃され、前回アイエフなどが使用していた隠し宝箱をスキャンする能力は全キャラクター共通となった。なお、隠し宝箱は貴重品であることはなくなり、ある程度の範囲でランダムにアイテムが出てくるようになっている。セーブは規定のセーブポイントでのみ実行可能。前作に引き続きダンジョン攻略にはさほどウェイトがおかれておらず、戦闘を回避すれば2分程度で最深部に到着できる。ストーリー進行は前作がクエストを受けることで進んだのとは違い、今回は特定のエリアに侵入することでイベントが発生する形となっている(一部依頼達成やシェア状況などが条件になっている場合あり)。クエストはあくまで報酬とシェアを上下させるための要素であり、全部達成する必要はない。また、ストーリーが進むとコロシアムが開放され、規定モンスターと戦うことでクエスト同様の報酬を得られるようになっている。なお、コロシアムでしか入手できない素材や企画書が存在する。ダンジョンパートでは、モンスターシンボルへの接触によって戦闘が発生する。戦闘では、行動順が訪れたキャラクターから順にフィールドを移動し、事前に設定しておいた技を使用して標的への攻撃を行うことが基本となる。攻撃は、赤い四角で表示される攻撃可能範囲に敵が存在していれば実行できる。それぞれの技には「消費AP」が設定されており、行動開始時に与えられたAPをそれぞれの技ごとに消費する必要がある。これはアイテムでも同様であり、強力なアイテムほどAPが高い。そのため、レベル・装備によっては1回何もせず待機しなければ使えないようなアイテムも存在する。APはターンが回ってくるたび上限まで回復する。APを使いきらずに行動終了した場合、通常の上限を超えてAPが回復する(回復量は超過分の25%、最終的な上限は通常の倍まで)。行動可能なAPが残っている限り、何回でも行動が可能(アイテムも同様)。ただし、APを消耗すると次にターンが回ってくるまでの待機時間が長くなってしまう。移動ではAPを消費しないが、一回の行動で移動できる距離はMOVというステータスによって決まっている。戦闘終了後、APは次の戦闘へ持ち越すことはできない。各技は連続攻撃を基本とする「ラッシュ」、一発が重い攻撃を基本とする「ハード」、ガードゲージへのダメージを重視している「ブレイク」の3カテゴリに分けられており、攻撃の2段階目、3段階目、4段階目のそれぞれにおいて、対応する○、□、△のボタンに割り振ることができる。前作と違い、習得した通常スキルはどの段階に設定することも可能。また、武器は広範囲用(縦長・横長)と狭範囲用の2種類が存在し、広範囲用武器は最初の一撃に必要となるAPが高く設定されている。最初の一撃は後述するEXフィニッシュに必要なAPにはカウントされないので、考えて使わないと攻撃力や効率がかなり落ちてしまうことになる。基本的には4段1セット(途中でAPが尽きた場合はその時点で終了)での攻撃行動となるが、特定の順番でボタンを押し、2〜4段階目で指定されたAP使用量を満たすことで、4段階目の後で追加攻撃となる「EXフィニッシュ」が発動する。また、攻撃を行ったり攻撃を受けたりすることで、SPが蓄積する。増加量は一回につきデフォルトで2、攻撃時に限ってサポート効果により4まで増える。前述のAPと同時にこのSPを消費することで、各キャラクターの特殊能力である「スキル」を使用することが可能。ただし、スキルを使用した場合はその時点で行動順が終了する。スキルが攻撃タイプの場合、その攻撃によってもSPが蓄積する。一部の必殺技クラスのスキルの場合、ボスに対して発動すると演出及びヒット数などが強化された特殊なバージョンとなる。APとは違い、SPは100までは戦闘終了後に持ち越すことが出来る。女神候補生、および守護女神は、SPが100以上蓄積している状態で「女神化」を使用することで、SP100を消費して「守護女神」に変身することが出来る。守護女神状態に変身すると能力が上昇するが、その内容は「プロセッサユニット」と呼ばれる、守護女神状態専用の装備の内容に依存する。また、守護女神状態では行動終了時に一定のSPを消費し、残量が不足するとその時点で女神化が解除される(任意に解除することも可能)。状態異常「ウィルス」で強制的に解除されることもある。なお、ネプギアのみ体部分を構成するプロセッサ「C(コア)」にテクスチャを貼り付けて任意の模様に変更することが可能。本作ではダンジョンマップ上で□を押すことで武器を振るうことができる。この振るった武器がモンスターシンボルに接触した場合、初期AP・SPが増加した状態で戦闘に突入することができる他、レベル差の大きいモンスターのシンボルは戦闘に入ることなく消滅させることもできる。ただし、この場合ドロップアイテムは一切取得できずモンスター撃破数も増えないため、クエスト達成には向かない。なお、モンスターには視界が存在し、その範囲内だと発見されて向かって来る。ただし、範囲内にいても確実に発見されるわけではない。背後から接触されてしまうと、先制攻撃を取られてしまう。パーティーメンバーのHPが0になった場合は戦闘不能となる。前作と異なり、戦闘不能は戦闘後も自動回復しない。パーティーメンバーが全員戦闘不能となるとゲームオーバーとなる。本作ではタイトル画面に戻されるようになり、同じ戦闘をすぐにやり直すことはできなくなった。戦闘中、一部のモンスターはマジェコンヌの影響を受けて「汚染」されることがある。この状態となったモンスターは体の色が黒くなり、能力が大幅に上昇する。汚染されたモンスターが存在する場合、他のモンスターが汚染される確率も上昇する。もとに戻す方法はなく、該当モンスターを撃破するか、逃走するしかない。前作同様守護女神および女神候補生は人間としての姿と名前も持っている。名前変更不可。逆に、変身後の名前に関しては候補生ともどもまず呼ばれず、守護女神を「ハード」と呼ぶこともない。メーカーキャラと違い、多くの技はハードにまつわる名称ではない(特に女神)。守護女神をサポートする少女たちで、様付けで呼ばれるなど基本的に格上の存在。作中の発言からすると任命式のようであるが、基準や条件などは不明。ほぼ全員、女神に対しては忠義とは別感情で動いている。イストワールを除いて、各ハードにまつわる蔑称が由来となっている。『Re;Birth2』では全員戦闘参加が可能。『Re;Birth1』の妹達と同様、リメイクシステムで特定の追加機能を完成すれば、参入イベントが通常ルートの終盤で発生する。外伝では仲間にならないが、新規シナリオでは重要な役目を担当している。前作の下界設定はなく、本作の会社擬人化キャラクターのカテゴリ(種族のこと)名はメーカーとなっている。彼女たちはその会社代表キャラクターの技をスキルとして使用できる(魔界粧・轟炎、あいんつぇるかんぷなど)。犯罪神マジェコンヌの復活を目論んだ組織。相関キャラクターの行動と設定も前作以上に現実のマジコン問題を反映する。四天王は全て(経緯などは不明だが)マジェコンヌによって生み出された存在であり、その体はマジェコンヌの体となりうる器となっている。なお、ゲーム中ではマジコンではなくマジェコンと呼ばれている。また、四天王をモチーフにしたプロセッサユニットが存在する。2014年12月24日に親会社のアイディアファクトリーのアメリカ子会社、Idea Factory International, Inc.から、Re;Birth2のMicrosoft Windows版がSteamにて発売されることが発表された。翌年の2015年5月29日に海外のみに発売され、PlayStation Vita版で発売されたDLCもすべて同時配信された。英語版の移植となっており、日本語は吹き替えのみサポートする。タイトルは"Hyperdimension Neptunia Re;Birth2: Sisters Generation"。Microsoft Windows版においては、最大1080pまでの解像度の対応やフレームレートの60fpsへの向上、Steam 実績、Steam トレーディングカード、Steam クラウドへの対応がなされている。また、Microsoft Windows版は海外向けに発売されているため、日本国内からは購入が不可能だが、2016年9月29日は日本語版に発売した。
出典:wikipedia
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