電車でGO!(でんしゃでゴー!)はタイトーが制作した、鉄道(電車)運転シミュレーションゲームのシリーズである。1996年に第1作目がアーケードゲームとして発表された(稼動は1997年3月)。その後、アーケードゲーム向けの続編や、家庭用ゲーム機・パソコン向けの新作、携帯ゲーム機・携帯電話などへの移植作が制作された。略称は電GO!。※本項目では、別ページで説明されていないシリーズ作品についても説明する。もともとビデオゲームの黎明期のころからタイトーおよび他社の開発スタッフには『鉄道車両の運転ゲーム』のアイデアがあったが、コンピュータの性能などの技術的問題や、仮に製作してもゲーム内容やルールがユーザーやゲームセンターへの来店客が理解しにくいこと、特に営業サイドからの『売れない(来店客に受けない)』という意見が根強く、長らく実現出来なかった。そんな中、1997年当時のゲームセンターは格闘やドライブなどのマニア層に特化した機種が並んでいた中で「一般客がもっと簡単に遊べ、興味をもたれるテーマとして鉄道に着目した」と、当時のプロジェクトリーダー・斎藤晃は語っている。またゲーム機の操作部分を実車さながらに設計する際には『ボタンを付ければ十分だ』という社内の声を押し返すのに苦労したと言う。ゲームシステムは、あらかじめ設定されたダイヤどおりに列車を運転し、指定された停車位置にいかに正確に止めるかを競うものである。これに列車の加減速性能、速度制限、天候の変化などが要素として加わる。ゲームに登場する町や車両、路線は実際に存在するもので、精細な三次元コンピュータグラフィックスによって構築されている。ただし、これらはあくまでゲーム用にそれらしく作られた架空のものであり、実際の鉄道の運行の仕組みや運転規則とは大幅に異なる。基本的にダイヤや速度制限、信号等を守りながら駅に到着し、しかも停止位置にピタリと止めることがポイントである。大半の作品では持ち時間制が採用され、運行上守らなくてはいけないルールを破るとペナルティとして持ち時間が減点される。持ち時間が0秒以下になるとゲームオーバーとなる。しかし、一部の作品では別のルールが採用されている。がんばれ運転士!や電車でGO! FINALなどでは、ライフ制が採用されている。山陽新幹線編では、駅に停車する毎にこれまでの走行が採点され、一定点未満と評価されるとゲームオーバーになる。各作品の収録路線名の表記は、実際の路線の正式名称ではないものもある。またダイヤ、使用車両、駅名など、現在とは異なっている場合もある。CEROの審査を通した作品は全て全年齢対象となっている。AC:1997年3月ごろ稼動(タイトル表記では1996年) PS:1997年12月18日発売(売り上げ:約102万本) Win:1999年4月23日山陰本線のみ初級となっている。なお、ダイヤは他の多くの作品では5秒単位で設定されているがこの作品では1秒単位で設定されている。また、難易度設定により各駅の到着時刻が数秒ほど変化し、難易度の設定が高いほど早くなる。PS版では、SIDE BY SIDE SPECIALの体験版が付いている。アーケード版では隠し機能として、Windows版では最初から山陰本線ロングバージョン(上級)と東海道線各駅停車バージョン(高槻→大阪)が運転できる。それ以外の機種では登場しない。この作品のみ、停車駅ごとに進入速度が設定されており、それを超えてホームに進入すると停車後に減点される。進入速度は基本的に山陰本線が70km/h、京浜東北線・東海道本線・山手線が75km/hだが、例外として山陰本線の太秦駅・花園駅・二条駅は40km/hで京都駅は55km/h、京浜東北線の東神奈川駅は60km/h、東海道本線の千里丘駅・岸辺駅・東淀川駅は70km/hで吹田駅は55km/hで新大阪駅(普通のみ)は60km/hで大阪駅は40km/hとなっている。アーケード版リリース後には、東京と大阪でイベント「電車でGO!運転手は君だ!祭り」が開催された。後にワンダースワン版やゲームボーイカラー(発売:サイバーフロント)版も発売された。Windows版は、ゲームソフトメーカーのアンバランス(unbalance)が販売した。AC:1997年9月ごろ稼動 SS:1998年10月1日発売アーケード版の電車でGO! のバージョンアップ版。バグフィックスが行われたほかに「山手線EX」と「京浜東北線EX」が追加され、天候が雪の状況で運転が可能となっている。1998年10月1日には、セガサターン用ソフトとして移植された。当初は日本フレックスから発売される予定だったが、発売前に同社が倒産したため、タカラが販売を引き継ぐ形となり、セガサターン対応専用コントローラーも同時に発売された。隠しコースは、路線選択画面では山陰本線は「LONG」、京浜東北線・東海道本線・山手線は「EXTRA」と表示される。車両紹介画面では全隠しコースとも左上に「SPECIAL」と表示される。AC:1998年3月ごろ稼動(タイトル表記では1997年)PS・Win:1999年3月18日発売 売り上げ:約50万本AC:1998年9月ごろ稼動 DC:2000年1月20日発売N64:1999年7月23日発売AC:1998年9月19日のアミューズメントマシンショーで展示PS:1999年12月9日発売 Win:2001年6月15日/2004年9月17日発売PS:2000年1月27日発売 Win:2000年12月1日/2007年4月13日発売シリーズ初の私鉄編である。フリーラン機能がシリーズではじめて収録された。収録路線当シリーズでは初めて、PlayStation向けに新規開発され、路面電車やモノレールの運転が実現した。宣伝キャラクターは、岐阜県の生まれで、「私鉄沿線」がヒット曲である野口五郎が担当した。また、おまけとしてワンハンドルコントローラ専用のミニゲームが5種類ある。特急北アルプス号やモノレールなどは、ある条件を満たすと運転できるようになる(Windows版は最初から運転可)。モノレールを運転できるのはこの作品のみとなっている。実際のモンキーパークモノレールは、スタフ閉塞式が採用されていたがゲームでは再現されておらず自動信号になっている。2007年7月に携帯電話アプリとして配信された「電車でGO! 名鉄編」において、このソフトを「携帯用にアレンジして移植しております」の記述がある。AC:2000年3月ごろ稼動(タイトル表記では1999年)。PS2:2001年3月15日発売PS:2000年3月16日発売 Win:2001年2月9日/2007年1月19日発売収録路線蒸気機関車を運転するゲームとして登場したため、製品名は「汽車でGO!」となっている。先行するプロフェッショナル仕様および名古屋鉄道編と同様、アーケード版としてではなくPS版として開発された。プレイ中に視点移動ができるほか、シリーズ初となる2人同時プレイ(機関士と機関助士)も可能である。操作方法も「電車でGO!操作」と「汽車操作」が選択できる。写真フロアにおける写真追加も「汽車操作」を選択してクリアしないと追加できない。また「汽車操作」を選択して、ツーハンドル式専用コントローラーなどの専用コントローラを使用した場合は空気ブレーキでの運転が可能であり、加減弁や逆転機操作も自動車のオートマチック車と同様の操作となる。ドレイン操作も自動操作となりドレインボーナスも獲得できない。信越本線磯部駅は、磯辺駅となっている。AC:2000年10月ごろ稼動 PS2:2002年7月25日発売 Win:2003年6月5日/2006年1月13日(廉価版)発売収録路線アーケード版は「がんばれ運転士!!」という名で、収録路線は江ノ島電鉄(下り、藤沢→鎌倉)と伊予鉄道(5系統、松山駅前→道後温泉)のみ。また、持ち時間制ではなくライフ制である。PS2版とWin版は従来のタイトルが変更され、路線や車両が大幅に追加されている。ライフ制を持ち点制に変更、山陽新幹線にあった視点タイプの2種類追加、鉄ちゃんの代わりに案内人になるキャラクターの追加など、大量の追加要素が収録された。路面電車ならではの交通量の変化や道路上でのアクシデントがあり、また自動車のマニュアルシフトのごとく1段ずつノッチを進めて加速する手動加速制御(HL制御)やブレーキ動作・緩めに独特の操作を要する直通空気ブレーキの操作感覚も楽しめるが、PS2版で専用コントローラType2並びに新幹線専用コントローラを使用している場合は直通空気ブレーキ操作は行えず、電気指令式ブレーキのみでの操作となる。またドア開閉も可能である。沿線観光名所案内などもある。ただし、江ノ電でもワンマン運転を行える、電気指令式ブレーキ車も直通式空気ブレーキである、VVVFインバータ制御でもHL制御である、笛や発車ベルがドアが閉まった後に鳴る、自動ドアが実在しない「箱館ハイカラ號」や「坊っちゃん列車」でもドアが自動で開閉するなど、実物と全く異なる点が多いようである。シリーズ中のJR・ほくほく線のワンマン列車と異なり、扉開閉やアナウンスを手動(自動に変更可)で行わなければならない(開閉ミスやアナウンス忘れをすると減点される)。今回は信号待ちなど、交通状況による遅延が発生しやすいため、定刻より1分以内の遅延であれば減点にならず、早着に関しては「お咎めなし」である。しかし、オーバーランについてはシビアであり、停止線をわずか1cmでも超えた場合は減点になる。運行中の持ち点(ライフ)の精算は各駅到着後に行う。今作の駅などにいる人々が3Dポリゴンになっており、立って静止だけでなく動き出す。宣伝にはイメージキャラクターとして、氷川きよしを起用した。PlayStation 2対応の旅情編専用コントローラ、およびWindows対応の旅情編専用コントローラが同時発売された。アーケードで稼動するのは今作で最後になり、以降からは家庭用などで登場することになる。PS2:2001年9月20日発売 Win:2002年12月13日/2005年11月4日発売収録路線使用車両はどちらの路線とも同じで、0系・100系・300系・500系・700系7000番台。シリーズでは初めて、上り・下りの運転が楽しめるようになる。車両選択は主な車両を一部区間のみ運転できるダイジェストモードと、時刻表から列車を選択する時刻表モードとなっており、時刻表モードの選択画面はJR時刻表と同様のフォーマットである。従来のシリーズの、プレイヤーがミスをすると持ち時間(秒)が減点されていく方式に対し、本作品では停車駅のみで運転評価を行い、所定以上の得点であれば継続プレイできる方式を採用した。そのため、走行中にゲームオーバーで強制的に運行中止となることはなくなった。さらに、運転中の視点移動が可能となった(PS対応特製コントローラはビューチェンジのみで、上下左右の移動は不可)。列車の発車や到着時に、車内検札や車内販売、デッキで携帯電話で上司と話す営業マンなど、様々な車内の1コマがランダムに出てくる(気象条件が雪の時は「わーっ雪だっ!!」と叫ぶ子供も登場することがある)。走行中に見える風景もワンパターンの繰り返しではなく、住居などのグラフィックも描かれている。ホーム内の発車案内版は、新大阪がJR東海仕様の反転フラップ式、ダイジェストモードの一部・三原・新岩国が国鉄仕様の反転フラップ式、それ以外の駅はJR西日本仕様のLED式となっている。駅到着時の車内放送には、列車によって各駅で接続する路線の乗り換え案内が盛り込まれている(ただし、発車番線は入っているが発車時刻は省略されている)。その車掌アナウンスに、鉄道ものまねタレントである立川真司が起用され、本物顔負けの車内放送を堪能できる。今作はATCがメインとなっており、速度変更でいきなりゲームオーバーにならないために『ナビゲーションシステム』を改良し、ATCの速度制限も表示できるようになり、よりクリアしやすくなっている。また、実際の新幹線の運転ではATCで減速するが、この動作を再現した(減速時のATCブレーキ作動で運転評価に影響を及ぼさない)『リアルモード』に切り替えることもできる。マスコンの段数も実車通りとなっており、デュアルショック2コントローラと新幹線コントローラは車種別にマスコン段数によって操作するが、PS対応特製コントローラとType2コントローラは5段操作となる。ATC信号の速度が実際の速度を超えた場合や、ATC信号が変わったときに実際の速度を超えている場合は、ATCブレーキが作動する。同時に、マスコンとブレーキの表示にAutoという表示が出される。当然、速度超過でATCブレーキが作動した場合、運転評価に影響を及ぼす。以下は、ATC信号が変わったときに実際の速度を超えているときの状況を表している。その他駅や停車関連のサウンドでは以下のようなサウンドが流される。博多南線の博多総合車両所の駅は、こだま579号を博多南までノーコンテニューでクリアすれば継続プレイできる(以後はコンテニューしても車両所へ継続プレイ)。新大阪方面は、こだま656号を新大阪までノーコンテニューでクリアすると以後、車両所から出発となる。岡山行きひかり151号は、初回をクリアすればそれ以降のプレイからは新大阪を5分遅れで発車した上で、岡山に定着するように運転を行う回復運転を行うことになっている(2回目以降は新神戸 - 相生間に関してはダイヤの正確さは運転評価に影響を及ぼさない。またダイヤの遅れ時分も運転指令所からコールがある)。回復運転を取り入れるのはシリーズ初である。本作はJR西日本の路線を収録しているが、仙台総合車両所(現:新幹線総合車両センター)の紹介ムービーも入れているため、JR東日本並びにジェイアール東日本企画も制作協力している。「電車でGO!3通勤編」で本作の体験版が収録されている。新大阪から新神戸までの運転となっている。ただし、PlayStation 3では正常に動作しない。しかし、PS2版の初期版では処理落ち欠陥があったり、ワイパーが動かない、数kmあるトンネルでも先が明るく見える、頻繁にフリーズする、午後8時台なのに空が夕焼けなどの点も存在する。処理落ちに関しては、メーカーは修正版との無料交換対応を行ったが、この旨をホームページや雑誌などで一般公開しなかった。また、修正版は動作の問題はなくなったが、処理落ち対策のため風景に出てくる在来線の架線柱などが省かれた。Windows版ではセーブができなくなるというトラブルが発生し、ホームページより無料の修正ソフトをダウンロードすることで対処した。Wii:2007年3月1日発売Wii版ではPS2版をベースに、ダイヤや周辺の景観を2006年時点のものに変更している。これに伴い、700系B編成と0系・100系フレッシュグリーンおよびK編成が追加され、小郡駅が新山口駅に変更された(ただし、古いダイヤは放送のみ小郡と放送される)。一部ダイヤを除き、車内メロディが「いい日旅立ち・西へ」に変更されている(「AMBITIOUS JAPAN!」は収録されていない)。駅構内放送でも、「○番線」から「○番乗り場」になる。また、新しく採用した「キッズモード」にはWiiリモコンを振って加速・減速をする速度キープ機能、キャラクターをさがせ、などの機能がある。NINTENDO64以来の任天堂プラットフォームからのソフトである。PS2:2003年2月27日発売 Win:2004年4月30日/2006年10月20日発売前作のプロフェッショナル仕様は、初代と2の路線の再収録で追加要素を収録した作品だったが、今作はほとんど完全新規収録で、前作にはなかったJR四国の路線や、山陽新幹線編以降に追加された上り下りの運転も収録されている。ただし、視点は従来の前方のみとなっている。前作より収録路線数は少ないが区間の種類が分かれており、運行距離が山陽新幹線編の次に長い。また、上り下りの運転が可能のため、前作よりボリューム感を増している。シリーズ初の運転の進行状況を中断できるセーブ機能や、指定された途中駅からプレイ可能ができる機能が追加されている。PlayStation 2版には、到達不可能なダイヤ設定や一部のダイヤが出現しないなどの問題点があり、さらに初期版には、隠し警笛で減点される、本来の817系の警笛が223系の警笛だったり、瀬戸大橋線下りでは児島駅での乗務員交代後にJR西日本の乗務員がそのまま乗務するなどのバグも存在した。この作品も、山陽新幹線編と同じくメーカーによる修正版への無償交換が行われたが、やはりホームページや雑誌などでの情報提供は行われなかった。なお、現在交換対応は行われていない。また、駅でない場所に故意に停車すると乗客(子供)の声の後に運転指令所からコールがある。発車させると「異常ありません。」と応答する。PlayStation 2の修正版・ザ・ベスト版とWindows版には湖西線にEF81形(トワイライトエクスプレス)が、佐世保線にキハ58系(シーサイドライナー)がそれぞれ追加されている。なお、瀬戸大橋線に限り、Windows版ではL特急南風5号・キハ181系の宇多津駅停車、快速マリンライナー18号・213系の備前西市駅にある無意味な制限速度50がないなど、PlayStation 2初期版と若干の相違が見られる(Windows版は修正版やザ・ベスト版と同等品)。PS2:2003年12月18日発売 PSP:2005年2月17日発売PS2:2004年5月27日発売 Win:2004年12月17日/2006年12月15日発売運転評価方法として、これまでの持ち時間制ではなくライフ制を採用している。それに伴い、従来は到着予定時刻より1秒でも遅れたら減点されていたが、今回は到着が5秒 - 15秒以上の遅延で初めて減点となる。また早着による減点が無くなった。しかし、エンジョイモードで回復救急箱を使用した以外は一度減点されたライフは加点されても回復しない。また、得点には「チェイン・システム」を採用している。連続して定時到着、定位置停車、定通、定速などを成功させることで、1度に獲得するポイントが基本点の2倍、3倍…と最大50倍まで膨らんでいく仕組みである。なお、51倍以上になってもカウントは続く。また、エンジョイモードでは、減点の際ライフは次の駅に着いてから減るので、減速運転や特急を各駅停車のようにするなど、思いどおりの運転もできる。また電車の連結などといった操作もボーナスゲームとして盛り込まれている。これまでの作品と比べてグラフィック・音声面共に大幅に進化し、列車の拳動もより実物に近いものとなった。電車でGO!としてはこれまでで最大のボリュームである。例えば、モーター音や駅、車内メロディ、自動音声放送などの忠実な再現や各車両毎に加速やブレーキ性能、応答性などを可能な限り再現しているなど、より現実に近い感覚で運転が楽しめるようになった。また、グラフィック面での進化も大きく、不自然な曲線や天候(時間帯含め)の表現も大幅に改良された。列車の所要時間も現実のものと近い仕様となった。ただし、駅間距離の短縮は違和感の無い範囲でこれまで同様に存在する。また、本シリーズでは初めてとなる「車掌乗務」が登場した。2人で協力しあい、1人は運転士、もう1人は車掌を務めるということもできる。1人で車掌乗務をする場合は、コンピュータが運転士を務める。駅に到着したら正しいホーム側の扉を開け、発車アナウンスのタイミングを図って扉を閉めて、列車進行中は次の正しい停車駅を選択して車内アナウンスを行うというものである。また、車掌乗務ではエンジョイモードが選択できない。『ナビゲーションシステム』を改良し、信号の設置位置、速度制限の制限開始の位置をラインで示すようになった。またナビ範囲も最大500m(そのダイヤの難易度により異なる)に伸び、速度制限などの予告も余裕を持って知ることが出来るようになった。また、速度制限が近づくと速度メーター上にも予告が表示されるようになった。これまでのシリーズとは異なり、長区間に関しては初期段階から全区間をプレイすることはできず、2〜3区間に区切られた区間をクリアして、ようやく全区間のプレイが可能となる。途中駅でのセーブは、プロフェッショナル2と異なり、オートセーブに設定している場合は行えず、マニュアルセーブに設定しないと行えない。また、セーブやロードの終了の際には、『○ボタンを押してください』と表示され、PSP版の電車でGO! ポケットシリーズでは、『○ボタンを押すと終了します』と表示される。キハ181系「はまかぜ」は、初回をクリアすれば、次回からは「はまかぜ」のダイヤカーソルに合わせた上で、DUAL SHOCKコントローラでは△ボタンを押しながら○ボタンを、特製コントローラではDボタンを押しながらCボタンをそれぞれ押すことによって、はまかぜ色から国鉄色へ変更することができる。実は、開発当初は中央総武緩行線を収録する予定であった。店頭でプレイできた体験版にも収録されていたが、カットとなった。Windows版に発車メロディー、総武緩行線の三鷹~秋葉原までの放送が入っており、総武緩行線で使用されている209系500番台の音声・車両データが、ファイルに入っている。当初タイトーは、山手線、大阪環状線がフル収録したかったらしく、総武線を入れる容量が無くなったと言われている。ディスクの限界では無く、無理すれば収録もできたけど、路線を詰め込み過ぎて、大幅に品質が劣化したくなかったと、言われている。なお「FINAL」とは、「ゲームマシンが進化しない限り、これ以上質の高いゲームは制作することができず、新しいハードができるまで制作しない」という意味である。エンディング曲はSUPER BELL"Zによる「MOT (e) R MANでGO!」( (e) は正確にはOの中にeを書く)。PlayStation Portable用ソフトとして、以下の作品が路線別ごとに発売されている。AC:2017年稼働開始予定シリーズ生誕20周年作品。電車の運転室を模した全4画面の大型専用筐体にはICカードリーダーも設置され、電子マネーへの対応も検討している。現在のタイトーの親会社であるスクウェア・エニックスのヴィジュアルワークス部の協力の下、実写レベルのCG技術(ミドルウェアはUnrealEngine4)を採用。また、オンラインアップデートにより、順次新規路線や車両を追加出来る機能も装備している。上記業務用・家庭用機の路線の一部をピックアップして収録されているが、携帯電話オリジナル路線(下記参照、アプリオリジナルの列車、キャリア限定配信のものも含む)、ミニゲームも登場した。なお、一部機種 (FOMA D901i, D901iS) では、「山手線内回り一周」および「山手線内回り一周 夕焼け編」がプリインストールされた。観光モード(車窓モード)は、自動運転で前方の風景を眺めるゲームモードで、ゲーム中では出てこない沿線の名所、道路・他の鉄道路線がテロップで登場する。なお、タイトルは『北陸本線』までは「電車でGO!3D」が付いていたが、『函館本線雪景色編』からは普通の「電車でGO!」となった。また、『函館本線雪景色編』より、ネットランキングの走行ポイントの計算システムが刷新され、短い区間でも容量が小さいアプリと同等以上のポイントがもらえるようになっている。なお、2009年にポイントランキングは終了となり、同年7月には、Docomoのページにおいて「江ノ電編(従量版)」、「京急エアポート編」の配信は終了した。さらに、同年秋から配信された「湘南新宿ライン編」からは、個別課金で購入したポイントを消費して車両データをダウンロードすることにより、より多くの車両を選択できるようになった。基本的なゲームシステムは業務用・家庭用と同じだが、一部簡素化された部分がある。インターフェイスは、ヒロ製のコントローラハウジング版とエポック版を除き、ボタン操作である。メーカーはD3 Publisher。ゲーム内容は電車でGO! 名古屋鉄道編とほぼ同じ。メーカーはD3 Publisher。ゲーム内容は電車でGO!とほぼ同じ。メーカーはD3 Publisher。ゲーム内容は電車でGO!3 通勤編とほぼ同じ。今作より、タイトーの家庭用ゲームソフト事業が同じスクウェア・エニックス・ホールディングスのグループ会社であるスクウェア・エニックスに移管されたため、発売元はスクウェア・エニックスとなっている。制作は音楽館が担当、制作総指揮を向谷実が執っている。山手線命名100周年を記念して発売。通常の運転ゲームである「運転士モード」のほかに、山手線もしくは山手線の駅にちなんだ問題が出題される「山手線検定」、運転士モードですれ違ったりした電車を眺める「コレクション」などのモードがある(高崎線・宇都宮線、湘南新宿ラインとして活躍するE231系1000番台なども収録)。子供にもプレイ出来るように、解説部分に表示される漢字にはルビが振られている。「現代モード」では山手線1周34.5kmを運転でき、「昭和モード」では昭和30 - 50年代の山手線が再現されている。駅間距離はそれまでの作品では実際の距離より短縮されていたが、今作では「リアル路線長」になっている。運転操作に関しては、直感操作かリアル操作かを選ぶことが可能となっているが在来のボタン操作はない。また、発車メロディも再現しており、「せせらぎ」、「春」、「JR-SH3」(東京駅)、「SF-1」(大崎駅・内回り)、「さくらさくら」(駒込駅)などがある。ただし、高田馬場駅の「鉄腕アトム」、恵比寿駅の「第三の男」(ヱビスビールのCM曲)は今作では再現されず、ベル音となっている。天候は全て晴れである。アーケード版の筐体は29インチ画面のものと50インチ画面のものが存在する。29インチ画面の筐体は、座席の形状や筐体の大まかな外観において、タイトーが以前に発売した『ランディングギア』との共通点が見られる(ただし、同作品からのコンバージョンキットはない)。コントロールパネルは国鉄205系電車の運転台がモデルとなっており、5段階のマスコンレバーと9段階のブレーキレバー、ゲームに連動して動く車内信号灯の他に、協和電気計器株式会社製の速度計、ブレーキ圧力計、電圧計(飾り)などが取りつけられている。速度計の目盛りは120km/hまで刻まれており、120km/h以上の速度になると画面上にデジタル速度計が表示される(高速編以降)。50インチ筐体のコントロールパネルは、コントローラ部分が画面の中央、線路の表示されている部分より左側に寄せられており、空いた部分はデッドスペースとなっている。座席には振動バスシェーカーが搭載されており、レールの継ぎ目を渡るときの振動が再現されている。足元には警笛ペダルがあり、29インチ画面の筐体と50インチ画面の筐体で大きさが異なる(50インチ画面の方が実物に近い大きさ)。なお、筐体により速度計がゲーム上より±2km/hほどの誤差が出るものがあるためプレイに注意が必要な場合がある。メンテナンスの問題で、車内信号灯が点灯しない筐体や速度計に誤差が出る筐体も出て来たためか、通勤編では車内信号灯の点灯を示すブザー、ダイヤ改正ではデジタル速度計の常時表示化(消すことも可能)などの配慮がなされていた。また「がんばれ運転士!!」は、マスコンレバーが縦軸方式(左右に回して操作する)に変更されたほか、ドア開閉のスイッチを取り付ける必要があったため、筐体を大規模に改造する必要があった。タイトーより15周年記念タイトルとして、2012年4月19日から稼動開始したトレーディングカードアーケードゲーム。先頭車両・中間車両・後部車両の3枚のカードをスキャンして列車を編成し、マスコン(E233系など、JR東日本の車両に使用されるワンハンドルマスコンに酷似)を指定される位置に切り替えながら運転する。途中の駅でスキャンすれば更に3両の連結が可能。2012年8月3日より第2弾リリース。第3弾、第4弾がリリースされた後、2013年3月18日をもって稼動終了。以下、全てSANKYOより発売。電車の運転を再現するゲームにとって、その操作性を再現することは至上課題である。初代「電車でGO!」コントローラは、電車でGO! PlayStation版の発売と同時に登場し、ソフトを購入した人の多くがコントローラを購入するという、相乗効果が見られた。同様の理由で、運転する列車ごとに数々の電車でGO! コントローラが発売された。ただし、PlayStation 2版コントローラとWindows版コントローラはともにUSB接続(後者の一部は、ゲームポート接続)であるが、両者は別物である。後述のマルチトレインコントローラも含め全てが生産終了品であるため、インターネットオークションではPlayStation 2用を中心に中古品でも新品の定価以上の値がつくこともある。コントローラの種類(特記なしはマスコン5段・常用ブレーキ8段)なお、Wiiにて「電車でGO! 新幹線EX 山陽新幹線編」が発売されたので、これに合わせてWii用の新幹線コントローラが発売された。内容は上記のPlayStation 2用「電車でGO! 新幹線・専用コントローラ」がベースとなっているが、PlayStation 2用では戸閉めランプの他に実際の新幹線車両(500系)の運転台を模してゲームと連動するデジタル式速度計・ATC速度指示表示が装備されるなど豪華な装備を持っていたが、Wii用では戸閉めランプは装備されるが速度計とATC表示はシールでの表現に簡素化された。このコントローラはWiiリモコンの外部拡張コネクタに接続して使用する。電車でGO! 専用ではないがマルチトレインコントローラ(PlayStation 2対応、USB接続、製造はシープス。音楽館発売の東京急行編を除きP5B8のノッチカセットのみ対応)もある。『プロフェッショナル2』や『FINAL』などではゲーム起動時に、「実際の運行とは異なる点があります」など、実際との相違点が存在する旨の注意画面が現れるようになっている。2006年12月21日発売のPlayStation 3用ソフト『Railfan』は、電車でGO!スタッフとTrain Simulatorスタッフ(音楽館)の共同制作タイトルである。タイトーの音楽ゲーム『グルーヴコースター』、セガの音楽ゲーム『maimai』、バンダイナムコゲームスの音楽ゲーム『太鼓の達人』にて、電車でGO!をアレンジした曲が収録されている。いずれもタイトーまたはスーパースィープより発売された。
出典:wikipedia
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