武蔵溝ノ口駅(むさしみぞのくちえき)は、神奈川県川崎市高津区溝口一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線の駅。川崎市民および利用者の大半は、当駅と乗換駅である、東急田園都市線・大井町線の溝の口駅、駅周辺を「ノクチ」と呼ぶことが多く、駅ビル「ノクティプラザ」の名称の由来にもなっている。当駅周辺の地名は「溝口」(みぞのくち)であるが、以前は「溝ノ口」とも表記されており(溝口 (川崎市)#地名の表記についてを参照)、当初はそのまま駅名が付けられる予定になっていた。しかし、当駅開業前に既に国鉄播但線溝口駅(みぞぐちえき)があり、また国鉄線との貨物列車の直通運転も考慮されたことから、開業直前の1927年1月、当駅および中原町駅(後の武蔵中原駅)に旧国名「武蔵」を冠するよう駅名変更手続きがされ、当駅は当初より「武蔵溝ノ口」駅として開業した。また、当駅の数か月後に開業した玉川電気鉄道(後に東京急行電鉄大井町線、田園都市線)の駅は当初「溝ノ口駅」と称していたが、1966年に「溝の口駅」へ改称された。このとき東急の他の駅(自由ヶ丘、久ヶ原など)でも同時に「ヶ」「ノ」などが平仮名に改められている。いずれの場合も読みは同じ「みぞのくち」である。上り川崎方面は1面1線(1番線)、下り立川方面は1面2線(2番線・3番線)の島式ホームであるが、それぞれのホームは対向しておらず、ホームの半分が重なる程度にずれている(写真参照:なお、写真は上りホーム移設前のものである)。駅舎は、最近まで首都圏の乗換駅とは思えないような古い造りで、常設の改札も東口にあるだけだったが、1998年、駅前再開発に伴い橋上駅舎化された。以前は上りホームの立川方に臨時改札があり朝のラッシュ時間のみ使用されていたが、橋上駅舎化とともに廃止された。橋上駅舎と自由通路は広く造られたものの、上りホームの階段・エスカレータが大変狭く、また利用者が一点に集中する構造のため恒常的な混雑が問題化し、改築後にホーム位置をずらす工事が2度追加施工された。駅構内は終電から朝4時30分まで閉鎖されるが、自由通路は24時間通行可能である。(出典:JR東日本:駅構内図)かつて当駅始発の電車が主に3番線から発着し、早朝には2番線、朝夕ラッシュ時間帯には1番線からも発車していたが、2015年3月現在、当駅始発の電車は登戸行きの1本と川崎行きの2本のみである。2014年3月15日のダイヤ改正より、一部の下り各駅停車が3番線で快速の待ち合わせをするようになった。また3番線の隣に川崎側が行き止まりの留置線が2本あり、主に登戸発の電車が使用する。そのほか、1番線の川崎方で分岐して上りホーム手前で行き止まりとなる短い側線と、ホームの裏までわずかに伸びる側線が2本あり、裏まで伸びている側線はバラスト置場となっていて、まれに保線機械などが留置されている。2015年度の1日平均乗車人員は83,756人だった。JR東日本内では第52位。近年の推移は下表のとおりである。高津区役所の最寄り駅でもあり、商業・行政共に高津区の中心となっている。当駅および隣接する東急田園都市線・大井町線溝の口駅を乗換駅とする一部区間での連絡運輸の取り扱いを行っている。駅の所在地は溝口であるが、駅の北東が溝口で、東南と西南は久本、北西は下作延である。溝口の地名の元となった多摩川の支流平瀬川は、現在は国道246号線津田山陸橋の北側、津田山駅付近で交差する。かつては当駅付近を流れていたが、津田山(七面山)をトンネルで抜けて多摩川に注ぐように改修された。
出典:wikipedia
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