『早稲田文学』(わせだぶんがく)は、早稲田大学文学部を中心にした文芸雑誌。1891年(明治24年)、坪内逍遥が創刊。第2次『早稲田文学』は自然主義文学の牙城として、新現実主義の『新思潮』、耽美派の『三田文学』とともに日本文学史上知られている。休刊と復刊を繰り返しており、現在は第10次『早稲田文学』が2007年より不定期に刊行されている。また、フリーペーパー『WB』も全国で配布中である。もともと早稲田文学は同人誌ではなく、書店で販売する商業誌であった。(第9次)2005年5月号までで書店売りの形態を一時休止し、同年11月から2007年まではフリーペーパー形式(『WB』)で刊行された。2008年4月に『早稲田文学1』として復刊し(第10次)、再び商業誌として再開した。2007年発売の復刊準備号に掲載された川上未映子の小説「わたくし率イン歯ー、または世界」が芥川賞候補作となった。2012年9月発売の同誌に掲載された黒田夏子の『abさんご』は翌年の芥川賞を受賞した。大手文芸誌以外から候補作、受賞作が出るのは久々のことであった。2015年時点の編集委員は、東浩紀、角田光代、川上未映子、藤井光、ヤマザキマリ、堀江敏幸、市川真人。現行の「早稲田文学」。『早稲田文学』の増刊として、2010年2月に創刊された雑誌。30歳以下の書き手による小説や評論を掲載している。創刊号は、小説では小林里々子、入間人間、 間宮緑、佐藤弘、木堂椎という出自の多様な作家が参加した。第9次『早稲田文学』(1997年~2005年)の休刊後に配布が始まったA4サイズのフリーペーパー。各地の書店・古書店など、全国42都道府県、海外4都市で配布されている。2005年11月に1号が発行され、2~4ヵ月に1冊ほどのペースで18号(2009年11月)まで発行されている。平岡篤頼の遺族の寄付を基にして早稲田文学編集室が設置した基金。若手作家による意欲的・実験的作品の執筆と飛躍の支援を目的とする。ちなみに名称は平岡が生前しばしば口にしていた「文学は剣玉である」から。
出典:wikipedia
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