「贈る言葉」(おくることば)は、1979年11月1日に発売された海援隊16作目のシングル曲である。ポリドールレコード移籍第6弾シングル。武田鉄矢ソロ時代にも矢野立美による編曲で発売された。武田が主演するテレビドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)第1シリーズの主題歌として使われ、レコード売上が100万枚を超えるヒットとなった。1980年12月31日の第22回日本レコード大賞では、この曲により武田が作詩賞(西条八十賞)を受賞。また同日、『第31回NHK紅白歌合戦』にも海援隊として、6年ぶり2度目の出場を果たした。元来は叶わなかった愛を歌うラブ・ソングとして書かれた曲であった。当の武田自身は、この曲は、福岡市中央区桜坂で「女々しか(女々しい)」という理由で当時21歳の女性(ウメダさん)にフラレて、それを契機に作られた曲(失恋ソング)である、とも語っている。しかし、『金八先生』という学園ドラマの主題歌に使われたことから、1980年以降では山口百恵の「いい日旅立ち」等とともに、学校の卒業式の定番曲ともなっている。また、この曲は、映画『エデンの東』のテーマに影響を受けて千葉が作曲したとのことである。歌詞の一部を太宰治の小説『斜陽』の台詞を元にしたとも語っている。2003年にはFLOWがカヴァーしヒット、また、2004年には金八先生第6シリーズに生徒として出演した上戸彩によるカヴァーバージョンが発売され、PlayStation 2ソフト『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!』の主題歌として採用された。この2つのカヴァーに対し武田は、FLOWは「ドンチャン騒ぎの卒業パーティー」、上戸は「女の子が大好きな男の子と別れるときのイメージ」と評している。その後、2010年には大橋トリオによるカバーも発表されている。『3年B組金八先生』は当初、海援隊と同じヤングジャパングループに所属していた岸田智史(現・岸田敏志)が主演するという話で進んでおり、岸田が本曲の詞をスタッフから渡されて曲をつけるように言われたことがあったという。2009年5月7日放送のTBS『サカスさん』に出演した岸田が演奏した「贈る言葉」は、マイナー調で「既に暮れなずんじゃってる感じ」だと自ら語っていた。
出典:wikipedia
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