田中 尊（たなか たかし、1936年4月11日 - 2005年5月12日）は、香川県高松市出身の元プロ野球選手（捕手）・コーチ。高松商ではに夏の甲子園へ出場したが、2回戦（初戦）で興津達男、瀧英男のいた静岡商に9回サヨナラ負け。高校同期には新名耕三（巨人）、関森正治がいた。、南海ホークスに入団。当時の南海の捕手には筒井敬三、松井淳がおり、さらには一年先輩である野村克也の台頭もあって出場機会が無かった。、ベテラン捕手の門前眞佐人が引退した広島カープに移籍。打撃面での弱さはあったが、捕球術とインサイドワークに定評があり、にはレギュラーに定着。同年5月10日にはチームの連敗を10で止めるサヨナラヒット、5月7日の阪神戦では37イニング抑えられていた小山正明からタイムリーヒットは放った。とにはオールスターゲームに選出され、まで正捕手として活躍。広島球団の捕手としての出場試合数は歴代1位であった。（2016年8月21日に，対ヤクルトで石原慶幸が更新）からは久保祥次、水沼四郎が後継として成長し、コーチ補佐兼任となったに現役を引退。その後も球団に残り、一軍ブルペンコーチ（ - ）・一軍バッテリーコーチ（ - ）・一軍総合コーチ（ - ）・ヘッドコーチ（ - ）を歴任。緻密な戦略家として古葉竹識・阿南準郎両監督を支え、5度のリーグ優勝、3度の日本シリーズ制覇に貢献。1989年にフロント入りし、1996年からはドミニカのカープアカデミーで育成部海外担当を務めた。2005年5月12日、肺炎のため広島市内の病院で死去。満69歳没。

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