『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』(ダウンタウンねっけつこうしんきょく それゆけだいうんどうかい)は、1990年10月12日にテクノスジャパンから発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲームソフト。通称は熱血行進曲または大運動会。1992年7月24日にはゲームボーイ(以下GB)版(タイトルは『ダウンタウン熱血行進曲 どこでも大運動会』)、1992年12月11日にはナグザットよりキャラに音声のついたPCエンジンSUPER CD-ROM²(以下PCE)版が発売された。バーチャルコンソールはFC版が2007年12月4日からWii向けに、2013年4月27日からWii U向けに、2013年6月12日からニンテンドー3DS向けに配信され、GB版が2012年5月16日からニンテンドー3DS向けに配信された。携帯アプリとしても配信された(詳細はダウンタウン熱血行進曲DXを参照)。また、2010年2月4日にはアークシステムワークスよりリメイク版であるニンテンドーDS用『くにおくんの超熱血!大運動会』が発売された。2015年3月5日にはアークシステムワークスよりリメイク版であるPS3用『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会 ~オールスタースペシャル~』が発売された。2015年12月17日より対戦オンラインブラウザゲームとしてYahoo! Mobage用『くにおくんの熱血大運動会』が利用可能となった。なお、ここではGB版である『ダウンタウン熱血行進曲 どこでも大運動会』についても併せて記述する。主人公であるくにお率いる熱血高校チームをはじめとする全4チームで、クロスカントリーや玉割りなどを行い、得点を競うゲームである。同社のゲーム『ダウンタウン熱血物語』の続編的な作品で、操作方法などを踏襲している。セーブ機能はない。競技中の「殴る・蹴る・武器の使用」がルールで認められている。最大4人までの同時対戦が可能。ゲームデザインは『ダウンタウン熱血物語』の関本弘之(もけけ関本)。音楽は澤和雄。BGMNO.1の音楽はクラシック音楽『クシコスポスト』であるが、ゲーム上では「馬車馬のように」という名前になっている。『くにおくん熱血コレクション2』のタイトルでGBAに移植され、裏技やバグもそのままである。PCE版はFC版をベースに、音声やアイテムが追加された。他にも各チームの選手の紹介や、競技間の応援ガールによる出し物(フォークダンスや綱引き等)が収録されている。またクロスカントリーと障害部屋のチェックポイントがそれぞれ1か所追加されている。1人プレイで、かつ熱血高校チームでプレイし優勝すると、くにお・とうどう・やまだによる寸劇エンディングが見られる。GB版では熱血高校チーム以外のチームにもエンディングが追加された。冷峰学園生徒会は、前生徒会長であったやまだの悪事をお詫びするため、他の学校との運動会の開催を提案した。ところが運動会の内容を任された新生徒会長のとうどうは、お詫びどころか運動会を通して冷峰学園以外の学校を叩き潰してしまおうと企んでおり、競技内容を凄まじいものにし、冷峰学園チームにはダブルドラゴン兄弟をはじめとした超強力メンバーを揃えたのだった。誰もが参加に二の足を踏むと思われたが、くにお率いる熱血高校チーム、りき率いる花園高校チーム、ごうだがまとめた各校連合チームは平然と参加を表明。こうして藤堂考案の運動会はこの4チームで行われることになったのである。FC版・PCE版は4種目、GB版は5種目用意されている。各競技について回数・制限時間が設定可能で、さらに2人以上でプレイする場合は、種目の順番やプレイする種目を設定できる。共通ルールとして、相手を転倒させる・アイテムを拾うことで得点が加算され、相手に転倒させられることで減点される。なお1人プレイの場合、各競技において回数が2回(もしくは3回)以上行わなければならない。また各競技終了時点でチームの累計得点が1位でなければ、その時点でゲームオーバーになってしまう。4チームから1チームずつ重複なしで選択する。プレイヤーが操作しないチームはCPUが操作する。『DS版』での変更点はくにおくんの超熱血!大運動会#参加チームの項目を参照。もりもとやこばやしとは別の条件で、はやみ以外の連合メンバーおよびもちづき・おとなしも武器投げが覚醒することがある。キャプテンのくにおはどの能力値も高いが、逆にくにお以外のメンバーは飛びぬけた点が少ない。全体的に足が遅めのキャラクターが多く、攻撃力重視のチームになっている。どのキャラクターも平均値以上の能力を持つ上、他チームのキャプテンに匹敵する能力値を持つキャラクターが3人もいる最強のチーム。それぞれ個性が強く、癖が強いキャラクターがそろっている。GB版では熱血チームで勝つと「てくのすチーム」、連合チームで勝つと「ゆめみチーム」が熱血チームの代わりに登場する。熱血高校で優勝すると熱血高校の代わりに登場する。熱血高校と同様の必殺技が使える。連合で優勝すると熱血高校の代わりに登場する。冷峰学園と同様の必殺技が使える。各競技場にはアイテムが落ちており、拾って武器として殴ったり、投げて相手にぶつけてダメージを与えたりすることができる。所持アイテムは手元に表示され、一度に持てるのは1つだけ。別のアイテムを拾うには現在持っているアイテムを投げるなどして手ぶらにしなければならない。重いアイテムは殴るスピードが遅く投げた時の飛距離も短いが、所持中に移動速度が遅くなることはない。アイテムを所持したまま競技終了すると、次に競技に参加したときそのアイテムを持ったまま競技に参加できる(玉割り競争後とGB版は除く)。クロスカントリー、障害部屋競争において、ビタミンドリンクを飲むごとに武器の数が減っていき、最終的には武器が全くなくなるという現象が起こる。全競技が終了すると、個人賞の発表が行われる。点数が表示されるので総合成績に影響があるように見えるが、実際には加算されないので、あくまでおまけとしての概念が強い(ただし、GB・DS版では実際に加算されている)。個人賞は各人の累計得点を参考にして選ばれる。なお、この「累計得点」には競技終了後に順位に応じて加算される得点は含まれない(順位による得点は個人ではなくチーム全体に入る得点として扱われるため)。2000年代初頭に、ネット上のプログラマー有志が呼びかけ、すでに発売元のテクノスジャパンが倒産していて再発売の見込みがなかった当作品を、Windows用アプリケーションとして移植する事件があった。しかしテクノスジャパンのゲーム版権はその倒産後、事件当時ミリオンという会社に譲渡されており、権利者に無断での移植とされ、刑事事件として関係者が提訴された。
出典:wikipedia
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