TIGER-HELI(タイガー・ヘリ)は、1985年にアーケードゲームとして登場した縦スクロール・シューティングゲーム。販売はタイトー、製作は東亜プラン。東亜プランとしては初のシューティングゲーム(以下STG)である。射程のあるメインショットと、一定範囲に爆発を起こして、敵を一網打尽にすると同時に弾を相殺する爆弾の二種類の武器を装備したヘリを操作し、敵戦車や船舶、砲台などを破壊しながら進んでいく。全4面。2周目以降からは1面がカットされる。敵は基本的に陸上の戦車と砲台、水上のボート、滑走路の戦闘機以外登場しないが、2面中盤(1台)や3面中盤(2台同時)などにおいて、大型で耐久力があり多量の弾を撃ってくる強力な戦車が出現する。また、特定の建物への攻撃、隠しキャラクターの破壊などによるボーナス得点が各所に用意されている。『タイガーヘリ』において攻撃の対象物は、攻撃を行ってくる行ってこないに関わらずごく一部の例外を除いて地上に存在する。攻撃してくる敵が地上にいるという点は、『ゼビウス』と共通しているともいえる。しかし、自機のショットはすばやく連射できるタイプであり、『スターフォース』との共通性がある。また、小型ヘリによるパワーアップで音楽が変化する点も『スターフォース』に通じる。『タイガーヘリ』は、回数制限があり広範囲に強力な爆発を出すボム(爆弾)を持った初のSTGである。しかしこの作品においては、ボムは緊急回避の手段としては効力が低い。以後のシューティングのボムがもつ緊急回避としての機能は、『1942』の宙返りにそのルーツがみられる。射程の短いメインショットは『スラップファイト』にも一部受け継がれたが、以降は射程の制限はないものが標準的となった。難易度は高い部類に入る。自機の遅さと当たり判定の大きさ、メインショットの射程の短さ、厳しい敵配置に敵の砲撃の射程制限がないことなどが理由である。自機は移動速度がとても遅く当たり判定が大きい(自機のスピードは、設定で低速と高速を切り替え可能だが、高速でもあまり速いとは言えず、低速の場合は非常に遅くなる)。戦車に近いときに攻撃されると、ほとんど回避する術がない。それでいて後方から大量に戦車が登場するような場面も多く、砲台に密着しても弾を発射されるため、弾を封じ込める封印というテクニックも使えない。一方で、本作の戦車は弾を発射した後の硬直時間が長い上、回転速度が遅いため、タイミングさえ計れば隙をついて攻撃するのは難しくない。また、敵の配置や出現する場所を記憶し、見てからの行動でなく、先に対処してゆく形にしていけば難易度は大きく下がるため、パターンゲームとしての側面も持つ。敵戦車の砲塔が自機を向くまでは攻撃されることはない。戦車の砲塔は砲撃後しばらく硬直し、そののち自機を狙うように回転を開始する。この要素は本作から取り入れられ、後のシューティングゲームにも一部使われた。1986年にポニーキャニオン発売でファミリーコンピュータに移植されて、1996年にプレイステーションの「東亜プランシューティングバトル1」にも収録されている(「究極タイガー」とその海外版である「TWIN COBRA」とのカップリング)。
出典:wikipedia
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