ニチロは、かつて存在した水産、食品会社。旧社名 日魯漁業株式会社。現在のマルハニチロの前身企業の一つ。堤清六と平塚常次郎が北洋漁業を行うために創業した会社を起源とし、水揚げされた鮭、カニなどの流通のために冷凍食品や缶詰の加工販売にノウハウを持つ。加工食品は「あけぼの」のブランドで広く流通された。創業時の社名の「日魯」は、会社の公式サイトにおいては、縦書きにすると「日魚日」と分かち書きが可能であり、日々の豊漁を示して縁起が良いという所からの命名とされている。また「魯」は北洋漁業の漁場国であるロシアの漢字表記異称である「魯西亜」の頭文字でもある。1905年の日露戦争が我が国の勝利で終結し、ポーツマス条約で日本が北洋漁業の操業権を獲得して、ロシアのペトロパブロフスク・カムチャツキーに日魯漁業の漁業基地が設置された事が由来。子会社に鮭・カニの漁獲、加工のPeter Pan Seafoods, Inc.(米国)、海老の漁獲、加工のP.T. Alfa Kurnia Fish Enterprise(インドネシア)、水産加工品の製造及び販売を行う日照日魯栄信食品有限公司(中国)等をもっていた。2007年(平成19年)に同業のマルハと経営統合し、統合持株会社「マルハニチロホールディングス」(マルハの持株会社「マルハグループ本社」の改組)の子会社になった。2008年4月1日にマルハニチロホールディングス内の事業再編に伴い、法人格はニチロとマルハの食品部門同士を統合したマルハニチロ食品に改組された後、2014年にマルハニチロ水産(マルハニチロの水産部門、法人格は旧「マルハ」の改組)に吸収合併(事業統合)されてマルハニチロとなった。
出典:wikipedia
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