サー・アーノルド・エドワード・トレヴァー・バックス(Sir Arnold Edward Trevor Bax, KCVO, 1883年11月8日 ロンドン - 1953年10月3日 アイルランド、コーク)は、イギリスの作曲家。若い頃から音楽の才に恵まれ、どんな管弦楽作品でも一度聞いただけでピアノに編曲できたという。やがて王立音楽アカデミー・王立音楽大学に進み、スタンフォードやパリーらに学ぶ。この頃にイェイツのアイルランド民話集『ケルトの薄明』に接し、自身のルーツがアイルランド系であることもあいまって、ロマン主義・印象主義の中にケルトの要素を取り入れた独自の作風を確立する。ケルト文化以上にバックスの作品に強く影響を及ぼしているのは、ピアニストのハリエット・コーエンへの慕情である。バックスは既に妻子のある身でありながらコーエンと恋に落ち、その当時に作曲した作品中には、恋愛感情を反映したロマンティックな雰囲気が見て取れる。その後、第二次世界大戦前夜の暗い世相の中でバックスの創作意欲は薄らぎ、開戦以降に作曲された作品はごくわずかである。没後長らく半ば忘れられた存在であったが、シャンドス・レーベルからCD発売された作品集で、近年その名を知られるようになった。同じくイギリスの作曲家グスターヴ・ホルストに占星術の手ほどきをした劇作家は弟であり、アーノルド自身もホルストとは親しい間柄であったという。
出典:wikipedia
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