コードネーム()は、元来の意味は、ある事物や人物などを指す際に、限定された範囲でのみ判るようしたに別名のこと。暗号名(あんごうめい)、秘匿名(ひとくめい)とも。現代では、(特にIT業界において)開発中の製品などに対して、バージョン名や型番に頼らずに分かりやすく区別するためにつける別名・愛称も指すようになっている。かつては大々的にアピールすることはなく、社内・部内およびその事情に詳しいマニアのような限られた範囲でのみ用いられることが多かった。しかし近年では、コードネームを一般に向けて広く名前を公表するケースが多く、製品の愛称としての意味合いを強めている。特にOS XやAndroidに付けられたコードネームは、製品名としてそのまま用いられるほどであり、メーカーもコードネームを用いて大々的に広告している。同一ブランド間のマイナーチェンジを区別するためにユーザー側でも積極的に使用される一例でもある。Tegra 3以降は、アメリカン・コミックスのキャラクターから取られている。v10.8のMountain Lionまでネコ科の動物の名前で統一されていた。v10.9からはカリフォルニアに関係するものが採用されることになった。v10.2以降(日本では v10.3以降)では、コードネームがそのまま製品名の一部としても用いられ、v10.7ではバージョンナンバーが排除されて「Mac OS X "コードネーム"」と、v10.8以降では正式名称からも「Mac」が削除され「OS X "コードネーム"」と呼称される。ただしバージョンそのものは名称からは排除されたものの、バージョン確認等の技術的な事情もあり内部的には存続している。スキー場の名前から採られている。菓子から取られている。また、頭文字がアルファベット順になっている。アップルのパソコンは、iMacやMacBookなど、同じ名前だが世代の異なるMacintoshを区別するため、コードネームで呼ばれることがしばしばある。年ごとに一定の法則で開発コードネームがつけられており、その法則は開発拠点により異なる。新幹線の列車名から取られている。日本の温泉地から取られている。星座名から取られている。花の名前から取られている。楽器名から取られている。任天堂では製品型番のアルファベット部分が開発コードネームに由来している。自動車メーカー各社は、正式な車名・型式が決定するまでの間、便宜的に社内呼称を用いる。日本ではマツダ・RX-7が有名であるが、同社は4代目ファミリアの広告でも、開発コードの「X508」(1975年の8番目の意)を何の説明も無く使っている。海外ではポルシェ・911が第何世代目であるかを示すために開発時のコードネームが通称として通用している。メルセデス・ベンツ各車(セダン型は Wagen の頭文字であるWで始まることが多い)やBMW各車(E、Fで始まることが多い)、ヒュンダイ・ソナタ(NF、YF・・・etc.)なども基本的にこの流れに沿って呼称されることが多い。コードネームがそのまま市販車名になった例には、いすゞ・117クーペ、トヨタ・SAI、トヨタ・86(FT-86→86)、ヒュンダイ・JM(本国名:ツーソン)、ヒュンダイ・TB(本国名:クリック、海外名:ゲッツ。「ゲッツ」が日本ではトヨタ・ヴィッツに似てしまうため)等がある。作戦等の著名なコードネームには次のようなものがある。作戦中の部隊やユニットには、秘匿および交信の円滑化のためにコードネームが付けられる。世界初の女性宇宙飛行士ワレンチナ・テレシコワのコードネーム「チャイカ(カモメ)」などが有名である。敵国や仮想敵国に対しては、兵器の正式名称などを秘匿することがある。また公開されていても、馴染みのない外国語での名称は情報交換において支障となることもある。こうした理由で、兵器には敵によるコードネームが付けられることがある。情報が不足しているため、兵器種の同定には誤りがあることも少なくない。太平洋戦争でのアメリカ軍による日本軍航空機に対するコードネーム、冷戦でのNATOによるソ連軍の兵器全般に対するコードネームが有名である。戦時や準戦時には、作戦、地名、部隊、要人などあらゆるものにコードネームが付けられる。それらは短期間つかわれたのち破棄され、別のものに交換される。近代になって使いやすい換字式暗号が発展してからも、コードネームは暗号と併用されることが多い。第二次世界大戦の連合軍のコードネームは、イギリスGC&CS(のちのGCHQ)の作ったランダムな単語リストを元に、陸軍省のISSB (The Inter-Services Security Board) が決定した。なお、日本軍航空機へのコードネームはこれとは別システムである。
出典:wikipedia
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