『ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流』(ジョジョのきみょうなぼうけん パート2 せんとうちょうりゅう、"JOJO'S BIZARRE ADVENTURE Part2 Battle Tendency")は、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』のPart2(第2部)。波紋の戦士シリーズ・第2弾。単行本5巻 - 12巻に収録されている。『戦闘潮流』は後年に付けられた副題で、連載当時の副題は「第二部 ジョセフ・ジョースター ―その誇り高き血統」。2012年より放送されたテレビアニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』において、第10話から第26話まで「戦闘潮流」編が放送された。詳細については「ジョジョの奇妙な冒険 (テレビアニメ)」を参照。Part1『ファントムブラッド』から50年後、1938年のニューヨークから物語は始まる。Part1の主人公ジョナサン・ジョースターの孫である、ジョセフ・ジョースター(通称「ジョジョ」)が新たな主人公となる。かつてジョナサンと共に吸血鬼ディオ・ブランドーに立ち向かったロバート・E・O・スピードワゴンとストレイツォは、メキシコで石仮面と共に謎の生物「柱の男」を発見する。石仮面の作り出した吸血鬼以上に強力な生命体である「柱の男」の存在にスピードワゴンは戦慄するが、彼の横でストレイツォはディオとの戦いを通じて吸血鬼の力への憧れを持つに至ったことを打ち明けると、自分に石仮面を用いて吸血鬼化する。その際、スピードワゴンは殺害されたという情報が、ジョセフとその祖母にしてジョナサンの妻であるエリナ・ジョースターに伝えられる。ジョセフの素質を危険視したストレイツォは、ジョセフを追ってアメリカに現れる。ストレイツォを生まれつきの波紋呼吸法と戦略で撃退したジョセフは、スピードワゴンの消息を追ってメキシコに向かうが、彼と「柱の男」はルドル・フォン・シュトロハイム率いるナチス・ドイツの部隊によって身柄を確保されていた。シュトロハイムによってサンタナと名付けられた「柱の男」は、覚醒してまもなく高い知能と戦闘能力を一同に見せつけ、基地を壊滅させる。波紋を用いて対抗できる唯一の存在であるジョセフも、シュトロハイムの自爆にすら耐えきったサンタナを太陽に曝し、石化させるのがやっとだった。サンタナとの戦闘後、ローマにも3体の「柱の男」がいることが判明する。ジョセフとスピードワゴンはローマへ飛び、かつてジョナサンに波紋を教えたウィル・A・ツェペリの孫にあたるシーザー・A・ツェペリと合流する。シーザーは修行を積んでいたためにジョセフ以上の波紋戦士としての実力を有していたが、ローマで復活したワムウ、エシディシ、カーズらはサンタナ以上の実力者で、シーザーでも歯が立たなかった。ジョセフは巧みな戦略でシーザーとスピードワゴンからワムウたちを引き離し、さらに彼の性格を利用して「時間があればもっと強くなれる」とハッタリをかけることで生き延びるが、その際に逃げられないようにとエシディシとワムウから「死の結婚指輪」という時間制限付きの毒薬を埋め込まれる。指輪が溶け出してジョセフを殺すまで33日。ジョセフはシーザーの師であるリサリサとその召使であるロギンズ、メッシーナの下で過酷な波紋の修業を重ね、心身ともに鍛え上げられる。そのさなか、リサリサが有する「エイジャの赤石」が「柱の男」のさらなる進化に関わる秘宝であり、これを奪われないようにしなければならないと知る。ジョセフの修行の最終日は、ロギンズとの戦闘で勝利するというものだった。それにジョセフが挑もうとした矢先、ロギンズはエシディシによって殺害される。ジョセフはエシディシを撃破するが、脳だけになった彼の最後の策略で赤石はスイスのサンモリッツへ郵送されてしまう。赤石を追ってたどり着いたスイスで、ジョセフは身体を機械化して生き延びていたシュトロハイムと再会する。ナチス・ドイツも交えたカーズとの争奪戦を経てジョセフたちは赤石を取り戻すが、シーザーは「柱の男」の隠れ家へ突入する際、ワムウに手傷を負わせるも死亡してしまう。ジョセフと共に怒りに燃えてカーズやワムウと対峙したリサリサは、数では絶対的に劣勢である彼らやその配下たちとの戦いに一計を案じ、赤石を賭けた対決を提案することで互角に持ち込む。古来の戦車に乗りながらの死闘を経て、ジョセフはワムウを撃破する。スピードワゴン財団やナチス・ドイツの協力もあり、カーズの配下たちは次々と倒されていく。しかし、ここへ来て狡猾な本性を現したカーズはリサリサに騙し討ちで重傷を負わせたうえ、彼女から奪った赤石を石仮面に組み込んで被り、究極生物への進化を遂げる。ジョセフは波紋戦士以上に強力な波紋すら使えるようになったカーズによって左腕を失う重傷を負わされるが、シュトロハイムと共に捨て身の作戦に出た末に偶然掲げた赤石の力で始まった火山の噴火が重なり、カーズは大気圏外へ放逐される。カーズが地球への帰還が叶わずに宇宙空間をさまようこととなった一方、ジョセフは火山の噴火で死亡したと思われていたが、奇跡的に生還していた彼はリサリサの使用人にして自分の妻となったスージーQを伴い、悲しむ一同が集う自分の葬儀へ姿を現すのだった。収録状況はジャンプ・コミックスのもの。登場人物の名称は他のPart同様、洋楽のバンド名やメンバー名などをアレンジしたものが多い。声の項はTVアニメ版、ASB版、EOH版のもの。それ以外のものについては別途記載する。その他、カーズによって生み出された約100人もの吸血鬼(全員、元はごろつきの類)が登場している。そのいずれもワムウとカーズに制裁を下されたり、カーズにエネルギーを吸収されている。大半はシュトロハイムとナチス親衛隊、スピードワゴン財団特別科学戦闘隊に倒されている。またTVアニメ版では夜明けの太陽によって、それまで残っていた吸血鬼はこの時に全員消滅している。2012年10月5日から2013年4月5日まで、TOKYO MX、MBS、CBC、東北放送、RKB毎日放送、BS11で放送。全26話で第1部と第2部が映像化されており、第10話から第26話までが第2部の映像化に相当する。また第2部の映像化はこのテレビアニメが初となる。
出典:wikipedia
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