『ブレイヴフェンサー 武蔵伝』(BRAVE FENCER むさしでん、北米版タイトル:"Brave Fencer Musashi")は、1998年7月16日にスクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売されたプレイステーション用ソフト。2008年7月9日にはゲームアーカイブスでダウンロード販売が開始、配信当初はPSP専用だったが、同年8月13日よりPS3にも対応した。内容は、3DアクションRPG。メインキャラクターデザインは野村哲也、サブキャラクターデザインは緒方剛志が担当した。なお、本作には『ファイナルファンタジーVIII』『エアガイツ』の体験版と『アナザー・マインド』のPVなどが収録されたディスク「SQUARE'S PREVIEW 3」が付属していた。「でっかいシリーズ始めます」と銘打った『ブレイヴフェンサーシリーズ』第一弾作品であり、2005年に第二弾の『武蔵伝II ブレイドマスター』が発売された。ヤクイニック王国は王と女王がバカンスで不在の隙をつかれて、ル・コアール帝国に攻撃されてしまう。そこでヤクイニック王国は、その国の女王に代々受け継がれる「英雄召喚」を行う。「英雄召喚」とは、異世界から勇者を呼び寄せる術のこと。過去にもこの国に危機が訪れたとき、伝説の剣豪・武蔵を呼び寄せ、危機を救ってもらったという。しかし女王不在の今、「英雄召喚」を行えるのは未熟な王女・フィーレ姫だけだった。一抹の不安の中、フィーレ姫により「英雄召喚」の儀が行われた。成功した……かに見えたが、召喚されたのはなんとムサシという小さい子供だった。どうしようもないので、王国の人々はこの子供が英雄であると信じ、この国のことを頼むことにした。一方、この国を危機から救わないと、元の世界に戻れないと聞いたムサシは、協力を承諾する。こうして、ムサシの旅が始まる……。主人公のムサシは雷光丸とレイガンドという2本の剣を持っていて(レイガンドは冒頭にらせんの塔に取りに行くので初期装備は雷光丸のみ)特徴が異なる。雷光丸はリーチは短いがすばやく振ることができ、連続攻撃に適している。レイガンドは大振りだが、リーチが長く一撃の威力も大きい。ムサシのステータスには「力」「心」「雷光丸」「レイガンド」という4つのレベルが設定されていて、「力」は攻撃力、「心」は防御力、「雷光丸」は雷光丸でのダメージ量、「レイガンド」はレイガンドでのダメージ量にかかわってくる。これらのレベルには限界があり、クレスト=ガーディアンを倒すことで限界を高めることができる。ゲージをためると雷光丸を投げることができ、命中した敵の能力を吸収することができる。この能力を「ゲット・イン」という。ゲット・インした能力を使用するとBP(ビンチョパワー)を消費する。ゲット・インにはステージギミックとしての役割もあり、この能力を駆使しないと突破することができない場面がある。雷光丸を投げた後、敵を吸収しないでおけば、一定時間後その敵のゲット・イン能力一回分のBPを回復することも可能。ゲージをためている間は防御状態でもあり、一部の攻撃を除き、前方からの攻撃をガードする事ができる。ゲージを最大までためた状態で、敵の攻撃をガードした瞬間に攻撃すると「二天一流斬」というカウンター技が発動する。この技は絶大な威力があるが、攻撃範囲は非常に狭く、上手く中心を当てないと威力が出ない。斬撃は場に数秒残るので多段ヒットする事がある。なお、雷光丸で受けてレイガンドで切り返すという技の性質上、この技はレイガンド入手後でないと発動できない。レイガンドに五輪の書をセットしてゲージをためると、五輪の書に応じた効果を発揮する。本作品には時間の概念が存在し、アミヤクイ村の住人や一部の建物、ダンジョン、および敵はこの時間にのっとって行動が設定されている。特殊なイベント時などを除きムサシがどこにいても時間は経過する。時間によりムサシのステータスに影響があったり、時限イベントが設定されたり、細かい点では市販アイテムが腐るなどして変化する。時間によってはアミヤクイ村の店でタイムセールが発生する。また、時間同様に曜日の概念も存在し、土曜日を起点として日曜日、月曜日、火曜日、水曜日、風曜日、空曜日で一週間がサイクルしている。曜日による重要な変化はないが、一部のダンジョンやトラップ、イベントでは重要なポイントになる場合もある。曜日によってはアミヤクイ村の店で特売日や定休日が発生する。なお、ゲーム開始時からの経過日数は365日(1年)を超えると1日に戻る。ゲームでは敵が落とすなどして手に入る通常アイテム、市販アイテム、ゲームを進行する上で必須となるキーアイテム、本編とは別としてサブイベント的に収集できるアイテムが存在する。収集品は持っていても特にゲームの進行に変化があるという事は無いが、お遊び的な要素として楽しめる。ヤクイニックは「焼き肉」をもじったもので、王族や家臣たちは肉の部位などをもじった名前になっている。アミヤクイは「網焼き」をもじったもので、村人の名前は自身の仕事と関係する言葉をもじったものが多い。ル・コアールは「アルコール」をもじったもので、幹部は酒類などをもじった名前になっている。各地に五体存在する五輪の書の紋章を守るガーディアン。五輪の書の解放だけでは本来の解放とは言えず、彼らクレスト=ガーディアンを倒す事で本来の力が呼び覚まされ、各地に存在する該当する紋章の解放が可能となる。ミニゲームとされるものは2種類存在するが、限定された章、場面でのみしかプレイできない。『ブレイヴフェンサー ムサシ伝』のタイトルで、『月刊ファミ通ブロス』にて連載されていた。作者は大貫健一。全3巻。展開は大幅に改変されている。同誌にて4コマ漫画『武蔵伝 チビッコ英雄伝説』(作:さいとうりか)も短期連載されていたが、こちらは書籍化されていない。
出典:wikipedia
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