ストリチナヤ(ロシア語:;ラテン文字表記:Stolichnaya)とは、ロシア産ウォッカの一銘柄である。製造は連邦国営会社のソユーズプロドインポルト(S.P.I. Group)。現在の輸入元のアサヒビールを含め、歴代の輸入会社ではストリチナヤと表記しているが、ロシア語の発音はスタリーチナヤに近い。ロシア以外の国向けには現在は「Stoli」と略される。アルコール度数は40%。ストリチナヤはロシア語で「首都の」を意味する。その名の通り、1901年にモスクワで製造が始められたことに由来するが、現在ではイルクーツクをはじめとしてロシア各地やラトビアの工場で生産されている。ボトルの朱色の枠のラベルに描かれているのは、モスクワ中心部にある有名な建築の一つホテル・モスクワの旧建物である。原料には自社農場で栽培した冬麦とトウモロコシ等の穀物類を使用しており、液体は無色透明で基本的に無味であるがアルコールの刺激の後、わずかに甘みを感じる。2010年現在、日本に正規輸入されているものはソ連時代から「ストリチナヤ」を名乗っていたオリジナルと、「シトラス」「オレンジ」の3種類。スピリッツの中では適度なアルコールと、純度の高い井戸水を利用しているため、比較的軽やかな飲み口に仕上がっている。その品質の高さから国際酒類博覧会でメダルを獲得した実績があるという。比較的安価で庶民向けの酒だが、佐藤優によるとボリス・エリツィンが好んでおり、在任中は公式な晩餐会にも出されていたという。外貨獲得のため、ソビエト連邦時代から食料輸出輸入公団(S.P.I. Groupの前身)によって輸出されており、ソ連邦圏内だけでなく西側諸国でもカクテルベースとして人気があった。近年では多数のバリエーションが生産されている。アメリカなどでは赤軍合唱団によるコーラスをバックに、レーニンやガガーリンといった人物の写真やキリル文字風のアルファベットが使用され、締めのナレーションもロシア訛りという、ソビエト時代のプロパガンダ、社会主義リアリズムをパロディにしたCMが放映されていた。日本には現在はアサヒビールが700mlと500mlの瓶を輸入している。工場が変わった2009年から新ラベルで流通しているが、ページ右にある写真とはホテルのデザインと、瓶の側面上に張ってあるシールの形が若干異なり、ビンの形もビール瓶のような形から縦長のスマートな形に変わった。なお、ソ連時代にS.P.I.が取り扱っていたウォッカで、日本に輸入されていたのは、などである。これらは長らく日本への輸入が止まっていたが、一部の商品は酒類の専門業者が少数の輸入を再開している。
出典:wikipedia
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