アレック・ギネス(Sir Alec Guinness, , CBE、1914年4月2日 - 2000年8月5日)は、イギリスの俳優。ロンドンにて母アグネス・カフ(Agnes Cuff、アレックの出生証明書の署名では「Agnes de Cuffe」となっていた)のもとに生まれる。出生名はアレック・ギネス・ド・カッフィ(Alec Guinness de Cuffe)。アグネスの私生児として生まれたため、出生証明書の父親の名前の欄は空白になっていた。父親はスコットランド人の銀行家アンドリュー・ゲディス(Andrew Geddes、後にギネスの学費を支払った)と考えられているが、はっきりと分かってはいない。広告の仕事をしていたが演技に興味を持つようになり、オールド・ヴィック・シアターの舞台に立つようになった。第二次世界大戦後に本格的に映画に出演し始め、1964年には舞台『Dylan』でトニー賞を受賞。イギリスきっての名優として知られるようになった。『The Horse's Mouth』でヴェネツィア国際映画祭 男優賞、『戦場にかける橋』でアカデミー主演男優賞を受賞。1980年には名誉賞も受賞している。また、『アラビアのロレンス』のファイサル王子や『スター・ウォーズ・シリーズ』旧3部作(エピソード4~6)でオビ=ワン・ケノービ役を演じたことでも知られている。だが、この『スター・ウォーズ』出演をギネスは一生後悔し、「俳優人生最大の失敗だ」と語っている。スター・ウォーズに関する取材は一切受けず、スター・ウォーズファンからの手紙は一切読まず全て捨てた。スターウォーズファンの子供からサインをせがまれた時も、『スター・ウォーズを二度と見ないのならサインしてあげるよ』と答えたという。1970年代以降は個性的なバイプレイヤーとしての活躍も目立ち『名探偵登場』でのコミカルで怪しげな盲目の執事役や、『リトル・プリンス』の厳格ながら温厚な祖父役、更には『KAFKA/迷宮の悪夢』においても強面な上司役など演技面の幅広さとアクの強さを見せた。1959年に大英帝国勲章を受章し、同年ナイトになった。また1994年に舞台での長年の功績が称えられ、"になった。2000年に肝臓癌で死去。1938年に女優で劇作家のメルーラ・サラマンと結婚。1940年に息子が生まれ、同じく俳優となった。死後8ヶ月後の2001年4月に発表されたギネスの公式伝記本「Alec Guinness: The Unknown」では、1946年のリバプールの公衆トイレでゲーリー・オコナーという人物と同性愛行為を行ったとして逮捕、10ギニーの罰金を受けたことを明らかにしている。事件自体はギネスが裁判所や警察に根回しをし、公表には至らなかったという。伝記の執筆者であるイギリスの作家は逮捕自体は同時期に逮捕されたジョン・ギールグッドの例と同じく、事実無根の不名誉逮捕だったとしながらも(イギリスでは1967年に性犯罪法が制定されるまで同性愛者であることそれ自体が犯罪であり、発覚すれば社会的信用を失いかねなかった)、ギネスの性的指向がバイセクシャルであったことについては認めている。1961年(昭和36年)2月に来日している。
出典:wikipedia
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