エアクリーナー()は空気を取り入れる機械において、吸入する空気に含まれる塵や埃などの異物を取り除き、機械の機能や性能に支障を来さないように取り付けられる装置または部品である。エアクリーナーはエンジンやエア・コンディショナーをはじめ、空気を取り込んで利用する機械に用いられる。最も簡単な構造のものは空気取り入れ口や吸気管の途上に格子状の保持部材でエアフィルター()を保持するもので、吸入抵抗を抑えるためにエアクリーナーボックス()あるいはエアクリーナーケース()と呼ばれる容器を設けて、吸気管の断面積よりも大きな面積を持つエアフィルターを組み込む場合が多い。エアクリーナーケースはエアフィルターを格納する容器である。外気を取り入れる入り口と、濾過された空気が機械本体に向かう出口があるのが通常で、場合によっては外気と共に入り込んだ水分が溜まらないように排出するドレンチューブを持つものもある。ケース内を流れる空気の流れを工夫してエアフィルターの集塵能力を有効に利用する方法や、エアフィルターのメンテナンスサイクルを長くする方法がとられる場合がある。自動車などのエンジン用ではサージタンクやレゾネーターとして働き、吸気効率を高めたり吸気系で生じる騒音を抑えたりといった機能を兼ねるように設計されたものもある。エアフィルタは通過する空気の異物を捕らえて除去する、エアクリーナーの核心となる部品で、エアクリーナーエレメント()とも呼ばれる。材質には濾紙や不織布のように繊維を不規則に絡めて成形したものや、軟質ポリウレタンフォームなどの発泡プラスチックを成形したものが用いられ、密度の異なる層を複数重ねた構造をとる場合もある。金属や樹脂の枠を一体化して交換やメンテナンスを容易にした構造を持つ場合もある。蛇腹状に折りたたんだり、円筒形状にしたりして、占有体積に対する濾過面積を大きくとる場合もある。
出典:wikipedia
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