『天城越え』(あまぎごえ)は、石川さゆりが1986年7月21日に発売した曲。第28回日本レコード大賞・金賞受賞曲曲は1985年、吉岡治と弦哲也、桜庭伸幸の3人が天城湯ヶ島町(現・伊豆市)の温泉旅館・白壁荘で製作した。3人は旅館に2泊し、現在の大女将の話によると、吉岡は旅館周辺を散策する事で詞の原案を練っていたという。静岡県・伊豆半島の「天城山」を舞台にしたご当地ソングでもある。当時のカラオケブームの最中に、「石川にしか歌えない、難易度の高い作品を」ということで制作された楽曲である。歌手の中森明菜が、2007年6月に演歌を歌ったカバーアルバム『艶華 -Enka-』をリリースし、インターネット投票でもっともリクエストの多かった「天城越え」をアルバムに収録した。また、マーティ・フリードマンがエレキギターでロック調にアレンジしたことがある。2010年には、misonoによってもカバーされた。また、アレンジされた天城越えはテレビ朝日系列で放送されている『シルシルミシル』内でBGMとして使用されている。2008年シーズンの大リーグ選手・イチローの打席曲にもなった。これはシーズンオフに帰国して紅白歌合戦を見ていたイチローが、石川さゆりの歌う「天城越え」を聴いて、「記録など、いろいろな物を越えたい」と思ったからだという。その後石川はマリナーズのホームゲームに招待された。但し、石川自身は「野球音痴」だという。他女子マラソン元選手の増田明美も、1989年の東京国際女子マラソン(日本人トップの8位でゴール)で終盤の登り坂を走っている最中に、この「天城越え」のメロディーがずっと頭をよぎり離れなかった、と語っている。年末恒例の『NHK紅白歌合戦』では、1986年(第37回)で初披露。その後も1997年(第48回)、1999年(第50回)、2002年(第53回)、2005年(第56回)、2008年(第59回)、2010年(第61回)、2012年(第63回)、2014年(第65回)と、合計9回も歌唱している。その内、第37回と第53回は紅組トリとして2度歌唱した。なおNHK紅白歌合戦において、同一曲を9回歌唱というのは、2014年当時で中村美律子の『河内おとこ節』の8回を超え、紅白の歴史上最多記録である。また石川は1977年に初のヒット、自身紅白初出場時(第28回)で歌唱した「津軽海峡・冬景色」も、2015年(第66回)で計9回と「天城越え」に並んだ。特に2007年(第58回)以降の紅白で石川は、隔年で「天城越え」と「津軽海峡・冬景色」とを歌うようになっている。2005年に実施された「スキウタ〜紅白みんなでアンケート〜」では、紅組の16位に選ばれた。
出典:wikipedia
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