赤かび病(Fusarium head blight, Fusarium ear blight, scab)は、フザリウム属菌などの糸状菌(かび)による植物病害のひとつ。小麦、大麦など麦類の最重要病害のひとつであり、穂に病原菌が感染することで、粒が肥大しなくなったり、穂全体が枯れたりする病害である。赤かび病という名称は、病原菌が赤色系フザリウム属菌(一部は転属)から名づけられた。一部の赤かび病菌が産生するマイコトキシン(かび毒)が、食品の安全性の観点から問題とされている。ほかデオキシニバレノールをはじめ、トリコテセン系のマイコトキシンは、人畜が摂取すると吐き気、嘔吐、腹痛といった中毒症状を引き起こす。日本においては平成14年5月、厚生労働省が小麦粒中に含まれるデオキシニバレノール(DON)の濃度を1.1ppm以下とする暫定基準値を設けた。日本ではニバレノール産生菌の比率が高いこと、ニバレノールはデオキシニバレノールに比べて急性毒性が10倍という報告もあることなどから、ニバレノールに対する基準値が求められており、現在審議中である。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。