関東バス武蔵野営業所(かんとうバスむさしのえいぎょうしょ)は、東京都武蔵野市緑町に位置する関東バスの営業所である。武蔵野市を中心に三鷹市・西東京市・小金井市・小平市と練馬区を営業区域とする。営業所の他、600m離れた第五小学校停留所付近に車庫を有している。関東バスで最初に3扉車が導入された営業所であり、最後の3扉車が在籍している営業所でもある。一部系統は運賃自己申告制のため、乗車時に運転士に行先を告げて所定の料金を払う。吉祥寺駅を起点に、五日市街道を西へ向かう主力路線。終戦後、吉祥寺営業所(当時)の開設から運行を続けている歴史の古い路線。深夜バスの設定も早期に実施され、1958年に吉祥寺駅発24時として運行を続けている。五日市街道の渋滞により定時運行が出来なくなることも少なくない路線だが、沿線に成蹊学園や武蔵野大学、武蔵野市役所などを抱えることから本数は減らされず、運行開始から一貫して営業所管内の主力路線の地位を守っている。主力は吉53と吉73で、前者は営業所・武蔵野住宅経由で西武新宿線西武柳沢駅へ向かう。後者は武蔵野大学・柳橋を経由して西東京市南部の向台町五丁目へ向かう路線で、1982年6月に桜堤三丁目から向台町五丁目まで延伸した。向台町五丁目付近では循環経路となる。成蹊学園で折り返す吉50は、成蹊学園の学生を輸送するため平日朝・夕を中心に多数運行されるが、土曜は3往復のみで日祭日は運転されない。全便が学休ダイヤの対象で休校日は全便運休となる。成蹊学園で入試が行われる際は、臨時の直通バスが運転される。吉51は武蔵野営業所への出入庫路線で、吉祥寺線で最も遅くまで運転される。2008年から吉祥寺方面を市民文化会館前停留所から営業運転を開始する。出庫路線は表示器に系統番号が表示されない。吉52は営業所・武蔵野住宅を経由して電通裏に至る路線で、1986年に終点を東伏見から変更した。かつては毎時運行を行っていたが、ダイヤ改正によって1日1便まで大幅に減便された。電通裏というバス停名は、「NTT武蔵野研究開発センタ(旧:電気通信研究所)の裏手」という意味から来ている。2001年1月16日、利用客が定着せず不振を続けていた柳10を廃止すると同時に、市役所折返しの吉54を柳沢駅まで延長、吉55として開業した。吉54は2006年2月19日に一度廃止されたが、2009年11月2日の改正で復活。復活に伴い、市役所以遠の利用者が少ない吉55は夕方以降の運行が廃止された。吉72は武蔵野市西部の桜堤団地に至る。終点の桜堤団地は多くの桜の木が植えられているが、武蔵境からの小田急バスが本数を多く運行していることもあり、ダイヤ改正の度に本数が減らされている。2015年現在では毎時0-1本程度であり、終車もかなり早い。吉74は、柳10の廃止を受けて関前西公園への路線が無くなることを防ぐため、吉55と共に新設された。しかし、ほぼ全区間で吉73と平行することもあり、多くの便が学休ダイヤの対象で休校日は朝1便夜2便と大幅に減便される。吉75は2012年9月9日に新設された。ヴィガーデン西東京に向かう路線であるが、鷹35・境17とは異なり休日のみ運行され、吉祥寺へのショッピング客を主な乗客としている。2012年2月15日、八幡前停留所が「武蔵野八幡宮」に、駅前通停留所が「サンロード入口」に、東伏見停留所が「東伏見稲荷神社」に改称された。2013年2月15日、八幡町停留所が「武蔵野中央公園」へ改称された。三鷹駅を起点に三鷹通りを北裏方面へ北上する便からなる。鷹01は三鷹通りが青梅街道に突き当たる北裏まで運行し、深夜バスも運行される三鷹線の最主力路線。鷹03・04は西に行き田無橋場・多摩六都科学館へ至る。鷹04は休日運行で、科学館休館日は運休となっていたが、2013年11月25日以降は期間限定運行となった(#花小金井線の花09・10も同様のため、運休期間に科学館への乗入れる路線ははなバスのみである)。鷹40は武蔵野市役所の西にあるNTT武蔵野研究開発センタへ向かう便。ラッシュ時を中心に直通の急行バスが運行される。土・休日は原則運休する。ただし、NTT武蔵野研究開発センタの営業日は平日ダイヤで運転する。2012年7月30日より一部便が片方向武蔵野住宅経由の循環路線に変更となった。2012年2月15日、東伏見停留所が「東伏見稲荷神社」に改称された。鷹10は出入庫系統で、三鷹駅発着路線の全ての出入庫を担当する。鷹11は朝は第五小学校先回り、夜は武蔵野住宅先回りで緑町地区と三鷹駅を結ぶ。経由地が異なるのは緑町パークタウンと三鷹駅の通勤客を最短で運ぶためである。双方ともに2010年2月15日まで緑町二丁目発着だった。朝に運行される第五小学校先回り便は2013年2月15日より関前三丁目発着となった。関前三丁目、武蔵野中央公園停留所は専用停留所からの発車となる。夜に運行される武蔵野住宅先回り便は2007年4月1日に一度廃止されたが、2009年11月2日に復活した。2010年2月15日より行先が緑町二丁目から八幡町になったが、実際には武蔵野中央公園から再び武蔵野営業所方面へ向かって続けて運行される。鷹13・15は営業所・武蔵野住宅を経由し、それぞれ柳沢駅・東伏見駅へ至る。2001年4月1日、東伏見駅北口ターミナルが完成したのに伴い、駅入口止まりだった鷹14を一区間延伸した。2010年5月1日、富士町四丁目停留所が廃止された。2010年11月16日の改正で鷹15は1日3便まで減便されたうえ、入庫便のみ東伏見団地東を通らない経路へ変更した。鷹15は2013年7月1日より東伏見稲荷神社 - 東伏見団地間において新規開通道路を経由したルートに変更となり、全線通しの運賃が変更となった。鷹25は1999年6月1日に新設された路線で、浄水場東の先を右折して伏見通りを北上、電通裏までの運行となっている。出入庫は出庫が市役所経由・入庫は武蔵野中央公園経由で、反時計回りとなる。2012年2月25日、東伏見停留所が「東伏見稲荷神社」に改称された。2013年2月15日、八幡町停留所が「武蔵野中央公園」に改称された。三鷹駅から武蔵野大学経由で武蔵境駅、武蔵小金井駅方面を結ぶ。鷹30は営業所・武蔵野大学を経由して武蔵境駅へ至る。武蔵野大学へのアクセスになっているため朝・夕を中心に利用率は高い。鷹33は柳橋からさらに西へ進み、小金井橋で小金井街道へ入り武蔵小金井駅へ至る。毎時1-2本の運転で本数は少なかったが、2010年11月の改正後は90分に1本程度にまで減便された。2016年9月1日にダイヤ改正があり、平日、土曜ダイヤでは三鷹駅方面の終バス1本が武蔵野営業所止まりに変更された。鷹34は武蔵野大学への直通便。鷹30・鷹33と異なり井の頭通り・新武蔵境通りを経由して、休校日は全便運休。往復で経路が異なる。武蔵野大学では午後に発着する便は武蔵野大学構内(5番乗り場)から発車する鷹35は旧・石川島播磨工場跡地に建設が進められていた集合住宅・商業施設「ヴィーガーデン」への足として、2010年11月16日に新設された。この路線の開業により、桜堤団地口から新町五丁目へ向かう路線が13年振りに復活したが、桜堤団地口に停車するのは三鷹方面のみとなる。2015年8月16日、武蔵境駅前バスロータリーの変更に伴い、西武バスと同時に三鷹駅方面の全路線に第二小学校停留所を新設したほか、武蔵境自動車教習所停留所を移設した。鷹36は、2016年9月1日に新設され、平日、土曜ダイヤの早朝1本のみ運行される。これにより関前地区から三鷹駅へ早い時間の利用が可能となった。三鷹駅から東伏見・保谷駅経由で天神山に向かう。関東側は大型ノンステップ車、西武側はスロープ板付大型車で運行される。西武主導のため、停留所も西武バスに合わせていた。つまり、他の関東バス路線が通過する「稲荷神社」(武蔵野営業所 - 第五小学校)にも停車したり、東急ストア・横河入口といった一部停留所は通過(現在は西武も停車)していた。ただし、西武バスは乗車方式を、後乗り整理券方式から前乗り信用方式に変更している(関東バスは運行開始時から前乗り信用方式)。2006年10月1日、保谷駅南口再開発工事の関係で待避所が取れないこととなり、保谷駅 - 天神山が延伸開業した。2012年2月15日、東伏見停留所が「東伏見稲荷神社」に、保谷駅停留所が「保谷駅南口」に改称された。2013年2月15日、八幡町停留所が「武蔵野中央公園」に改称された。2013年7月1日に東伏見稲荷神社 - 保谷庁舎間が新規開業道路を経由したルートに変更となった。関東バスでストライキが発生した場合は西武バスがあるため全便運休とはならないものの、本数が大幅に減る。花小金井駅を中心に、向台町五丁目・武蔵境駅方面と多摩六都科学館へ向かう路線。関東バスで唯一、小平市を通る。1970年代には既に運行されていた路線で、花小金井駅にはバスロータリーが無かったことから同駅を起点とする便はなく、現存する境12と境11・14の3系統で運行していた。その後、2000年4月1日に南口ロータリーが整備・完成されたことにより、後者2系統を廃止・分断して南口折返しの境16と花10を新設した。しかし、西武線の踏切渋滞でダイヤが乱れることが多かったため、北口ロータリーが完成した2006年9月30日に、本数の大半を踏切を経由しない北口発着の花09に変更し、花10は早朝1便のみへ減便した。現在では、花09終便後に花10が1便運行されている。花09・10は2012年5月28日より土曜・日祭の定期運行を取りやめ学校の夏季休暇期間のみ運行する季節路線となった(ただし、科学館休館日は運休)。多摩六都科学館発着の出入庫便は花小金井駅を経由せず、田無駅入口・武蔵野中央公園経由で運行する。境12は向台町五丁目で折り返すが、向台町五丁目周辺は時計回りの循環経路としているため、境16は武蔵境方向のみ経由する。2010年11月16日、境16は平日は日中、土曜・日祭は夕方以降の運転が廃止された。境17は、鷹35と同様に「ヴィーガーデン」への足として2010年11月16日に新設された。武蔵境駅発着路線として初めて深夜バスが設定されている。武蔵境からの出入庫の内平日1往復が武蔵野大学経由ではなく五中前経由となるのは、改正で鷹31が廃止され、五中前を通る路線が途中無停車の鷹34のみとなり、周辺停留所に停車する路線が全く無くなってしまうためである。2012年2月25日、東伏見停留所が「東伏見稲荷神社」に改称された。2013年2月15日、花小金井三丁目停留所が「小金井公園北口」に、八幡町停留所が「武蔵野中央公園」に改称された。2013年12月20日より、花小金井駅と向台町五丁目、事務本部を結ぶ花20・21系統が新設された。これに伴い「新町五丁目」停留所が「事務本部(新町五丁目)」に改称された。中央区銀座から新宿駅・青梅街道経由で三鷹駅に至る。途中の中野坂上駅迄の区間で乗車可能。新中野駅以降は降車専用となる。1990年6月18日に都営バス杉並営業所との共同運行で開業し、月ごとに初便(0時30分発)と最終便(0時50分発)で都営・関東と担当を交代して運行していた。2000年12月12日の都営撤退後は、2便まとめて関東が運行している。2015年12月11日より銀座0時30分発の便は五日市街道経由の吉祥寺駅北口行に変更となった。1・2・4・6号線を担当している。詳細はムーバスを参照。第4ルートの北ルート、南ルート(田無駅 - 花小金井駅)のみ受託運行している。
従来は田無駅-多摩六都科学館の第4ルートのみだったが、ルート変更によって南北別ルートになった。詳細ははなバスを参照。2014年9月20日運行開始。1日2往復(土日祝のみの運行/年末年始は運休/夏休み期間は毎日運行)、運賃は片道860円(バス利用特典サービス非適用)。当該路線の利用客には大江戸温泉物語の入場優待がある(希望者に割引券を配布)。武蔵野営業所 - 高井戸駅間、グランドニッコー東京 台場 - 大江戸温泉物語相互の利用は出来ない。2015年7月25日より高井戸駅停車となる。井の頭通り・環八通り・首都高速4号新宿線・首都高速都心環状線・首都高速11号台場線(レインボーブリッジ)経由。車両は深夜中距離バス用の日産ディーゼル・スペースランナーRAを充当していたが、3台中1台が事故で廃車されたのを受け、青梅街道営業所より元羽田空港リムジンバス(131号車)を移籍させており、現在は131号車が専属で就いている。武蔵野営業所管内の均一区間は以下の通り。途中の主な経由地については先述した各系統の項目を参照。出入庫系統は略す。運賃は現金運賃で示している。IC運賃は220円の場合は216円、180円の場合は175円である。全線と表記された系統は、全区間が均一料金・220円である(花09・10・21は180円)。均一区間より先は220円+10円 - 30円ほど上がる。なお、西東京市内を乗降する一部区間では均一運賃(220円)の設定(例:伏見通り - 東伏見稲荷神社、東伏見坂上 - 東伏見稲荷神社、向台町五丁目 - 事務本部)。当区間は均一区間外だが、多摩地区の対キロ運賃が適用されていない(関東運輸局が認可)。区間が記されている系統は、乗車時に乗務員へ下車停留所を申告する必要がある。また、均一区間内から乗車する場合を除いて始発地点(途中停留所)からの最高運賃に設定されている事が多い。この場合も乗車時に乗務員へ下車停留所を申告する必要がある。以下に少数ながら、例を挙げる。2010年までは日産ディーゼル工業(現:UDトラックス)製の車両を一貫して導入してきた。JPといった中型幅の車両もあるが大型車が大半を占める。また、深夜中距離バス用の長尺車が配置されているのが特徴で、同車は白色ベースの塗装であり、車内は2人掛けハイバックシートが並びシートカバーも付くなど、いわゆるワンロマと呼ばれる仕様になっている。2010年に三菱ふそうのOEM供給車であるスペースランナーAが配置された事を経て、2011年以降は他の関東バスの営業所と同様、三菱ふそう製の車両の導入に切り替えられた。2014年より、いすゞ自動車製のエルガも配置されるようになり、2015年12月現在で8台所属している。B3008号車が関東バスで最後に残った3扉車で、2013年3月現在は主に日曜・祝日に鷹04で運行されていたが、鷹04の特定日運行に変わった為2014年以降は吉50と出入庫の吉51で日中帯に運行している。ムーバス用の小型車両は日野自動車製。リエッセが主力であったが、現在は車両代替により日野・ポンチョの割合が増えている。はなバス用の小型車両は三菱ふそう製のエアロミディMEである。
出典:wikipedia
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