『シン・シティ』(原題:"Sin City")は、2005年公開のアメリカ映画。監督は、フランク・ミラーとロバート・ロドリゲスの共同監督としてクレジットされているほか、特別ゲスト監督としてクエンティン・タランティーノが一部のシーン(後述)を担当している。フランク・ミラーによるコミック『シン・シティ』を映画化したもので、原作での4つのエピソード (EP) を再構成し、相互に関連した3つの EP としてまとめられている。これら3つの EP は時系列が入れ替えられており、時系列順では、オープニング→EP.3→EP.1→EP.2→エンディングとなる。全米週末興行収入成績初登場第1位(2005年4月1日-3日付)。R15+指定。強面な大男であるマーヴは酒場でゴールディという美女と出会い、ホテルにて一夜を共にする。しかし彼が目を覚ますとゴールディは死んでおり、直後に警官隊が駆けつけてくる。辛くもホテルから脱出したマーヴは、ゴールディを殺し自分を陥れた犯人に復讐すべく、保護観察官ルシールの助けを借りつつ犯人探しを始める。そして殺人鬼であるケビンとの戦い、ゴールディの双子の姉であるウェンディと出会ううちに彼は犯行を企てたのが国を裏から牛耳る有力者、ロアーク卿であることを突き止める。恋人であるシェリーに手下と共にしつこく付きまとう男、ジャッキーボーイに対し、ドワイトはきつい制裁を加えて追い返すことに成功する。しかし、妙な胸騒ぎを覚えたドワイトは彼らの車を追いかける。ジャッキーボーイはドワイトの元恋人であるゲイルが仕切る娼婦街へ赴く。彼はそこで見つけた娼婦ベッキーを無理やり連れて行こうとして拳銃を取り出すが、それは娼婦街のルールを破る行為であった。ルールを破った彼は娼婦街を警備する殺人兵器ミホによって手下もろとも殺害されてしまう。ところがそこでジャッキーボーイの正体は刑事であることが分かり、ゲイルたちはお互い干渉せずという警察とのルールを破ってしまう。ドワイトは娼婦街を救うため証拠の隠滅を図るが、娼婦街を手に入れようとするマヌート一味が彼を狙う。本 EP 内、ドワイトが車を運転中、助手席に座らせたジャッキーボーイの死体が喋りかけてくるという幻覚を見るシーンが、タランティーノが監督したシーンである。心臓に持病を持つ刑事ハーティガンは、連続幼女殺人犯であるロアーク・ジュニアを追い詰めて重傷を負わせ、少女ナンシーを助けることに成功する。ところが相棒であるボブに裏切られ、撃たれて重傷を負ってしまう。そのうえ、ロアーク・ジュニアの父親であるロアーク議員によって連続幼女殺人の犯人にされ、刑務所に入れられてしまう。それから8年後、刑務所から出たハーティガンはナンシーが再び狙われていることを知り、大人となった彼女に会いに行く。再会を喜ぶ二人だがその近くには治療の副作用で醜く変貌したロアーク・ジュニア(イエローバスタード)が彼らを狙っていた。共同監督のクレジットについては、全米監督協会 (DGA) が「1作品に『監督』としてクレジットされる者は1人に限る」とのルールを理由に許可しなかったため、ロドリゲスが一時的にDGAを脱退したという経緯がある。原作のもつ雰囲気を再現するため、極度に明暗を強調したモノクロ映像に一部カラーが挿入される演出となっている。そのため、撮影は全編がグリーンスクリーンを利用して行われ、背景などはCGが合成されたものである。CMに使われた曲は、The Servant というバンドの「Cells」という曲だが、実際にCMに使われているのはインストゥルメンタルバージョンで、ドイツ版のシングル CD「Cells」に収録されている。バンドは「このインストゥルメンタルはこの映画(『シン・シティ』)のために作った」と公式に発表しているが、サウンドトラックには収録されず、前記の唯一収録されたシングル CD は2012年現在では廃盤になっている。しかし映画公開当時よりファンからの希望が多く、The Servant の旧公式ウェブサイトで一時期会員向けに mp3 ファイルを無料公開していた。この曲は『トランスポーター2』のワンシーンでも使われているが、同作のサウンドトラックにも未収録である。初回版はジェネオン・エンタテインメントより、2015年以降の発売アイテム(スタンダード・エディションDVD、Blu-ray)はギャガより発売。ミラーは全3作と発言しており、第2作『シン・シティ 復讐の女神』が2014年に公開された。
出典:wikipedia
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