ウラジオストク国際空港（ウラジオストクこくさいくうこう、、）は、ロシア連邦ウラジオストク市郊外アルチョーム市にある国際空港。オーロラ（旧ウラジオストク航空）の本拠地。ウラジオストク中心部から北に40km余りの位置にある。ウラジオストク空港は主要滑走路であるクネーヴィッチ（、Knevichi）飛行場と、主に地元の飛行クラブに利用されているオジョールヌイエ・クリュチー（、Ozernye Klyuchi）飛行場の二つの飛行場から構成されており、ICAOコードのUHWWは「Knevichi」として登録されているため、ウラジオストク空港をクネヴィッチ飛行場またはクネヴィッチ空港と呼ぶこともある。1993年に民間航空機にも共用されるようになり、1999年3月に国際線ターミナルビルが完成した。2006年には国内線ターミナルビルも完全改築され、オープンした。その後、2012年ロシアAPEC開催に向け、改修工事が行われ、新国際旅客ターミナルも建設された（2009年着工）。極東の空港としては最新の設備を持ち、ロシア語だけでなく英語での放送も行うなど極東における国際拠点空港として整備されつつある。空港の1階には、マトリョーシカやロシア帝国時代の貴族の姿を模った人形等が販売されている土産物店の他、キャビアやイクラ、冷凍したタラバガニ、ボタンエビなどの海産物を販売する店、カフェなどがある。また空港の3階には、軽食ができる店や、ジュースや菓子などを販売する売店、郵便局があり出国審査を済ませて搭乗口へ進むと、ウォッカや西欧のブランデー、ウイスキー、化粧品を販売する小規模な免税店がある。最寄駅は空港ターミナルAに直結しているアエロエクスプレス専用のAirport Knevichi駅。アエロエクスプレスは2012年7月下旬に運航開始し、Airport Knevichi駅からウラジオストク中心部のウラジオストク駅まで54分で結んでいる。空港からウラジオストク駅へは、2016年時点で7:57～17:30までに5本、ウラジオストク駅から空港までは7:21～18:00までに5本づつしかなく運行本数が少ないため注意が必要。かつては、シベリア鉄道ナホトカ支線のアエロポルト駅が最寄駅だった。空港のバス乗り場から(107系統)のウラジオストク駅行きのバスが2016年の時点で1日に10往復ある。その他ナホトカ行き(601系統)、ウスリースク行き(564・609・601・555・552・520系統)、アルセーニエフ行き(520・609系統)などがある。また空港のあるアルチョーム市の中心部へはシャトルバス(7系統)で行くことができる。2015年に空港のあるアルチョーム市にカジノ、ゴルフ場、高級ホテルを組み合わせたTIGRE DE CRISTALが開業し、空港に無料送迎サービスを行っている。

出典:wikipedia