黒崎車庫前駅(くろさきしゃこまええき)は、かつて福岡県北九州市八幡西区黒崎三丁目にあった、西日本鉄道(西鉄)北九州本線および筑豊電気鉄道筑豊電気鉄道線の停留場・駅(廃駅)である。以前は当駅に西鉄電車営業所、筑豊電鉄本社があった。乗務員の交代もここで行われていた。本項目では黒崎車庫についても記述する。相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。北側に隣接して黒崎車庫・営業所・筑豊電鉄本社があり、黒崎車庫への入出庫線が分岐していた。当停留場では電車の入出庫や乗務員交代が行われたほか、操車所から運行指示が行われた。1914年(大正3年)6月の九州電気軌道本線折尾開通に伴い、折尾停留場の北側に折尾車庫が開設された。その後、この折尾車庫は拡張のため1935年(昭和10年)9月26日付で廃止の上当地に移設され、1936年(昭和11年)3月25日付で黒崎車庫となった。北九州本線西部地区の車両基地として、車両の日常検査業務を実施していた。1992年(平成4年)まで工場機能はなく、全般検査は筑豊電鉄所属車両も含めて砂津工場で行われていた。1992年(平成4年)10月の北九州本線黒崎駅前以東廃止に伴い、砂津工場も廃止となるため、代替施設として構内に工場棟が設置され、全般検査業務を開始。その後、旧検修庫や営業所の建物は、複合商業施設コムシティの建設に伴う線路移設のため1999年(平成11年)までに撤去された。2000年(平成12年)11月の北九州本線全線廃止以降は西鉄所属の車両もなくなり、現在は筑豊電鉄の車両工場となっている。車両基地の資産は2015年(平成27年)3月1日付で西鉄から筑豊電鉄に承継された。複合商業施設コムシティ建設に伴う黒崎駅前停留場の移設・黒崎車庫前停留場の廃止(1999年(平成11年)12月)以降は、入出庫線は黒崎駅前停留場から分岐している。当駅廃止まで、黒崎駅前発黒崎車庫前行、ならびに黒崎車庫前発黒崎駅前行きというわずか0.2km運転の車庫への出入りを兼ねた営業列車が存在した。ちなみに、この区間は、列車はポイント通過のために徐行運転するので、人が自力で走ったほうが早く到着する。1992年10月に下り方に開設された西黒崎停留場との間は更に短く、0.1kmしかなかった。
出典:wikipedia
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