蝶ヶ岳(ちょうがたけ)は、飛騨山脈(北アルプス)にある標高2,677mの山。常念山脈の稜線上、常念岳の南にあり、山体すべてが長野県に属する。中部山岳国立公園内にある。蝶槍の南に三等三角点(標高2,664.m、点名は蝶ヶ岳)があり、長塀ノ頭が最高点(標高2,677m)である。1990年(平成2年)頃に、蝶ヶ岳の山頂は前者から後者と解釈するように変わったとされている。山体はなだらかで、蝶ヶ池、妖精ノ池などの湖沼が点在する。稜線は、二重稜線となっている。この二重稜線が積雪に大きく関与するため、高山植物の分布に影響を与えている。山頂付近は、森林限界のハイマツ帯で、ライチョウの生息地となっている。1640年代(正保)の絵図に蝶ヶ岳の山名の表記があった。5月下旬から6月上旬頃に、蝶ヶ岳山直下南側の稜線付近に白い羽根のチョウの雪形が現れる。安曇野(安曇野市豊科付近)から見えるこの雪形を農耕の目安としていた。山名の由来はこの雪形に由来している。また5月下旬頃に、蝶ヶ岳の三角点の付近の稜線付近に「黒い蝶」の雪形が見られる。山岳写真家の田淵行男は『山の紋章・雪形』で、この白い蝶をミヤマモンキチョウに例えた。各方面からの登山道が整備されていて、東側の三股からの蝶ヶ岳新道が、最短ルートである。山の上部の登山道周辺では、オオサクラソウ、クルマユリ、キヌガサソウ、シナノキンバイ、チングルマなどの高山植物が見られる。山頂付近の稜線や常念岳の北側の常念乗越付近などでは、ミヤマモンキチョウ、ベニヒカゲなどの高山蝶が飛び交っている 。常念山脈縦走路上高地側安曇野側山頂直下に北側には、山小屋の蝶ヶ岳ヒュッテとそのキャンプ指定地があり、周辺の登山ルート上に複数の山小屋がある。飛騨山脈南部の常念山脈のほぼ中央部にある。蝶ヶ岳の三角点北側の小ピークの岩峰は蝶槍と呼ばれている。西側に梓川を挟んで遮るものがなく、穂高岳と槍ヶ岳の山並みを眺める絶好の展望台となっている。また山頂付近からは、安曇野、浅間山、富士山、南アルプスなどを望むことができる。以下の源流となる河川は信濃川水系で日本海へ流れる。
出典:wikipedia
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