マゼンタ(マジェンタ、magenta)は色の一つで、明るく鮮やかな赤紫色。紅紫色(こうししょく)とも呼ばれる。色の三原色のひとつにもマゼンタがある。色のマゼンタは、染料の唐紅(とうべに。マゼンタ、フクシン)にちなんでマゼンタと名付けられた。マゼンタは色料の三原色のひとつであり、カラー印刷でのインク・トナーに使われる。通常、シアン(cyan)・イエロー(yellow)・ブラック(black)と共に使われるため、CMYKと呼ばれる。ちなみにCMYK値で表すと「C=0 M=100 Y=0 K=0」となる。JISでもマゼンタの色が定義されている。しかし、この色はカラー印刷におけるマゼンタとしても使われるレーキレッドCなどよりは紫味の強い色である。光の三原色である赤 (#FF0000) と青 (#0000FF) を一対一の割合で混合した色に該当し、RGB値ではで表される。ウェブカラーでMagentaを指定すると、#FF00FFと同等に扱われる。これは、fuchsiaと指定したものと同じ色である。唐紅は、1852年にイタリアでナタンソンがアニリンと塩化エチレンを原料に赤色の物質を基として1859年に商品化されたカルボニウム系に属する染料である。アルコール・アセトン・水性溶液に溶解する。現在でも製造されており、レーキ顔料としても使用されている。1859年のマジェンタの戦い (La Battaglia di Magenta) においてイタリア(サルデーニャ王国)とフランスの連合軍がオーストリア=ハンガリー帝国軍に勝利をおさめた。そのため、この戦勝とほぼ同じ時期に発見されたこの染料は、戦勝地マジェンタ(Magenta)にちなんでマゼンタと名づけられた。また、最後の戦勝地にちなんでソルフェリーノ(solferino)とも呼ばれる。当時は第二次イタリア統一戦争の影響下であった。唐紅はフクシアの花の色に因んでフクシンとも言われることがある。異名(いみょう)が大変多い。
出典:wikipedia
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