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レイジングM50

レイジングM50(Reising M50)は、第二次世界大戦中にアメリカ合衆国で開発された短機関銃である。主に太平洋戦線で使用された。レイジングM50は、安価な中折れ式回転式拳銃で有名なが、1941年に警察用に開発販売した製品である。同時代のトンプソン・サブマシンガンシリーズよりセミオート射撃での精度を重視したデザインであり、ディレードブローバック方式を採用し、クローズドボルトから撃発するなど、他の軍用短機関銃とは異質の機構を備えている。しかし、機関部との摩擦抵抗でボルトの後退を遅延させる方式は砂やホコリに弱く頻繁な整備を必要とした。また、一般にこの種の銃器において上部に設けられるコッキングハンドルを、M50では銃身下部に埋め込んだ為、清掃や整備における不便を生み出すこととなった。当初、アメリカ海軍及び海兵隊はM50を後方部隊装備として採用し、少数の導入に留まっていた。しかし太平洋戦争が始まり、島嶼での戦いにおける短機関銃の重要性が広く認識されると、M50を第一線装備として改めて採用し、調達計画が加速した。これは、先に開発されたトンプソンシリーズの配備が陸軍に優先され、海軍及び海兵隊での調達が困難であった為である。前述した機関部の欠点とコッキングハンドルの特殊なレイアウトによる問題は太平洋戦線のジャングルで顕著に現れた。元々、整備に余裕を持てる警察用短機関銃としての設計だったこともあり、戦場におけるM50の信頼性は極めて低かった。また射撃時に反動が大きく銃身が跳ね上がる事から、海兵隊では製品名をもじったライジング(持ち上がる)という俗称が付けられた。それでもソロモン諸島など接近戦が多かった南方のジャングルで、軽くて取り回しがよく瞬間的に火力を発揮するレイジングM50は海兵隊の間で重宝された。昭和19年2月に作成された日本陸軍の資料中では、アメリカ軍が装備する短機関銃について、トンプソン機関短銃、ライジング機関短銃、M3機関短銃の3点が、鹵獲された米軍資料から転載したと思しきイラスト付きで紹介されている。主な供給先はアメリカ海兵隊だったが一部は連合国軍であるカナダ軍やソ連赤軍にも供給され、それらは1950年まで使用された。砂やホコリによる機関部の不具合は結局解消されなかった。第二次世界大戦末期から戦後にかけて、陸海軍及び海兵隊ではトンプソンシリーズとの代替が進み、落下傘部隊などに短縮型のM55を少数残したものの、終戦までにほとんどのM50は姿を消した。ただし、本来の使用者である警察では、M50の木製ストックによる攻撃的過ぎない外見とセミオート射撃の正確性が概ね好評であり、カービンモデルのM60やM65と共に戦後も長らく使用された。生産は1945年まで続き、最終的に全てのバリエーションを合せて10,000丁以上が作られた(一方のトンプソンは累計で1,700,000挺が生産されている)。

出典:wikipedia

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