虫明焼(むしあけやき)は、岡山県瀬戸内市(旧邑久町)虫明にて焼かれている陶器。清水焼の流れを汲む。天然の松灰を主原料とした灰釉(なみ釉といわれる)により、若草色や枇杷(びわ)色に発色したものが代表的な色合いである。中でも、1本の釉薬で若草色と枇杷(びわ)色が混じり合って発色した窯変(ようへん)が最大の魅力とされる。他にも京系統の流れを汲む焼物であるため、古くから鉄釉や銅釉など、多様な釉薬を作家が研究し、作品に使用して制作している。岡山藩の家老、伊木家によって始められ、6代目忠興の頃には現在の形が出来上がった。その後茶人の清風与平や宮川香山らを招き、尾形乾山や古田織部らの手法を採り入れつつも、筒描き、流し釉など独自の技法を編み出し、地位を確立させた。昭和63年(1988年)には県指定の伝統的工芸品に指定されている。
出典:wikipedia
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