『世紀末リーダー伝たけし!』(せいきまつリーダーでんたけし!)は、島袋光年による日本の漫画作品。リーダー的存在の主人公「たけし」と、様々なキャラクターが繰り広げる少年漫画。連載当初は1話読み切り形式の「ハートフルギャグコメディ漫画」であったが、中盤からはシリアスなバトル編と、ギャグ編を交互に繰り返していく構成となっていった。タイトルに「世紀末」とあるが、連載は21世紀に入っても続き作中でもネタにされている。1997年より『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載開始。2001年に第46回小学館漫画賞を受賞。1998年の「ジャンプ・スーパー・アニメツアー」にてアニメが製作(正確には、前身作品である読み切り3作品を原作とする)、ビデオは応募者全員サービスで配られた。本作品は小学生から中学生を中心に人気を博しており、連載そのものは順調に進んでいたが、2002年8月に作者である島袋が女子高生との援助交際により逮捕される事件が起こる。この不祥事を理由に連載は打ち切られ、同年9月発売予定であった最新刊も発売中止となり、既刊の単行本全巻も絶版となった。なお、逮捕当時の『週刊少年ジャンプ』本誌には、編集部より読者へのお詫びの旨が載せられた。その後しばらくの間、島袋は漫画家としての活動を自粛していたが、2004年になって同じ集英社の青年誌『スーパージャンプ』にて復帰を果たし、「たけし」の単行本も「世紀末リーダー伝たけし! ワイド判」として再刊。ワイド判への『週刊少年ジャンプ』連載分収録が終了しつつあった2005年6月より、『スーパージャンプ』にて『世紀末リーダー伝たけし! 完結編』のタイトルで連載が再開され、同年11月に完結した。なお、連載に先立ってジャンプ本誌に掲載された読切は、島袋の初期作品と併せて『世紀末リーダー外伝たけし!』(ジャンプ・コミックス)として発売された。本作の連載終了後、同じ島袋作『トリコ』において、本作のキャラがモブ出演している。『トリコ』本編においてもそれもネタになっている。生まれた時から既にヒゲが生えまくりだったたけしは、周囲から「リーダー的存在」と呼ばれていた父親のヒロシを尊敬していたが、ヒロシは酔っ払いの喧嘩を仲裁しようとして命を落としてしまう。数年後、ポッポ小学校1年2組に転入したたけしは「リーダー的存在」として、クラスの問題を解決したりしなかったりしていく。たけしは恩師であるえんチョーの誘いで、ポッポ町のリーダー的存在が一堂に会する「リーダー合宿」に出席する。その目的は町で暴れているギャングチーム「マミーファミリー」への対策を練ることだった。だがファミリーのボス・マミーはリーダー的存在の動きを嗅ぎつけており、既に刺客を送っていた。合宿に潜りこんだ「裏切り者」を探るうちに、たけし達はかつて最高のリーダー的存在と呼ばれたトニーがファミリーの一員になったことを知る。たけしが朝起きると、小次郎が原因不明の病気で死んでいた。たけし達はへるスィーに助けを求めるが、小次郎の感染したウイルスは神の力を超越しておりどうすることもできなかった。小次郎を助けるには、ガッツのある生物しか生き残れないこの世の地獄「ガッツ島」の頂点に立つ究極生物・モービーの血を飲ませなければならない。へるスィーに貰った地図を頼りにガッツ島にたどり着いたたけし・ゴン蔵・馬場の前に現れたのは、シシカバという青年だった。同じくモービーの血を目指すシシカバと共に、たけし達はガッツ島の頂上を目指す。ポッポ町で「世界最強コンビ決定戦」が開催されることになり、たけしとゴン蔵はチーム「ボス+1」として参戦する。賞金を寄付するために参加したリーダーズ黄金世代をはじめとして懐かしい顔が次々と現れる中、ボス+1は決勝戦まで勝ち上がる。時を同じくして、リーダーバッジ所有者が謎の集団に襲われバッジを強奪される事件が発生。唯一の手がかりは彼らが落としていった「魔黒」と書かれたカードのみ。そして決定戦に参加した謎のチーム「デビル・ブラック」が正体を現した時、会場は地獄へと変わった。ある日突然死亡したたけし。その訃報はたけしの仲間たちに広く矢文で伝えられ、これまでの仲間たちが集結する。えんチョーよりたけしの死因が「リーダー的行動とそうでない行動の区別が付かなくなる」りーだら病であること、今は一時的に死んでいるだけで、後に暴走しながらの復活があることを知ったリーダー達は、たけしの脳に直接リーダー的行動を取るよう呼びかけようとする。「体内のあちこちに脳が移動する」たけしの特異な体質に対応するため、足マンの超能力で巨大化したたけしの体内へゴン蔵、馬場、月彦がアナルから突入する。キムモーが河川敷で見つけた恐竜の卵。殻にヒビが入り、恐竜が生まれるかと思いきや出てきたのは何かの植物の芽だった。雲の上まで伸びていったその芽を登っていくと、たどり着いたのは雲の上に存在する天界だった。そこではカミナリ様になるための試験が行われており、たけし達は試験を受けに来た女戦士モンモンと出会う。共に試験を受けることにしたたけし達は、その過程でモンモンの真の目的や、雷神の持つ闇に直面する。これまでのシリーズよりバトルの割合が薄く、バトル要員ではないエージとキムモーもメインキャラクターとして登場する。安藤仁一の出所が、悪逆非道のチームバーバリアンの再始動を告げる。リーダー達は直ちにバーバリアンに対抗するための体勢を整えようとするが、安藤仁一は出所したその日のうちに馬場や京介を倒し、ボンチューとも火花を散らせる。えんチョーやたけしのおばあちゃん達は復活したバーバリアンを調べ、戦う最中にかつて死亡したはずのたけしの父・ヒロシの影をバーバリアンの内部に見つける。一方たけしは、謎の胸の痛みにこれまでにない苦しさを感じていた。ボンチューの妹の死や馬場の頬についた火傷跡、マミーの顔の傷など、メインキャラクター達の過去が明らかになる「たけし」長編シリーズの最終章。※声は1998年にアニメツアーで製作されたアニメ作品のもの。「リーダー合宿」にて、えんチョーからその存在を明かされた、ポッポ町の隣のカール町を支配する巨大ギャングチーム。一応少年達だけで構成されている筈なのだが、明らかに大人(というかおっさん)に見える構成員が多い。年齢構成は7歳から14歳(14歳を超えると引退)で、人数はおよそ800人。組織はマミーを筆頭に、ナンバー2、四天王、ナンバー5、幹部クラス(総勢200名)、末端構成員の順で構成されている。他には「黒豹」という特攻チームが存在する(後にマミーファミリーから分離)。たけしはずっと「シルバニアファミリー」と呼んでいた。団員曰く「泣く子ももっと泣く」。構成員はマミーファミリーのシンボルである「M」の文字のタトゥーを体にほどこしており、階級によって位置が異なる。四天王は胸、幹部クラスは額、末端構成員は具体的な説明はないものの両肩のようである。四天王の次に位置する5人組。初登場時は天井にぶら下がる形で立っていた。実力はミヤ、つばき、順平の3人に部下もろとも倒される程度の為、それほどでもない。マミーファミリーが誇る最強の特攻チームで、チーム名の通り黒豹をペットとしている。基本的にペットの黒豹は獲物を追跡するだけで戦闘には参加しない。メンバーは全員が面と黒い全身タイツを身につけている。また、メンバー全員が長年の戦闘によって痛みを感じなくなっており、馬場の攻撃をまともに食らっても平気だった。メンバーの戦闘能力は四天王を遥かに上回るが、ボンチューによって全員倒された。その後、マミーファミリーから分離したらしい。その名の通り世界最強の「コンビ」を決定する格闘大会。マメ市にある少年野球団。全国1位の実力を持つが、チームワークが悪いために3位止まりである。トニーが知る中で「最も非道で最悪なチーム」。バーバリアンと関わった者は「いけにえ」とされ、「大切なもの」を全て失う。「いけにえ」では儀式が行われるが、内容はターゲットには一切手を出さず、ターゲットの大切な人達を目の前で拷問など残虐の限りを尽くす卑劣極まりないものである。「いけにえ」にされた場合、ターゲットが自害すれば通常は「いけにえ」の対象から外されるが例外も存在する。※Cはキャラクターを意味する。C0を除けば、基本的に数値の大きいキャラクターほど強い。様々な顔をコピーできるC0の存在をカモフラージュするためバーバリアンには複数の「安藤仁一」が存在しており、C0以外は安藤仁一を名乗っているだけの別人である。その他、『ONE PIECE』や『花さか天使テンテンくん』、『HUNTER×HUNTER』など、ジャンプ作品のキャラクターがモブキャラクターとして多く登場する。
出典:wikipedia
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