舞鶴若狭自動車道(まいづるわかさじどうしゃどう、MAIZURU-WAKASA EXPRESSWAY)は、兵庫県三木市の吉川ジャンクション (JCT) から福井県敦賀市の敦賀JCTへ至る高速道路(高速自動車国道)である。略称は舞鶴若狭道(まいづるわかさどう、MAIZURU-WAKASA EXPWY)、舞若道(まいわかどう、MAIWAKADO)。2014年7月20日に全通した。吉川JCTを起点とし、京都府北部や若狭湾岸(嶺南)を経由して敦賀JCTに至る。阪神地域と丹波・丹後・若狭地域を結ぶ役割が大きい。この道路を利用すると、北陸自動車道と中国自動車道や山陽自動車道の相互間を京阪神を経由せずに直通できる。1995年(平成7年)に発生した阪神・淡路大震災の際は、中国自動車道や阪神高速道路などが神戸や宝塚周辺で不通となったが、この時は東から西へ向かうトラックが、当時未供用だった敦賀IC - 舞鶴西IC間を並行する国道27号に集中したことから、災害時における迂回路としても期待される。当初は舞鶴自動車道(舞鶴道)という名称であったが、2003年(平成15年)3月9日の舞鶴東IC - 小浜西IC間の開通に合わせて、舞鶴若狭自動車道に改称された。なお、法定路線名は近畿自動車道敦賀線であり、吹田市を起点としている。なお、第四次全国総合開発計画以前は近畿自動車道舞鶴線となっていた。このほか、一部地域では「近舞線(きんまいせん)」と呼ばれることがあるほか、福井県では現名称に改められるまでの間、メディアや行政では法定路線名の略称である近敦線(きんつるせん)または敦賀自動車道(敦賀道)と呼ばれていた。2014年(平成26年)2月24日には、福井県や嶺南市町などでつくる「海湖(うみ)と歴史の若狭路」発信事業実行委員会が福井県内区間の愛称を一般公募し、「若狭さとうみハイウェイ」としている。2010年(平成22年)6月28日から2011年(平成23年)6月19日まで供用済み区間の全線で高速道路無料化社会実験が行われていた。本州で高速道路無料化社会実験を実施している区間の中で最も距離が長かった。2014年(平成26年)7月20日の全線開通により、敦賀JCTから吉川JCT間の最短距離が従来の北陸道・名神高速経由に比べて約33km短縮されるため、北陸道敦賀IC以東から中国道西宮北IC以西に向かう場合には最短距離が短縮された。この結果、該当区間では従来より料金が安くなった。また、距離的には短縮されていない区間でも、最安値のルートが関西地区の大都市近郊区間を通過しなくなったので安くなった区間がある。さらに、ETCを利用する普通車・軽自動車の場合、大都市近郊区間において割引の適用されないETC休日割引が、(大都市近郊区間ではない)舞鶴若狭道を経由する経路で計算されることで割引が適用される区間の距離が伸びることにより、従来より安くなった区間がある。売店は西紀SA、六人部PA、三方五湖PAに設置されている。24時間営業は西紀SA、三方五湖PA。ガソリンスタンド、レストランは西紀SAのみに設置されており、深夜営業はしていない。また西紀SA以北は北陸自動車道の南条SAまたは賤ヶ岳SAまで150km以上にわたってガソリンスタンドがないことから、三方五湖PAにて緊急時用のガソリン・軽油を販売している。(※)福知山IC - 敦賀JCTは対面通行(暫定2車線)。4車線化は福知山IC - 舞鶴西ICにおいて事業中だが、その他の区間では事業化されていない。またトンネル全長は標識に記されているもの。(※)福知山IC-敦賀JCTは暫定2車線の対面通行区間であるため、トンネルは上下線に各1本ずつではなく、上下線合わせて1本となる。(ただし城山トンネル、鳥浜トンネルは上下線別)また舞鶴西ICランプウェイ内にある池内トンネルは含まれていない。当初は他の高速道路網と接続しない状態で供用を開始したが、1988年の中国自動車道との接続後は一貫して西側から東側へ順次延伸されている。福知山IC - 舞鶴西IC間は、1999年(平成11年)1月8日に4車線化事業が着手されたものの、道路公団民営化の影響で、先行して工事が進められていた綾部IC - 綾部JCT - 綾部PA間(2003年3月1日完成)を除き、事実上の保留状態となっていた。しかし、当該区間は完成4車線の吉川JCT - 福知山ICと比べて事故率が極めて高い状況にある上、全線開通による交通量の増大が想定されるなど状況が変化したことから、2013年に再事業化、2021年3月(日本高速道路保有・債務返済機構との協定上の完成予定年月)までに当該区間は4車線化される見込みとなった。24時間交通量(台) 道路交通センサス利用台数は月約100万台強。特に近年では北近畿豊岡自動車道の開通に伴って兵庫県北部の玄関口となった春日ICの利用者が急増し、丹南篠山口ICを抜いて月20万台の利用を記録している。舞鶴若狭自動車道自体の利用台数も約5%前後増加している。2010年(平成22年)6月28日の無料化社会実験開始後、舞鶴東IC-大飯高浜IC間の平均交通量は、実験開始前1週間と比較して約3倍に増加した。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。