ユーザーエージェント (User agent)とは、利用者があるプロトコルに基づいてデータを利用する際に用いるソフトウェアまたはハードウェアのこと。特にHTTPを用いてWorld Wide Webにアクセスする、ウェブブラウザなどのソフトウェアのこと。本項ではHTTPユーザーエージェントについて解説する。HTTPを用いてリソースの取得等を行うユーザーエージェントをHTTPユーザーエージェントと呼ぶ。HTTPユーザーエージェントには、ウェブブラウザや、リロースを自動的に処理するクローラなどがある。HTTPではUser-Agentヘッダーが定義されている。クライアントはサーバーにリクエストを送る際に、ユーザーエージェントの情報をUser-Agentヘッダーとして送信する。User-Agentヘッダーには、アプリケーション名、バージョン、ホストオペレーティングシステムや言語といった情報が含まれる。ウェブクローラーのようなボットの場合は、ウェブ担当者がそのボットのオペレーターと連絡を取ることができるように、URLや電子メールアドレスも含む。User-Agentヘッダーはサーバ側において様々な用途で利用されている。アクセス解析をする際に、User-Agentヘッダーによって、ユーザーが使用しているブラウザの種類やバージョンを集計することができる。またUser-Agentヘッダーを偽装しても、「ロボット排除基準」 (robots.txt)を使ってある特定のページあるいはウェブサイトの一部からクローラーを排除するための基準の1つになっている。ウェブ担当者は、特定のクローラーに特定のページを収集させたくない場合や、特定のクローラーがあまりに多くの帯域を消費している場合などに、そのクローラーがそれらのページを訪問しないように要請することができる。ただし、後述のように、User-Agentヘッダーの値はあくまでクライアント側からの自己申告なので、実際のユーザーエージェントと異なる値を送信することもできる。ユーザーエージェント・スニッフィングとは、WEBサイトが、ユーザーエージェントによって異なる内容を表示したり、特定のユーザーエージェントにのみ内容を表示することである。マイクロソフトのOutlook 2003ウェブアクセスは悪名高い例であった。Internet Explorerで閲覧すると、他ブラウザより多くの機能が表示された。携帯電話向けのウェブサイトでは、ベンダー間や新旧の機種の間で、携帯電話のブラウザの仕様がしばしば大きく異なるため、ユーザーエージェント・スニッフィングが行われた(後述のようにUser-Agentヘッダーの偽装が容易に可能であるため、IPアドレスをもとに携帯電話か否かを判断していることもあった)。機種間の表示の内容の違いは、小さい(例えば小さいスクリーンに合うように特定の画像のサイズを変える)こともあるし、あるいは非常に大規模のこともあり得る(例えばXHTML の代わりにWMLでページを表現する)。ユーザーエージェント・スニッフィングを回避するために、User-Agentヘッダーの偽装が行われた。この最も早い例はInternet Explorerが、 Mozilla/
出典:wikipedia
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