小石駅(こいしえき)は、北海道(宗谷支庁)宗谷郡猿払村字小石にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)天北線の駅(廃駅)である。電報略号はココ。同線の廃線に伴い1989年(平成元年)5月1日に廃駅となった。当駅 - 曲淵駅間17.7kmは、青函トンネル開業により竜飛海底駅 - 吉岡海底駅間に破られるまで、途中に信号場を含まない日本における駅間最長区間であった。無人化と同時に交換設備は廃止されたが、曲淵駅 - 鬼志別駅間23.0kmが1区間の閉塞区間となってしまう状況を避けるため、また、当駅止まりの列車設定があるために閉塞扱いは継続され、運転要員の職員が国鉄末期まで配置されていた。 1983年時点では、音威子府駅 - 当駅間に下り列車が1本設定されていた。廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の北側(南稚内方面に向かって右手側)に存在した。かつては相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な交換駅であった。1983年(昭和58年)時点では使われなくなった外側の1線は交換設備運用廃止後も音威子府方の転轍機及び線路が途中まで撤去された行き止まりの側線として残っていた。無人駅(簡易委託駅)となっており、有人駅時代の木造駅舎が残っていた。駅舎は構内の北側に位置しホーム中央部に接していた。当駅の所在する地名より。地名は、附近の浜に小石が多くあったことから付けられた。かつては炭鉱で栄えた集落である。1983年(昭和58年)時点では露天掘りの炭鉱がまだ細々と残っていた。かつて鉄道代替バスとして宗谷バスが運行する天北線が運行されていたが、2011年(平成23年)10月1日の経路変更により当駅付近は通過しなくなり、小石 - 曲淵間の公共交通は消滅した。現在は猿払村が鬼志別との間に代替デマンドバスを設定している。2001年(平成13年)時点では地元自治会により「望郷」と記載された石碑が建立されており、天北線の歴史についても記載されていた。そのほか「小石駅」と記載された看板が石碑の隣に設置されていた。2010年(平成22年)時点では石碑は同様であった。また2011年(平成23年)時点では駐車場となっている。そのほか「小石交流センター」も建築されている。また、駅名標の枠から取り外された駅名表示部分は、鬼志別駅跡に建築された「鬼志別バスターミナル」1階の天北線の資料展示室に保存・展示されている。かつての「日本最長駅間」の山越えは、道道との並行区間においては2001年(平成13年)時点では路盤を確認できた。2010年(平成22年)時点でも同様であり、橋台なども確認できた。戦後の石炭増産政策による採炭開始に伴い北海道拓殖炭鉱により開業。1967年(昭和42年)の閉山に伴い廃線となった。採炭地は小石市街地の北西に位置し、線路は緩やかな勾配が続いていた。
出典:wikipedia
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