カタール航空(カタールこうくう、; , )はカタールの国営航空会社でカタールのナショナル・フラッグ・キャリアである。ワンワールドメンバーでアラブ航空会社機構の一員でもある。カタールのドーハにあるハマド国際空港を本拠地としている。コードシェアも含め150都市以上の国際的な目的地へ繋がっている。イギリスのスカイトラックス社による航空会社の格付けで、実質最高評価の「ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ(The World's 5-Star Airlines)」の認定を得ている。航空券の座席予約システム(CRS)は、アマデウスITグループが運営するアマデウスを利用している。1993年11月22日に設立され、1994年1月20日にドーハ - アンマン線で運航を開始した。当社は元々王族の一族が所有者であったが、CEOのアクバル・アル=バーキル (; , Akbar Al Baker) による新しい経営チームによって1997年4月に新しく設立された。資本はカタール政府(50%)及び民間投資家(50%)によって所有されている。ここ10年で、毎年35%の成長率でネットワークを広げている。2005年3月31日、ドーハ - 大阪/関西線就航。2007年に行われたドバイ航空ショーにおいて、カタール石油、シェル石油、エアバス、ロールス・ロイス、カタール・サイエンス&テクノロジー・パークの5社と提携し、天然ガス由来液体燃料を開発することを決定した。これが実現すれば、カタール航空が世界で最初に天然ガス由来の燃料で飛行機を飛ばす航空会社になると示唆した。炭酸ガスの排出を大幅に削減し、地球温暖化の抑制を貢献できる利点があるとしている。2007年、カタール航空は80機のA350や30機のボーイング787など、160億ドルにも及ぶ機材を発注した。また、今後数年で200機以上総額300億ドルに及ぶ機材発注を行う予定。2008年、12月時点で平均機体年齢が3.2年と世界で最も新しい機材を使用している。2010年4月25日、ドーハ - 東京/成田線就航。当初は関西国際空港経由で運航していたが、2012年10月28日より直行便化された。2012年10月8日、ワンワールドへ加盟するとの発表が出された。2013年9月9日、 ワンワールドへ10月30日から加盟を正式発表。これを記念して、ワンワールド特別塗装をまとったB777-300ER(機体番号:A7-BAA)のお披露目も行なわれた。2014年5月27日の発着便から、ドーハの発着空港をドーハ国際空港からハマド国際空港に移転した。2014年6月18日、ドーハ - 東京/羽田線就航。2014年12月22日、エアバスA350の最初の1機がエアバスから引き渡され、2015年1月15日からドーハ - フランクフルト線で運航を開始した。2016年1月12日、ドーハ - 関西線を週7便から週5便に減便。2016年3月31日、ドーハ - 関西線を運休。2016年12月よりドーハ - オークランド線を開設予定。18時間30分の世界最長フライトとなる。同社が発注したボーイング社製の航空機の顧客番号(カスタマーコード)はDZで、航空機の形式名はB777-2DZLR、B777-3DZERなどとなる。カタール航空の機材は以下の航空機で構成される。カタール航空の機内サービスの評価は国際的にも非常に高く、イギリスのスカイトラックス社による「5つ星航空会社」に認定されている7社のうちの1つに数えられる。2007年にファーストクラス「世界第1位」の称号を受賞。中東地域におけるベストキャビンクルーの称号については6年連続獲得している(2008年現在)。また、保有機就航年数も平均約4年と世界の中で最も新しい飛行機を所有・運航しており、設立以来1度も重大事故を起こしていないことから安全性も高いと言える。機内食は豚肉を使わないムスリム食。日本路線においては、和食、ウエスタン、アラビア料理の3つのチョイスがある。事前予約が必要な特別食も充実している。また、エコノミークラスにおいてもビール、ワイン、ウイスキー、ウォッカ、ブランデーなど多様なスピリッツが無料で提供されている。客室乗務員は世界100カ国以上出身の多国籍で構成されており、日本路線には日本語話者も常時2~3人程度乗務している。また、日本就航以前から日本人客室乗務員を採用しており、日本路線のみならず就航している全路線に乗務している。ハマド国際空港にて、ビジネスクラス、ファーストクラスの乗客には、アル・ムルジャン ビジネスラウンジにて、食事やシャワーのサービスを提供している乗り継ぎ時間が5時間から12時間ある乗客には、無料の市内観光ツアーが実施されている。乗り継ぎ時間が8時間を超える乗客には、ホテルを提供している。ドーハ国際空港を利用していた当時は、世界初となる、ファースト・ビジネスクラス専用「プレミアム・ターミナル」を2006年にドーハ国際空港に開設していた。スパ、サウナ、ジャグジ、マッサージ、仮眠室や、最先端の会議室、ビジネス施設、保育所、ビデオゲームルーム、レストラン、デューティーフリー・ショップなども設けられている。また、ドーハ国際空港にてヨーロッパ路線に乗り継ぐファーストクラス利用者には「プレミアムターミナル」から搭乗機まで新BMWシリーズ7での送迎をしていた。カタール航空のマイレージサービス「プリヴィレッジクラブ」は、「加盟したワンワールド加盟航空会社で、コードシェア便を運航している日本航空やアメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズなどのほか、以下の会社とも相互協定を結んでいる。その他、エアライン・オブ・ザ・イヤーにも毎年、上位にランクインしている。アメリカのフライトスタッツ社の調べによると、定時到着率は68%で低い。垂直尾翼に描かれている同社のシンボルマークは、アラビアオリックスである。機内誌は『oryx』。2012年11月、カタール航空はFCバルセロナのスポンサーになるとともに商業スポンサーとしては史上初のユニフォーム胸スポンサーとなり、2016年シーズン末で契約満了となった。またサウジアラビアのサッカークラブアル・アハリ・ジッダも2014-15シーズンから胸スポンサーになっている。テニスでは2014年に開催されたインターナショナルプレミアテニスリーグの共同スポンサーとしてコカ・コーラとともに支援していた。
出典:wikipedia
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