横浜市営バス若葉台営業所(よこはましえいバスわかばだいえいぎょうしょ)は、神奈川県横浜市旭区若葉台二丁目に所在する横浜市交通局自動車部の路線バス営業所である。横浜若葉台団地内に旭区若葉台・緑区霧が丘の区境を跨ぐ形で2つの車庫を有しており、事務棟が設置されている車庫は旭区若葉台となっている。最寄バス停留所は若葉台車庫前である。横浜市営バスの路線のうち若葉台団地と鉄道線を結ぶ各路線と、青葉区・都筑区内の一部の路線運行を担当している。当営業所の代表系統であり複雑な運行形態を持つ。運行系統は大まかに分けると、、、の4つであり、どの運行便も十日市場駅を経由又は発着する。現在の主幹路線である青葉台 - 若葉台線(M)は若葉台・霧が丘の大規模団地と十日市場駅・東急田園都市線青葉台駅との間を結ぶ団地輸送路線である。沿線に学校施設が多数所在し通学輸送も担っているため、利用数・運行便数共に非常に多い。M運行便は東急バス青23系統との共同運行、十日市場駅折返し便(N)は神奈中バスとの共同運行であり、3社局共通定期券の設定がある。神奈中バスのみは若葉台中央から更に相鉄線三ツ境駅・鶴ヶ峰駅まで足を延ばす境21・峰02系統も運行している。共同運行の3社局中では市営バスの運行便数が最も多いが、深夜バス運行は東急バスが担当しており、市営バスは別経路で青葉台駅 - 若葉台中央間を運行する後述の65系統の深夜バスを担当している。中山 - 長津田線(C)はアップダウンがあり比較的駅間の長い横浜線沿いの経路を運行する路線であり、奈良地区まで足を延ばす便(A)を含め運行頻度は一時間あたり3便程度である。当系統の開設当初から運行されているのはAの中山 - 奈良線であるが、沿線地区の開発や鉄道路線・駅の開設等によって旅客動向は変わり、現在は日中に数便のみが運行される程度に留まっている。十日市場駅に立ち寄った後M,N運行便と同経路で若葉台中央へ向かう便(L)も数便あるが、これは霧が丘地区から緑区役所へのアクセス対策として運行されているものと考えられる。なお、中山駅方面から十日市場・十日市場駅にて65系統の若葉台中央方面に乗り継ぐ際に2回目の運賃が無料となる乗り継ぎ運賃制度が利用可能である。詳細は横浜市営バス#乗り継ぎ運賃制度の節を参照のこと。十日市場 - 奈良線(H)は十日市場駅・田奈駅と横浜市最北西部である奈良地区を結ぶ路線である。これもかつては一時間あたり3便程度の運行頻度であったが、青葉台駅から奈良地区へ向かう路線の増便や東急こどもの国線の通勤線化がなされる都度減便されており、現在田奈駅 - 奈良北団地間の運行便数はA運行便と合わせて終日一時間あたり2便程度である。前述のA運行便とともに、現在では横浜市営バスの中で最も東京都町田市に近い地域を走る路線であり、末端部の神前橋 - こどもの国入口 - 奈良北団地間では小田急バスの鶴川駅発着路線が並行する。青葉台 - 三保線(S)は1990年代に開発された三保地区内へ乗入れる路線である。新設当初から運行便数は多くはなく、2007年には青葉台 - 三保中央 - 中山駅間の直通運行が廃止・短縮され三保中央折返便のみとされた。三保地区と中山駅間の運行は現在神奈中バス中54系統が担っている。十日市場駅が開業する以前は十日市場団地内に乗入れる運行をしており、中山駅 - 十日市場団地中央の区間便も存在していたが、十日市場駅開業と前後してこれらは廃止、霧が丘方面へ運行する便が新設された。この当初の23系統は中山谷 - 霧が丘高校間を65系統と同経路で運行していたが、霧が丘地区の造成が進むと23系統全便が郵便局前経由で運行されるようになり、23系統は霧が丘東部・車庫前経由で若葉台中央(一時期若葉台車庫発着)へ向う路線、65系統は霧が丘西部・若葉台南東部を廻り若葉台中央(一時期若葉台折返場発着)へ向う路線という、現在まで続く経路分担がなされた。また一時期は青葉台駅 - 桂台 - 神前橋 - 中恩田橋 - 田奈駅 - 稲荷前 - 十日市場駅を運行する一日数便の通学対策路線や、若葉台を出ると青葉台方面に向わずに長津田駅へ運行する123系統(若葉台中央 - 郵便局前 - 十日市場 - 上の原 - 長津田駅)が存在した。東急田園都市線・JR横浜線長津田駅と霧が丘・若葉台団地の間を近年開発された長津田みなみ台地区経由で運行する系統である。霧が谷 - 若葉台中央間は後述の65系統地区公園経由便と同経路を運行する。長津田みなみ台地区では神奈中バスが津03系統として路線を先行開設していたため、後に新設された当系統は神奈中バスとの共同運行、また公園前停留所を境界とする区間運賃制の特殊系統となっている。長津田駅前ロータリーが狭小なことから、平日朝夕の運行便は駅前ロータリーに乗入れず駅から150m程離れた長津田駅入口停留所発着とされている。長津田駅入口停留所は神奈中バス津01系統の御幸通り停留所と同位置にあり、到着したバスはその先の三叉路まで回送され折返しを行う。駅ロータリーへ乗入れる若葉台中央→長津田駅方面便は長津田駅入口には停車しない。日中は横浜市営バスと神奈中バスがそれぞれ1時間間隔、両社局合わせて30分間隔で運行している。2004年の交通局運営方針ではバス事業の規模適正化のためとして一部路線を民営事業者へ移譲する方針が打ち出され、神奈中バスとの共同運行である当系統も23系統奈良北団地発着便などと共に民営事業者との協議対象路線とされたが、その後の路線再編では対象外とされ2012年現在も引き続き2社局で共同運行されている。55系統は青葉台駅 - 十日市場駅 - 若葉台中央間を若葉台地区の西側を廻って運行する路線である。当系統の単独区間である霧ヶ谷 - 長津田南間では開発途上の緑が多く残る地区を運行する。路線名称は"若葉台西線"であるが旅客案内には殆ど使用されない。十日市場駅折返し便は朝夕のみの運行される。開設当初は青葉台駅 - 旭中央病院着・ヴィンテージ前発の運行であったが、住民の要望により朝時間帯運行便を除き若葉台中央発着へ変更され、旭中央病院停留所は廃止された。なお、朝ラッシュ時間帯の青葉台駅方面便は現在もヴィンテージ前発とされている。345系統は星槎中学校・高等学校の移転に伴う登下校対策のために開設された55系統の急行運行系統である。平日朝夕の通学時間帯に運行される。東急田園都市線青葉台駅・JR横浜線十日市場駅と若葉台・霧が丘の大規模団地の間を、23系統よりも団地の外側を巡回する経路で結ぶ団地輸送路線である。保育園前経由と地区公園経由があり、それぞれ団地の東側・南側から若葉台中央のターミナルへと入る。若葉台車庫発着便は現在青葉台駅方面行のみ一日数便運行されている。350系統は65系統の深夜バスである。うち青葉台駅発の平日最初の便は若葉台中央から先、55系統の経路で星槎中学高校前まで運行する。また321系統は平日の朝に数便運転される65系統の急行路線であり、地区公園 - 若葉台近隣公園前間と中丸入口 - えのき橋間の途中停留所は通過する。なお、若葉台方面から十日市場・十日市場駅にて23系統の中山駅方面に乗り継ぐ際に2回目の運賃が無料となる乗り継ぎ運賃制度が利用可能である。詳細は横浜市営バス#乗り継ぎ運賃制度の節を参照のこと。"谷津田原循環"と称される、中山駅と丘の上にある谷津田原住宅を結ぶ短距離の循環路線である。一時期は中型車が充当されていたが近年は大型車が使用されている。2009年6月1日~2012年7月20日にかけて雨の日臨時便が運行されており、旅客案内上は74系統であり同一区間の運行でありながら書類上では330系統という別番号が付与されていた。詳細については横浜市営バス#雨の日臨時便の項を参照されたい。JR横浜線中山駅と東急田園都市線青葉台駅間を結ぶ路線である。東急バス(青90)と神奈川中央交通(町71)との共同運行であり、3社局共通定期券の設定がある。現在は横浜市営バスと東急バスでほぼ半々の運行本数を担当しており、神奈中担当の町71系統(中山駅北口 - 青葉台駅 - 町田バスセンター・ターミナル)は午前中に極僅かな本数が免許維持的に運行されていたが、元来は神奈中が原町田 - 中山のバスを運行していた区間に、東急田園都市線長津田延伸・青葉台駅新設を機に横浜市営バス・東急バスが路線新設する形で共同運行を開始し、その後神奈中担当便の大多数が町田 - 青葉台のみの運行(町73)となったものだが、2016年3月18日付で町71は廃止され、町71が走っていた時間の神奈中便は90系統を名乗って中山駅北口ー青葉台駅間で運行されている。交通局の地域貢献策として2009年(平成21年)12月に試行が開始されたコミュニティバス的性格を持つ特殊路線である。十日市場駅を出発すると十日市場ヒルタウンや上山地区といった緑区内の既存路線より離れた交通空白地帯を補完する循環経路をとる。曜日に関わらず日中2便のみの運行とされており、当系統専用として転属された小型車が充当されていた。2013年(平成25年)3月30日にダイヤ改正が行われ、中山駅前を境に2路線へ分割、中山側は緑へと移管された。これにより使用車両が大型車へ変更、それまで使用していた小型車は緑へと転属となった。在籍車両は全て大型車に統一されている。中型車と272系統専用の日野自動車製小型車も在籍していたことがあったが、2013年にいずれも他営業所に転出している。大型車の大半は一般路線用のノンステップバスであるが、2014年9月に導入された長尺の一般路線用ワンステップバスと、貸切専用車として日産ディーゼル(現:UDトラックス)製のワンステップバスも在籍している。横浜市営バスでは2004年の入札制度導入まで各営業所ごとに導入車両のメーカーが指定されており、若葉台営業所は三菱ふそうを指定していた。現在も三菱ふそう製車両が在籍しているが、入札制度の影響によりいすゞ自動車製や日野自動車製車両が占める割合が高くなっている。また、日産ディーゼル(現:UDトラックス)製車両も在籍している。
出典:wikipedia
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