三国ヶ丘駅および三国ケ丘駅(みくにがおかえき)は、大阪府堺市堺区向陵中町二丁にある、南海電気鉄道(南海)・西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。正式な駅名表記は、南海は「三国ヶ丘」、JRが「三国ケ丘」とされている。南海の駅番号はNK57。駅名は摂津国・河内国・和泉国三国の国境の丘の意で、当駅北方に鎮座する方違神社がかつての国境だった。南海電気鉄道の高野線とJR西日本の阪和線が接続する交通の要衝で、乗り継ぎ客が多い。南海の駅はPiTaPa(スルッとKANSAI協議会)および「スルッとKANSAI」対応各種カード、JR西日本の駅はICOCAの利用エリアに含まれている。JRの駅は堺市駅が管理している。2011年4月から南海電気鉄道は、南海商事と共同で「三国ヶ丘駅改良事業」を進めてきた。東西自由通路の整備・駅舎の橋上化、商業施設のリニューアルに加え、JR西日本の駅部分も含めた構内構造の変更などの工事が行われてきたが、2013年9月7日に東西自由通路と橋上駅舎が完成、商業施設は2014年4月16日、「N.KLASS三国ヶ丘」として一部店舗が先行開業した。同年5月29日には新たに4店舗が開業し、グランドオープンした。屋上には眺望デッキやトレインビューを設けた公園「みくにん広場」を設置している。南海は相対式ホーム2面2線を有する地上駅、JRは掘割部分に相対式ホーム2面2線を有する駅である。いずれも分岐器のない棒線駅の構造であるが、JRのほうは踏切長時間鳴動対策のために駅前後の信号機が絶対信号機に変更されたため、停留所ではない。南海側は2011年から始まった橋上駅舎化工事の一環として2012年にエレベーターとホーム間通路部分が供用開始され、2012年11月には上下ホームの連絡通路が階段を含め完成し、新トイレも使用開始された。2013年9月7日にJRと改札は分離されて、中間改札および地下通路が廃止。2014年1月に改札口は南海は2階に1か所、JRは東口(旧北口)1階に1か所にまとめられた。これに伴いJR・南海の乗り換え改札は2013年9月6日をもって廃止された。2014年5月29日には駅ナカ商業施設の「N.KLASS三国ヶ丘」が開業した。東口にある自動券売機は、かつては南海型のものとJR型のものが併設されていたが、2013年9月7日からは改札が分かれたため、東口の南海型の自動券売機はJR型のものに取り換えられ、南海の切符は2階改札口前での発売となった。JR用の出札窓口およびみどりの窓口はないが、2014年5月26日から東口にみどりの券売機プラスが設置された。南海の駅名標は2013年9月6日まで、他駅のようにローマ字表記がなされるべき場所に当該表示はなく、「阪和線 のりかえ」と書かれていた。現在は、新デザインに更新され、他駅同様ローマ字表記となっている。また、下りホームには簡易なLED式の行先表示機があり、次に来る電車が堺東駅を発車後に、「通過」「北野田方面」「泉北 泉ヶ丘方面」のいずれかが表示されている(2013年9月6日までは行灯式)。2013年9月7日には上りホームにLED式の列車接近表示機が新設された(装置自体は下りホームと同じタイプ)。同時に案内放送が更新され、「○番線に」から「○番のりばに」へ、「足元の白線まで」から「黄色の点字タイルまで」に、また言い回しが「~いたします」から「~します」に変更されている。JRでは朝ラッシュ時の混雑が激しいため、2007年9月に上りホームの堺市寄りの部分の拡幅が行われた。またバリアフリー対応として上下ホームとも下り側でエレベーター設置工事が行われ、2008年12月20日よりエレベーターの使用を開始した。南海高野線の便所は橋上駅舎に設置されており、男女別の水洗式で多機能トイレも設置されている(これにより難波行きホームのトイレは2012年10月に、高野山行きホームのトイレは橋上駅舎供用開始と同時に使用停止)。JRは2014年1月に、南海への乗換改札口があった場所に便所が設置された。阪和線はすべての快速列車が当駅に停車しているが、1999年5月9日までは、区間快速と普通のみ停車しており、区間快速が運転されない夕方以降を中心に普通が激しく混雑し、天王寺駅 - 鳳駅間で遅延が常態化していた。そこで、翌10日の改正で当駅を快速停車駅に変更した上で、朝のラッシュ時は和歌山・和泉砂川発の区間快速を鳳駅折り返しの快速に8両編成を充当させて混雑緩和を図ることにした。それに合わせて当時6両分だったホーム有効長を天王寺寄りに2両分延長して8両対応とし、自動放送の詳細化と発車標の設置も行われた。高野線で準急以下のみ停車する駅では最も利用者が多く、このうち阪和線への乗り換え客が占める割合は約57%に及んでいるが、近くに堺東駅があることや遠近分離、経営戦略上などの観点から区間急行以上の種別は停車しない。これは地下鉄御堂筋線に接続する中百舌鳥駅もほぼ同様である。なお日中以降の北野田・河内長野方面発着の各駅停車は上りは堺東駅で、下りは北野田駅で急行(一部は快速急行・区間急行)と緩急接続を行うため、接続は悪くない。各年度の1日平均乗降・乗車人員数は下表のとおり。大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の東に位置するが、正面遥拝所のある前方部へは百舌鳥駅が近い。高野線を挟んで駅北側に竹内街道(大阪中央環状線)、駅南側に西高野街道(国道310号)が通っている。かつて駅横にショップ南海が存在していた。ロータリーにはバス停とタクシー乗り場がある。ロータリーにはタクシー乗り場のみ。バス停は国道310号(さんとお線)沿いにある。<北側1番乗り場><北側2番乗り場><南側3番乗り場(東行)><南側4番乗り場(西行)>
出典:wikipedia
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