サーク島(Sark)は、イギリスの王領植民地であるチャンネル諸島に属する島である。チャンネル諸島のガーンジー代官管轄区に属する島であるが、オルダニー島と同様、サーク島独自の法律や自治権を持っている。なお、連合王国には所属しない。16世紀にエリザベス1世から島の統治権が領主に与えられ、当時の地主40人が議員となり、議会を独占する体制を確立する。以降約450年間もの間、封建制による自治を存続することになる。1850年頃から、ボーモント家が領主を務めることになる。以降、約150年間にわたって、同家による領主体制が続く。2000年、欧州人権裁判所が同島に対して封建制の廃止を要求する。地主達は、長年に渡って戦争などが無く平和であることを理由に抵抗する。しかし、イギリス政府からも圧力が掛かり、民主化を受け入れることになった。2008年1月、地主らによる話し合いによって、それまで地主が独占していた議会を、公選制による議会制(28議席)に変えることを決定する。2008年12月10日、サーク島で初の選挙が行われた。この結果に基づき、全住民による自治が開始された。2008年まで長い間封建制であり、地主階級が議員を務めていた。領主はマイケル・ボーモント。2008年12月から、民主制に移行した。面積は約5.2km²で、周囲はおよそ65kmである。人口は約600人。自動車の使用が禁じられており、島民および観光客は馬車かトラクター、近年になって許可された自転車で移動する。そのため、バスや消防車、救急車もトラクターがけん引するものになっている。舗装道路や街灯などは基本的には無い(観光名所となっている断崖絶壁の道だけ、唯一コンクリートによって舗装されている)。標識も目的地までの距離ではなく、目的地まで徒歩で何分かかるかで表示されている。島には空港はなく、船によってのみ渡航可能となっている。主産業は観光である。ビジター・センターがあり、観光に関する情報が得られる。以下のように宿泊施設は十分に整っている(各々の数字は施設の数を表す)。自転車を貸し出す業者が3箇所、馬車を貸し出してくれるところが2箇所あるので、それらを利用して島内を移動することができる。公用語は英語およびフランス語である。サッカーの島代表が存在する。モーリス・ルブランの小説『三十棺桶島』の舞台であるサレク島(Sarek)は、サーク島がモデルとされている。ただし、サレク島の地理的位置はブルターニュ半島の南に設定されている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。