『SWAN』(スワン)は1976年から『週刊マーガレット』に連載された有吉京子の漫画作品。『週刊マーガレット』掲載後の続編を「SWAN モスクワ編」(全4巻)「SWAN ドイツ編」として現在も連載中である。ひょんな事から一流バレリーナを目指すチャンスを手にした女の子のストーリーである。作中には実在のバレリーナ及び男性舞踊家、振付師が多く登場し、臨場感を高めている。本作の主人公・聖真澄の娘まいあを主人公とした「Maia まいあ-SWAN actII」と聖真澄とレオンのその後の物語「SWAN モスクワ編」がある。現在スワンマガジンにて「SWAN ドイツ編」を連載している。15歳の聖真澄はソビエトの舞踊家アレクセイ・セルゲイエフとマイヤ・プリセツカヤの日本公演を観るために北海道の旭川から上京したが、チケットは既に売り切れであった。どうしても公演を見たかった真澄は警備員の手を振り切って中に入り込む。そこでマイヤ・プリセツカヤのスワンに感動を受け、公演後、彼女の前でブラック・スワンの一部を舞う。セルゲイエフとプリセツカヤは彼女をつまみ出そうとする警備員を制して真澄に「どんな花束よりもすばらしいプレゼント」と礼を言う。そこで日本の新進ダンサーの草壁飛翔、京極小夜子とも知り合うことになる。2人は真澄に大きな可能性のあることに気付く。北海道に帰った真澄に東京からバレエ・コンテストへの出場の依頼が届く。これはヨーロッパのバレエ界と比べて貧弱なサポートしか得られず、才能のあるダンサーがつぶれていく可能性のほうが高い日本のバレエ界を憂えたバレエ協会の企画で、才能あるダンサーを数多く見つけ、国立バレエスクールを設立し、彼らをサポート、かつ政府にも出資させようというアイデアに基づいたものであった。真澄は京極小夜子と競うことになり予選落ちしてしまうが、真澄の才能を認めたセルゲイエフのバックアップでバレエスクールのメンバーに加えられた。数か月後、モスクワバレエから日本の才能あるダンサーを受け入れたいとの話があり、ここでも京極小夜子に敗れてしまい、真澄はロンドンのロイヤルアカデミーへの留学が決まった。モスクワへは草壁飛翔、京極小夜子が赴くが、ボリショイの天才少女と噂されるラリサ・マクシモーヴァと京極小夜子はレセプションで競うことになり、それが元でアキレス腱断裂の悲劇にみまわれる。再起が危ぶまれる小夜子に代わり、真澄がボリショイに招聘される候補となる。真澄とラリサはそれぞれの解釈で「白鳥の湖」の第2幕と第4幕のオデットとオディールで競う。教科書通りの完璧な解釈のラリサはマスコミ受けしたがオリジナルな真澄のオデットとオディールはボリショイ関係者を感嘆させる。その結果、真澄が第3の候補とオーディションの最終選考を受けることになる。第3の候補はラリサの従姉妹のリリアナであった。ラリサは真澄に出来るなら彼女の前に踊るようにアドバイスをする。リリアナの家に招待された真澄はボリショイの振付師である彼女の父親に、母親と以前恋愛関係にあったというセルジェ・ラブロフスキーについて尋ねたが、彼はあいまいな反応を示すのみで聞き出すことは出来なかった。
出典:wikipedia
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