旋光の輪舞(せんこうのろんど)とはグレフから2005年に発売されたアーケードゲームである。ジャンルは弾幕対戦アクションシューティング。後にアーケードでのバージョンアップ版、家庭用ゲーム機への移植版も発売されている。2009年7月28日より、本作の続編である業務用向けゲーム『旋光の輪舞DUO』(別称:旋光の輪舞Dis-United Order)の稼動が開始された。こちらについては別項で解説する。「ランダー」と呼ばれる人型機械を操り装備された武器やコマンド入力による必殺技(本作では弾幕技と呼称)によって相手のランダーを倒す対戦型ゲームで、「対戦アクションゲーム」と「トップビューから見たシューティングゲーム」の双方の要素を取り入れた意欲作。戦闘中もキャラクターのセリフやカットインが頻繁に挿入され、臨場感や感情移入を高める役割を果たしている。通称は、タイトルを略してセンコロ。また、この作品を愛好する人を「センコラー」「センコロイド」と呼ぶこともある。なお、「閃光の―」は誤記。システム基板は全てNAOMIを使用。iモード、AU、softbankの3キャリアで配信されておりアーケード版からの移植。容量の都合上声こそは入っていないが原作で好評だったBGM、キャラクターのカットインが再現されている。Vol.1とVol.2という2つのバージョンが出ており登場するキャラクターが異なる。「弾幕」という仕様のせいか古い機種だと処理落ちする例もある。2006年7月27日には「旋光の輪舞 Rev.X」(せんこうのろんど リビジョンエックス)がXbox 360で発売された。プラットフォームをXbox 360に移した事でその高い性能に合わせてグラフィックが強化され、シナリオにおけるキャラクターの台詞やBGMも大幅に増加された。「ストーリーモード」「スコアアタック」などの通常のゲームモードの他、トレーニングモード・設定資料集・イラスト集も用意されXbox Liveを使用したインターネット対戦やイラストのダウンロード、修正パッチなどのサービスも行われている。また、「WarTech: Senko No Ronde」というタイトルで海外版も発売されている。なお、2007年度Eスポーツスタジアムの競技種目にも選ばれている。8人のキャラクターの中から1人を選択し、敵のランダーと1体1で対戦。「乱入」による対戦プレイも可能で、乱入があった時は"THE HI-ROUNDER IS APPROACHING FAST!"と表示される。基本的に他の対戦格闘ゲームのように相手の体力(アーマーゲージ)を0にして撃墜するか、時間切れの時にアーマーゲージの多い方が勝者となる。一人用モードと対戦モードで勝利条件は異なり一人用モードでは試合は1回のみ、対戦モードではゲームを繰り返して先に規定本数を取った側が勝利となる(ラウンド開始時のカウント数もモードなどによって異なり、60か99カウントと違いがある)。カウント20から両者共にアーマーゲージが少しずつ減少していく。時間切れの時にアーマーゲージが同じであるとき、すなわちドローだと両者に1本与えられるが最終ラウンドではさらに20カウント延長されて続行される。戦闘の舞台はすべて空中あるいは宇宙空間だが上昇や下降をすることは出来ず、また「リング」と呼ばれる青白い線で引かれた円から外に出ることもできない。弾丸はリングの外でも存在することは出来るが、画面外に出たものは一部を除いて消滅してしまう。「旋光の輪舞SP」および「Rev.X」ではステージセレクトが追加され、選択権は乱入した側にある。ステージそのものの形状は円形に統一されており、BGMセレクトとしての意味合いが強い。B.O.S.SとはBooster of Over-armed Shell Systemの略であり、「シェル」と呼ばれる巨大な支援機を呼び出して合体し自機をまさにシューティングゲームのボスキャラのように操作するシステム。画面下に表示されているB.O.S.Sストックが1つ以上、チャージゲージが1目盛り以上ある状態でA+M+Sの同時押しにより発動する。ただし相手がB.O.S.Sを発動している状態ではこちらもB.O.S.Sを発動することは出来ないため、発動タイミングは駆け引きの重要な要素となっている。発動時B.O.S.Sストックが1つ消費され、チャージゲージ量によってシェルのアーマーゲージが決定される。B.O.S.Sストックはラウンド1開始時2つで、ラウンドを失う度に1つ増える。B.O.S.Sモードは一定時間が経過するか、シェルのアーマーゲージが0になり撃破されると終了する。B.O.S.Sモード終了時にシェルのアーマーゲージが自機本来のそれを上回っていれば、自機のアーマーゲージが差分に応じて回復する。シェルが破壊されると、撃破した相手のチャージゲージが完全に回復する。またチャージゲージは0になるため、終了時の状況によっては却ってピンチとなることもある。なお、B.O.S.Sモード発動中は残り時間のカウントが停止する。B.O.S.Sモードは以上のような性質を持つため発動させる側はいつB.O.S.Sを発動させるか、そして迎え撃つ側も相手のB.O.S.Sをいかに切り抜けていくかが勝負に大きくかかわる重要な要素となっている。アーケード版のストーリーモード(対CPU戦)では、B.O.S.Sモード発動中の敵機体を5回以上倒すと最終ステージで真のボスが出現し、クリア後のエンディングも変化する(Rev.Xは分岐条件が異なる)。Vanish状態でB.O.S.Sモードを発動させると通常と異なるカットインが入り、より強力なFINAL B.O.S.Sモードとなる。FINAL B.O.S.Sモードのシェルは外観こそ変わらないものの攻撃力、耐久力、持続時間の全てが上昇しておりさらに固有の専用攻撃を行うことが出来る。ただし、このモードでシェルが撃破されると直ちにラウンドを失う。またモード終了時のアーマーゲージ回復はなく、そのラウンド中は再度FINAL B.O.S.Sモードを発動させることが出来ない。争いの絶えない世界の中、人々は平和を夢見て地球から宇宙へその住処を移した。人類が宇宙に住み始めて長い年月が経ち……時は宙暦1484年。2人の脱走者。民間警察団体「G.S.O.」とアーリア連邦軍直轄ランダー部隊「S.S.S.」の衝突。悲劇を引き起こした6年前の大使館占領事件。旧世界の人工人間とその裏の何者かの暗躍。「ランダー」を操る人々を巡って様々な物語が交錯する。キャラクターデザインは曽我部修司と高山瑞季が担当。キャラクターが搭乗するランダーのデザインには曽我部に加え麦谷興一、山本七式が参加している。プレイヤーキャラクターは8名のみで、最近の対戦格闘ゲームとしては少ない。しかしプレイヤーキャラクターが搭乗する機体には「Aカートリッジ」、「Bカートリッジ」と呼ばれる性能の異なるバリエーションが存在する。カートリッジの違いは小さなものではなく同じ機体でも攻撃やB.O.S.Sの特性などがかなり変化する上、チャージゲージの分割数まで変化するキャラクターもいる。カートリッジの違いで立ち回り方が大きく変化する機体がほとんどであるため、実質16名のキャラクターが存在すると言える。また機体及びカートリッジ選択時にキャラクターのコスチュームも選択でき、PでAとB各3種類、Rev.XでAとB各5種類存在し機体の色もそれぞれ異なる。アーケードゲーム専門雑誌の『アルカディア』のセンコロページにて発生した漫画。個性豊かなキャラたちが日常っぽいような展開を提供するコメディ。当初は単色の4コマであったが回を進むごとにカラーになり、ついにはRev.Xの初回版にドラマCDとして登場した。学年はなく全員同じクラス。基本は男子は学ランで女子はセーラー服のようだが、男子でもセーラー服を着ているキャラクターが約2名いる。担任は櫻子であり、学級委員はミカ。直接学園に教師・生徒どちらでもないプレイヤーキャラではカレルのみ。カレルの代わりにルキノが生徒として通学している。確認されている部屋は教室・保健室・購買部・ウサギ小屋。Xbox 360版『Rev.X』では、2作のCDドラマを収録したCDを初回限定版購入特典として同梱している。片方はオリジナルの設定を尊重したもの、片方は先述の「センコロ学園」の設定を踏まえたものとなっている。本作はプレイヤー同士の対戦を重視したゲームであり、対戦による大会が数多く開かれている。アーケード版では、2005年と2006年に関東地方でグレフ公認の大会が2度開催されている。この他、各地のゲームセンターで行われる大会を公式サイトで告知するなどメーカー側の強いバックアップが見られる。Xbox 360版は、2007年度のEスポーツスタジアムの競技種目に採用された。グレフは当大会に全面的に協力し、参加者にプレゼントされるグッズや優秀賞賞品の提供などを行った。
出典:wikipedia
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