『ファーストKiss☆物語』(ファーストキッスストーリー)は、1998年4月24日にNECホームエレクトロニクスより発売されたPC-FX用恋愛アドベンチャーゲーム。PC-FX最後のタイトルとなった。本項では、2002年8月8日に発売された続編『ファーストKiss☆物語II 〜あなたがいるから〜』についても記載する。高校卒業までの1か月の間に意中のヒロインと親しくなり、ファーストキスを交わすことが目的。そのため、キスシーンがそのままエンディングとなる。キスシーンは、PC-FXの強力な動画再生機能を活かしてフルアニメーションで表現された。1997年9月の制作発表時の仮タイトルは『ファーストKiss☆』で、同年11月に現在のタイトルに決定した。コンシューマゲーム初となる二部構成を採用し、第一章はヒロインの好感度を上げるための共通シナリオ、第二章は1人のヒロインに焦点を絞ったシナリオとなる。なお、第一章終了時に規定の好感度に達していないヒロインについては第二章に移ることはできず、選択できるヒロインがいない場合はバッドエンドとなる。ゲーム中の街並みは、開発元のヒューネックスが所在する吉祥寺をモデルにしたものとみられる。また、続編『ファーストKiss☆物語II』が「(本作の)4年後の2002年」を舞台とすること、およびゲーム内のカレンダーから、年代設定は1998年と考えられる。2000年2月に開催されたイベントで、本作の権利がブロッコリーに譲渡されたことが発表された。高校卒業を1か月後に控えた主人公・水沢芳彦は、父の急な転勤に伴い秋月(あきづき)市にある父の知り合いの家に居候することになるが、そこは未亡人と年頃の娘2人という女所帯だった。妹の真奈美はなついてくれるものの、姉の香奈にはすっかり嫌われてしまい、複雑な気分の居候生活が始まる。それ以外にも、学校の後輩や入院中の少女など様々な女性との出会いや交流を経験する。主人公がファーストキスを交わす運命の女性は果たして誰か。※オープニングテーマはゲームに収録されたバージョンがフルコーラスとなる(つまり、1番しか存在しない)。全て発売元はムービック。前作から4年後の秋月市を舞台とする続編。淡い初恋の思い出を抱き、久しぶりに秋月市を訪れた大学生の主人公・本郷路魁斗が様々な女の子たちと出会い、新たな物語が始まる。2000年2月19日のOVA『ファーストKiss☆物語 〜Kissからはじまる物語〜』発売記念イベントで制作が発表された。当時は2002年春の発売を予定していた。本作独特のシステムとして「深層心理感応システム」と呼ばれるものがある。これはゲーム中の選択肢を通してプレイヤーに対する心理テストが行われ、それによりゲームの進行が変化するというものである。また、会話と移動でテンポよく進む前作に比べ、本作はテキストを読むことに比重が置かれており、『To Heart』や『Kanon』といったノベルゲームの影響が伺える。アニメーションシーンはあわせて25分以上に及ぶ。登場人物については、主人公が名家の御曹司、またヒロインもアイドル、怪盗、名家のお嬢様などとなっており、1名を除き普通の人々であった前作と比べるとかなり派手である。またヒロインの人数は前作の12人から7(8)人へと絞られた(とはいえ、他のゲームと比べて決して少ないわけではない)。一部の前作の登場人物がゲスト出演する。ブロッコリーでは、『ファーストKiss☆物語』、『プリズムパレット』、本作を三部作と位置付けている。なお、前作で「ハニードーナッツ」があった場所にはゲーマーズが建っている。太字は攻略対象ヒロインである。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。