ゴレスターン州(ペルシア語:استان گلستان Ostān-e Golestān)は、イランの北東部、カスピ海南岸にある州(オスターン)。州都はゴルガーン。人口は2005年に170万人、面積は20,380km²。ゴレスターンの気候は年間を通じて穏やかで過ごしやすい。地理的には平野部とアルボルズ山脈の山岳部に二分される。アルボルズ山脈は東部では北東に向かって高度を下げてゆく。州内の最高地点はシャーヴァル山の標高3,945mである。この地域に人びとが住みだしたのは紀元前1000年ころにさかのぼる。今のゴルガーンの都市近郊に古代都市ジョルジャーンの遺跡を今日もなお見ることができる。ジョルジャーンはシルクロード上にあって、イランの重要な都市であった。また今日のゴルガーンは1937年以前、エステラバーあるいはアスタラーバードと呼ばれた。ゴレスターン州は1997年、マーザンダラーン州から分割された。管下にバンダレ・トルキャマーン、バンダレ・ギャズ、アリーアーバード、コルド・クーイー、ゴルガーン、(世界遺産「ゴンバデ・カーブース」がある)、ミーヌー・ダシュトの諸郡(シャフレスターン)を擁する。少数民族としてはトルキャマーンが州の北部、特にゴンバドやバンダレ・トルキャマーンなどの街に住む。またバローチ、アゼリー人、アフガーン人、アルメニア人のコミュニティもあり、その伝統を守っている。ブワイフ朝やズィヤール朝などのイラン王朝はこの地域に興り、前イスラーム期のイラン文明復興で知られている。たとえばブワイフ朝の君主はサーサーン朝の支配者たちが用いたシャーハンシャー( شاهنشاه: 王の中の王)の称号を名乗った。州内には世界でもっとも高いレンガ造りの塔が立っている。ゴンバデ・カーブースがそれで、この地域の有名なアミールの創建になるものである。
出典:wikipedia
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