史上最大の格闘技ワールド・カップ Dynamite! SUMMER NIGHT FEVER in 国立(ダイナマイト サマー ナイト フィーバー イン こくりつ)は、日本の総合格闘技イベント「PRIDE」の大会の一つ。2002年8月28日、東京都新宿区の国立霞ヶ丘競技場で開催された。TBSが主催し、大会運営をDSEが担当。海外PPVにおける大会名は「PRIDE Shockwave」。前年の2001年にTBSで放送されるようになった格闘技イベント「INOKI BOM-BA-YE」の流れを組み、TBSが主催して、イベントの運営はDSEが実施。これにK-1とアントニオ猪木が協力する形で行われ、K-1とPRIDEの対抗戦というコンセプトが組まれた。総合プロデューサーはK-1の石井和義。開催前は格闘技史上初の国立競技場での興行ということや、日本テレビが放送する格闘技イベント「UFO LEGEND」がDynamite!と競合するにもかかわらず猪木がプロデュースしたこと、柔道金メダリストの吉田秀彦のプロ格闘技転向などで、様々な話題を呼んだ。対戦カードは当初発表されたものと異なり、ヴァンダレイ・シウバの対戦相手がジェレル・ヴェネチアンから岩崎達也に変更。結果、ジェレル・ヴェネチアンの対戦相手も松井大二郎へと変更。さらに、マーク・ハント対ドン・フライのK-1ルールでの対戦もジェロム・レ・バンナ対ドン・フライに変更されるなど、カードの変更が相次いだ。大会中唯一、純正のPRIDEルールにて行われた第6試合ではそれまで単なる大男と思われたボブ・サップがPRIDEヘビー級王者だったアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラに善戦したことで格闘技ファンから認知されることになった。試合後、サップのセコンドに付いていたジョシュ・バーネットが「オマエハモウ、シンデイル」とノゲイラとの対戦を要求し、ノゲイラもこれを受諾した。第7試合の吉田秀彦対ホイス・グレイシーは、頭部への打撃なし、引き込みおよびグラウンド打撃の禁止など、ホイス側の要望により特別ルールで行われた。契約条項にレフェリーストップがないにもかかわらず、レフェリーが試合を止めたためホイス陣営が抗議を行った。屋外での開催のため、天候の関係上、予備日も2日用意されていたが、28日当日は晴天で予定通り開催され、9万人以上の観客が格闘技の試合を真夏の夜の屋外で観戦した。試合前のセレモニーには猪木およびグレイシー一族の長、エリオ・グレイシーが登場し、聖火台に点火して大会が開会された。猪木は第5試合終了後に上空からパラシュートで降下して、PRIDE等で恒例になっていた「1・2・3、ダーッ!」のパフォーマンスも行った。パーフェクト・チョイスでの視聴料金2,000円のPPVによる生中継に加え、TBSで9月1日に14時30分から16時54分の時間帯に録画放送されて、10.6%の視聴率を獲得した(ビデオリサーチ調べ)。PPVの売り上げは10万件を記録して、日本新記録となった。実況は古舘伊知郎、解説は石井和義と高田延彦が務めた。
出典:wikipedia
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