億(おく)は漢字文化圏における数の単位の一つ。現在の日本・中国・朝鮮ではいずれも10を表す。当初は、10倍ごとに位取りの名称を定める「下数」が行われていたので、一・十・百・千・万・億で「億」は10となる。しかし漢代にはすでに10を億とすることが一般に行われており、『漢書』律歴志には「一億三千四百八萬二千二百九十七」のような数が見える。億は「上数」でも「中数」の万万進・万進でも同様に10となる。ベトナム語の億()は10を意味する。10は「」(文字通りには一百兆、兆は百万にあたる)という。億の位および前後の位の命数は以下のようになる。漢字の「億」は音符の「意」と意符の「(にんべん)」を合わせた形声字である。元来は「胸いっぱいに考えられるだけ考える」という意味であったが、これが「考えられるだけ考えることのできる大数」の意味に変わり、ついには「想像も出来ないほどの大きな数」の意味となった。このため、「億」は「万」の次の単位となった。本来の「胸いっぱいに考えられるだけ考える」という意味は、「億」の「」を「(りっしんべん)」に置き換えた「憶」に充てられることとなった。
出典:wikipedia
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