『Lの季節 〜A piece of memories〜』(エルのきせつ・ア ピース オブ メモリーズ)は、トンキンハウスから1999年8月5日に発売されたプレイステーション用デジタルノベル。2001年6月9日にはベストプライス版(廉価版)が発売された。「現実界」「幻想界」と呼ばれる、それぞれ異なる主人公とヒロインが存在する二つの世界からなり、物語の冒頭でいずれかの主人公を選択する事でそれぞれの世界の物語が展開する。本作には作中の各所に設定されたポイントにおいて任意で使う事によりその後の選択肢の内容が変化し、物語の結末に影響を与える「IPS(口出しシステム)」を搭載。なお、2001年には本作のキャラクターや世界観を踏襲した『Missing Blue』、2008年7月3日に5pb.から続編『Lの季節2 invisible memories』がそれぞれ発売され、2009年11月26日には『Lの季節』及び『Lの季節2』の両作品をカップリング収録したPSP用ソフト『Lの季節 ダブルポケット』が発売された。新聞部に所属する聖遼学園高等部2年生の上岡進(かみおか すすむ)は、変わり映えのしない日常への不満を心の奥底に抱えながらもごく普通の学生生活を過ごしていた。そんなある朝、進は自分の持ち物の中に見慣れぬ「七角ペンダント」がある事に気付く。時を同じくして、学園内で頻発する謎の連続意識喪失事件。次々と犠牲者が増えていく中、学園祭に出す新聞のネタを探していた進は成り行きも手伝い、事件の調査へ乗り出す事にしたのだった。聖遼学園内で知られる人気バンド「ZAP」のリーダーを務める、高等部2年生の桐生真(きりゅう まこと)は学園祭最大のイベントである学内バンド対抗音楽コンクールへ出場するために必要なオリジナル曲の作曲に明け暮れる日々を送っていたが、近頃では優勝候補と期待されるプレッシャーもあってかスランプに陥っていた。そんなある朝、真は自分の持ち物の中に見慣れないペンダントがある事に気付く。それは学園内で噂されている不吉な魔導アイテム「魔水晶のペンダント」だった。コンクールの日が近づく中、未だスランプから抜け出せない事に焦る真は、魔水晶に魅入られたようにこれを用い「音楽を生み出す禁断の邪法」に手を染めてしまうのだった。本作では1回目のプレイで到達できるエンディングが限られており、その結末によって次回のプレイから入れるシナリオやエンディングが増えていく仕組みとなっている。なお、本作には多くのアドベンチャーゲームにみられるシナリオやCGのデータ閲覧用の独立したシステムデータを作成する機能がなく、一つのクリアデータを次のプレイに持ち越しながらデータを蓄積する仕様となっている。そのため全ての項目の達成率を100%にする為には、繰り返しクリアデータを持ち越しなければならなかったが、次作『Missing Blue』ではこれらは改善された。
出典:wikipedia
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