SKINOW(スキーナウ)は、日本テレビ→テレビ東京で1982年から1997年3月29日まで放送されていたスキー専門番組。どちらもサロモンの一社提供番組。「SKI NOW '○○」のように、タイトルの最後にシーズン終盤の西暦下2桁がつく。なおこの西暦表記は、半年放送時代は放送終了時点での年が表記されていた(例えば'83であれば82-83年の放送)。スキーブームがおきていた時代背景もあり、スキーヤーの熱烈な支持を集めた番組。海外ロケを踏まえた本格的なスキー専門番組でもある。番組開始初期は、サロモンの一社提供で開始し、海外ロケ企画も多く、販売価格の安い深夜帯枠でも番組制作費は相当なものだったが、サロモンとしては自社の利益というより、スキー業界全体の盛り上がりを目指し、テレビ番組開始に至ったと言われているパイオニア的存在。1983-1984年は日本テレビ制作の5分番組であり、放送時間は地域によって異なっていた。翌84-85年シーズンからテレビ東京の同時ネット番組に昇格し、放送時間も30分に拡大された(のちプライムタイムに移動)。番組オープニングは、毎年ヘリコプターの飛行シーンが登場し、海外のオフピステをトップスキーヤーが滑走する姿を、ヘリから空撮するパターンが多い。ナレーション等の音声は一切なく、テロップによる字幕説明とBGMだけが全編に流れる作り。NG特集の時だけ、ナレーションが入れられた。80年代後半は「レーシングワールド」などのレギュラーコーナーがあり、ダウンヒル競技などのポールレース競技を取り上げた。80年代後半〜90年代前半にかけて大ブームになった基礎スキーの影響もあり、この頃は基礎スキーが多く取り上げられる。オープニング・エンディング曲は、毎年洋楽が使用されていたが、J-POPブームの影響もあり、80年代後半になってからは邦楽が大半を占めるようになる。サロモンの用具提供を受けている者が番組出演者であったが、スキーブーツ、スキービンディングしか自社製品を持たなかったため、出演者の履くスキー板のメーカーはバラバラであった。番組の終わりには視聴者プレゼントがあり、サロモン製スキーブーツとビンディングが景品。5分時代のフォーマットは、提供前クレ→CM→オープニング→本編(ラストに制作著作クレジットが出る)→提供後クレである。1990年4月より冬季期間限定だった放送が年間通じての放送に拡大される。1990年スキーブーツ、スキービンディングだけの取り扱いだったサロモンが、モノコック構造のスキー板をデビューさせ発売。それまでバラバラであった出演者の使用スキー板のメーカーも、サロモンに統一される。さらにサロモンがゴルフブランド「Taylor Made(テーラーメイド)」の販売を開始。社名が「サロモン&テーラーメイド」になり、サロモン以外にテーラーメイドのCMも流れ始める。また、夏季には「GOLF NOW」と言う派生番組も制作された。1992年からナレーターとしてクリス・ペプラーが出演。番組前期にはほとんどなかったナレーションが入り始める。「スキーファイル」などのコーナーが始まり、前期とは内容が少し変わり始める。この頃から爆発的なスキーブーム期が始まり、番組内容も一部の中上級者向けから、レジャー層向けな内容も増え始める。ゲレンデ紹介企画や、レッスン企画もその一端である。サロモンブランドでのウェア販売も始まり、番組出演者の使用マテリアルのほとんどがサロモンブランドで固められ、メーカーのプロモーション効果に大きく貢献した。番組前期で取り上げる種目、選手はアルペン競技や基礎スキーがほとんどだったが、1980年代後半に台頭し始めたモーグルの企画も増え、後期にはモーグルスキーヤーも多く登場するようになった。1990年半ば頃、スバルとエビアンがタイアップという形で協賛。番組内の移動シーンでは、「レガシィ」が登場し、出演者がエビアンを飲むシーンが折り込まれる。しかしブーム下降と共に再び冬季限定へと戻り、やがてスキーブーム終了と長年のスポンサーであったサロモンがアディダスに吸収合併された影響もあり1997年3月をもって14年の歴史に幕を閉じた。放送時間は深夜帯が多かったが、昼や夕方に放送されたこともあった。主にスキー場の多い北日本地区でのネットが多かった。ほか番組から派生したダイジェスト版やレッスンもののビデオが発売されていた。基本的にサロモンの用具の提供を受けているスキーヤーが登場する。
出典:wikipedia
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